②毎日更新の情報
【国立国会図書館で資料を集めてきました】

このゴールデンウィーク中は資料を読むことで時間がすぐになくなりそうです。
セミナーや講演、ジムの会員様に少しでも役立てられるように霞ヶ関の国立国会図書館から資料を手に入れてきました。
この図書館でなければいけない理由は、情報量が比べ物にならないから。それと、その膨大な情報量の中でほしい情報が一瞬で手に入るから。
今回手に入れた資料は、
【身体機能】「太りやすい」体質の原因に影響を与えている栄養環境を含めた環境因子の資料。
そして
【体育の科学】健康を含め、ヒトとして恒常性を保つための『ホメオスタシス』。
と言っても、ジムの会員様ひとりひとりにこれを話してまわろうと、くどい考えはしていません。
あくまでもジムは楽しく、ホームページの記事は真面目に(ジムが真面目ではない訳ではありません 笑)。
少しでもこのジムや私の講演に足を運んでくれた方々からの質問に答えていくためにも。
皆様に健康的な生活や質の良い生活を過ごしていただくためにも。
「ウイスキーから焼酎に変えたけど、そっちのほうがいいですよね?」

「ハイボールから焼酎の糖質オフに変えたんだけど、そっちの方がいいですよね?」
と言う質問がありました。
最近は焼酎でも表示に「糖質オ・プリン体ゼロ」表示の商品が増えているみたいです。
でも、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒はもともと糖質はゼロです。
ですが、糖質ゼロという表示でも100gあたり0.5未満であれば糖質ゼロという表示を許可されています。
以前「カロリーオフ」でもカロリーは100gに対して40㎉以下(飲料であればカロリー100gに対して20㎉以下)であればカロリーオフ表示OK。
「カロリーゼロ」も100㎉に対して5㎉未満であればカロリーゼロ表示OKという記事を書きました。
糖質オフで言えば飲料の場合100gに対して2.5g以下であること。
これが基準です。
「ハイボールから焼酎の糖質オフに変えたんだけど、そっちの方がいいよね?」
実際、僕は「どちらでもかまいません。」とお答えしました。
そして続けて普段の食事を聞いてみました。そちらが重要です。
最近は「お米食べないようにしています」とおっしゃっていました。
その他はあまり変わらないと。
ここでお答えさせていただいたのは「お米」が悪いわけではなく、
1日の食事がどういう食事をしているか?
そしてそこに含まれる糖質がどのようなものになるか?
お米だけ控えて、ハイボールを焼酎に変えただけではなんとも言えない、と答えました。
普段から糖質を摂らない食生活であれば、お米を控えると糖質が抑えられるでしょうが、
普段の食生活が糖質にあふれている中、お米を控えても・・・。
糖質はそれに「悪いモノ」ではないので「悪」呼ばわりしてもいけないもの。
確かにダイエットで脂肪を燃焼させる方法を用いる時、糖質を抑える事は必要になりますが、
過剰に恐れてしまっては逆効果にもなりかねないのでご注意下さい。
サウナスーツVSランニングウェア

いよいよ暑くなってくる季節になりましたね。
雑誌Tarzanで面白い記事が載っていたので紹介します。
サウナスーツとランニングウェア、どちらが基礎代謝を活性化させるか?
一見、サウナスーツの方が汗がよく出てくるイメージがありますが、これは私も何度も伝えている「水分が出ているだけ」であって体脂肪が燃えている訳ではありません。
その上、発汗してもサウナスーツの中では蒸発できないので熱が籠っているだけ。そして辛くて長く走れないので体脂肪も燃えにくいんです。
吸汗速乾性に優れたランニングウェアなら汗を蒸発させ、熱を発散しながら長時間走れます。
よって断然ランニングウェアの方が優れています。
〇〇ドリンクは効かない?

僕はそこまでお酒飲みではありませんから、お酒を飲む前にウコンドリンクなどで用心することはありませんでした。
まぁ効果ないだろうな、程度でしたがある資料を読んで事実が面白いので掲載しておきます。
案の定、ですが。
「二日酔いの予防」、「肝臓を守るため」のキャッチコピーのウコンドリンク。
その効果について医学的に信頼できる話はひとつもないコト。
そしてウコンドリンクは逆にアルコール性肝障害を引き起こしやすいコト。
アルコール性肝障害は多くの要因が絡み合って発症しますが、中でも飲酒にともなう酸化ストレスの影響が多いというコト。
アルコール性肝障害の患者の肝臓内には、鉄が過剰に沈着していることが報告されており、「鉄」の存在がアルコール性肝障害を起こしやすくしていると考えられています。
ウコンには鉄が大量に含まれているため、ウコンを大量に摂っていると、アルコール性肝障害をかえって悪化させてしまう可能性があるということ。
また、ウコンドリンクを摂取して起きた「劇症肝炎」の症例も報告されているようです。
C型慢性肝炎、B型間肝炎、2型糖尿病などの患者さんがウコンを摂取した時、命に関わるような重い急性肝炎、劇症肝炎になったと報告があります。
健康食品、サプリメントウコンはその効果を示す科学的な証拠が十分にない一方、アルコール性肝障害を進展させる可能性があるとして注意は促されています。
しかしウコン製品の中には鉄の含有量の少ないモノもあります。
ウコンドリンク同様シジミ汁も鉄分が多い食品です。
適度ある飲み方であれば問題はありませんが、飲酒する前だからと過剰に摂取すれば逆効果になってしまうので注意です。