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リバウンドの原因の図を作成しました

リバウンドの原因は大きく3つ。
運動や生活習慣が乱れていると基礎代謝が下がり、今まで通りの食事をしているとカロリーがオーバー気味になって太ってしまう。
一気に痩せようとすると、体は体外に出す栄養を留めようとし、摂取する栄養分を過剰に吸収する。
食事の摂取カロリーを極端に低くすると、食欲を抑制するホルモンの分泌を抑えるので相対的に摂取する食事が増える。
刑務所に入ると糖尿病が良くなるワケ②

刑務所に入ると糖尿病が改善するそんな話を聞いたことはありませんか?
実は、これには科学的な裏付けがあります。鍵となるのは、「水溶性食物繊維」と「生活習慣の安定」です。
◆ 刑務所での食生活の特徴
刑務所では、主食に「麦飯」が採用されていることが多く、これに含まれる水溶性食物繊維の摂取量が非常に多いのです。
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不溶性食物繊維:一般人と受刑者で大差なし
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水溶性食物繊維:一般人の約5倍
この水溶性食物繊維は、腸内環境を整えるだけでなく、血糖値の上昇を緩やかにし、インスリン抵抗性を改善する効果があることが複数の研究で報告されています。
◆ 医師も驚く“改善例”
ある受刑者の例では、入所時95.7kgあった体重が、1年9ヶ月(21ヶ月)で66kgまで自然に減少。
月平均約1.4kgのペースで、医師が驚くほどの「理想的な減量」が実現されたのです。
注目すべきは、特別なダイエットや食事制限は行われていない点。
むしろ、カロリーは1日2,500kcal前後と、一般成人男性の標準摂取量に近い数字です。
◆ 規則正しい生活こそが最大の薬
このような体重と血糖の改善の背景には、以下の「当たり前」があります。
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安定した睡眠時間
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減らさないバランスの良い食事
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適度な運動(作業や体操)
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毎日の決まった生活リズム
医師の間では、刑務所での改善を見越して、糖尿病薬をあえて投与しないケースもあるほどです。
◆ ハニーラルヴァのアプローチ
私たちハニーラルヴァのオンラインダイエットでは、この「生活習慣の質(QOL)を高める」という本質に着目し、次の3つを徹底してサポートしています。
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減らさない食事(必要な栄養はしっかり摂る)
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安定した睡眠と生活リズムの確保
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無理のない運動習慣の構築
ただ体重を落とすだけのダイエットではなく、「身体を整える=健康を取り戻す」ことを目的としたサポートです。
◆ 関連論文
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Chandalia M. et al., "Beneficial Effects of High Dietary Fiber Intake in Patients with Type 2 Diabetes Mellitus", New England Journal of Medicine, 2000.
→ 水溶性食物繊維がインスリン感受性を改善したという代表的研究。 -
Makki K. et al., "The impact of dietary fiber on gut microbiota in host health and disease", Cell Host & Microbe, 2018.
→ 腸内細菌と血糖コントロールの関係を明らかに。
◆ 最後に
少し悔しいかもしれませんが、「健康」という面では、現代人よりも刑務所の受刑者の方が生活習慣が整っているのが現実です。
だからこそ、私たちはジムやオンラインを通じて、日常の中で“健康のコントロール”を持つことの重要性を伝えていきたいと思っています。
刑務所に入ると糖尿病が良くなるワケ➀

【なぜ刑務所で糖尿病が改善されるのか?】
~麦飯と規則正しい生活が生む“生活習慣病”の逆転劇~
「刑務所に入ると血糖値が改善し、糖尿病が良くなる」という話があります。
驚かれるかもしれませんが、これは実際に多くの医療関係者や矯正施設内のデータからも報告されている事実です。
一見すると「カロリー制限され、強制労働をさせられるから当然だろう」と思われがちですが、それは誤解です。
たとえば東北最大級の福島刑務所では、
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6:40起床 / 7:10朝食 / 7:50作業開始
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12:00昼食 / 12:30~16:30作業 / 17:00夕食・余暇
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21:00就寝
という規則正しい生活を送りながら、1日8時間以内の労働(週40時間以内)に従事しています。
食事も決して“粗末”ではなく、麦飯を中心とした主食に副菜・汁物がついたバランスの良い献立。
平均摂取カロリーは2200~2600kcal程度で、日本人の平均と変わらないか、むしろ多いほどです。
▷ 麦飯が血糖値改善のカギ
ここで注目すべきは「麦飯(バクシャリ)」の存在。
麦飯とは、白米に押し麦や胚芽押麦を混ぜたもので、食物繊維が豊富かつ低GI(血糖上昇が緩やか)という特徴を持ちます。
実際に、大麦の摂取が血糖値やインスリン感受性の改善に有効であることは複数の研究で報告されています。
◉ 参考論文:
Tosh SM. (2013). “Review of human studies investigating the post-prandial blood-glucose lowering ability of oat and barley food products.” European Journal of Clinical Nutrition, 67(4), 310–317.
この論文では、大麦に含まれるβ-グルカンが、食後血糖上昇を有意に抑制することが示されています。
さらに、刑務所内では「毎日同じメニューが出ないように1ヶ月献立が被らない」ほど管理が徹底されています。これは家庭では難しいレベルの食事管理です。
▷ 規則正しい生活×低GI食×適度な身体活動=自然な改善
実際、刑務所に入ってから
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インスリン投与が不要になった
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内服薬を減らせた
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HbA1c(平均血糖値)が正常域に戻った
というケースも多く報告されています。
これは、「運動を強制されたから」だけでなく、生活リズムの整備・麦飯のような血糖調整作用のある食品の継続摂取が、大きな要因となっているのです。
◆ ジムでの取り組みとして
当ジムではこの事例に注目し、「薬に頼らず、食習慣と運動習慣で血糖を改善する方法」を皆さまに伝えています。
特に、麦飯を取り入れた食事指導は、私のオンラインダイエットメンバーにも推奨しており、現場での変化も実感されています。
「我慢ではなく、整える」
これは刑務所の例から私たちが学べる、生活習慣改善のヒントかもしれません。