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太りにくい人ほど溜まる可能性のある脂肪
前回の記事で載せた、太りにくい人ほど溜まる可能性のある脂肪。
本来、溜まるはずのない細胞の中に溜まる脂肪。皮下脂肪、細胞脂肪以外の脂肪。
脂肪が溜まらないはずの臓器をつくっている細胞の中に溜まる細胞。
「異所性脂肪」。
異所性脂肪は重い病気に直結します。
糖尿病や非アルコール性脂肪性肝疾患の脂肪肝、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)など。
異所性脂肪は目で確認できず、予防も難しいのが現状。
CT画像など、従来の検査法では判別することができないのが厄介です。
精密に測る方法はMRI検査の一種、MRS検査など特殊な方法しかありません。
それゆえ、実際に発症したり、病気の兆候があらわれたときに、血液検査のデータを見て医師が推測するほかありません。
異所性脂肪は臓器の中にあるため正確な判断が難しいとされていますが、自覚する術がないというわけではありません。
推測のサイン。それは内臓脂肪がたまっているという事。
個人差があるため一概には言えずとも、異所性脂肪と内臓脂肪は比例します。
内臓脂肪量が多い人は異所性脂肪の量も多いと言われています。
要するに、内臓脂肪を溜めない生活をするという事が予防に繋がります。
皮下脂肪、内臓脂肪、異所性脂肪の順に脂肪が溜まっていくと考えられています。
よって、逆に異所性脂肪、内臓脂肪、皮下脂肪の順に減らしていく事が可能。
肥満指数のBMI指数を自分自身で把握し肥満を注意しながら予防していく事がカギとなります。
外見が太っているから「肥満」ではありません。
身長と体重を基準にした「ボデ・マス・インデックス」のBMIを測定しないと肥満かどうかは判断できません。
このBMIが25以上を過体重、30以上が「肥満」とされています。
日本人ではこのBMIが22の時に
高血圧、脂質異常性、肝障害、糖尿病などの病気になっている確率が低いとされています。
「肥満」とは「身長に対し過剰に脂肪が蓄えられた状態」という定義になっています。
見た目には「太っている」けど健康、「痩せている」けど不健康。
「肥満」かどうかも「健康」かどうかも見た目では判断できません。