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ハイポニカ栽培法の一本のトマトの木
この画像は1985年の科学万博エクスポに展示された一本のトマトの木です。
もちろん僕は1985年には赤ん坊なのでこの事は覚えてもいません。
今回、呼吸法を調べて丹田呼吸を追求していくうちにここに出会いました。
トマトの木、一本からなっているんです。
もしこのインパクトあるトマトの木で科学万博の記憶が蘇る方もいらっしゃるかと思います。
1万2000個もの実をつけたのは1本の木についているんです。
この栽培法を植物学者の野沢重雄氏が水気耕栽培ハイポニカと名付けました。
普通のトマトの木は多くて20個~30個の実がなるくらい。
このハイポニカ栽培は水栽培に似てはいるが全く異なる発想。
それは、必要な養分、温度、水流を与えるのはもちろんだけれどもそれと表裏一体となって、
成育に不必要な阻害物質を徹底して取り除くという考え方。
阻害物質を徹底排除することによって、トマトの種子が本来その中に秘めている能力を全開に発揮させようとしたところに
野沢氏が注目したところから始まった。
画像を見てみればわかる通り、1本のトマトの木の能力には驚きを隠せない。
丹田呼吸もハイポニカと全く同じ理屈。
人間にとっては体内での不要物あるいは邪魔として扱われるものに真っ先に挙げられるのが
炭酸ガス
生きていく上でのエネルギーの血糖、つまりブドウ糖が酸素と細胞内で酸素と化合して分解することによって得られる。
その時うまれるのが水と炭酸ガス。
水は一部は尿、そして汗となって排出。一部は再利用。
だけど炭酸ガスは再利用されることはない。
炭酸ガスを排除する呼吸、それが
丹田呼吸
となります。
吸うよりも吐くこと。
徹底的な排除のため次に自動的に入ってくるのが酸素というわけで、
丹田呼吸は繰り返し書く通り、
吐くこと。
これが今回の「リラックス法」に通じる呼吸法のひとつになります。