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2025-06-19 21:57:00

なぜ筋肉を減らしてはいけないのか?(前半)

ダイエットするにはなぜ筋肉を付けながら痩せなくてはいけないか?(前半)

〜健康的なダイエットには「筋肉の維持」が欠かせません〜

 

「ダイエットをするなら筋肉をつけながら痩せましょう」と、耳にしたことはありませんか?


このアドバイス、実は最新のスポーツ栄養学・生理学の観点からも非常に理にかなっています。

 

● 筋肉を失う=代謝が落ちる

 

筋肉(特に骨格筋)は、安静時でもエネルギー(カロリー)を消費する「代謝の主役」です。


このエネルギー消費量は 基礎代謝(BMR) と呼ばれ、1日の消費カロリーの約60〜70%を占めるとも言われています。

 

筋肉が減れば、当然この基礎代謝も低下し、同じ生活でも太りやすく痩せにくい体質になってしまうのです。


👉(参考)Wang et al., 2010, Obesity Reviews

 

● 筋肉を維持すれば、体重が減らなくても体脂肪は落とせる

 

たとえば…

  • 体重60kg・体脂肪率20% → 脂肪量は12kg

  • 体重は60kgのままで体脂肪率18% → 脂肪量は10.8kg

 

つまり、体重はそのままでも1.2kg分の体脂肪が落ちていることになります。


しかも体重が変わらないということは、脂肪の代わりに筋肉量が増えているということです。

 

この変化は見た目に大きく影響します。体重ではなく「体組成(何で構成されているか)」が大切なのです。

 

● 極端な食事制限が危険な理由

 

体重を早く落とそうとするあまり、

 

  • 食事量を極端に減らす

  • 炭水化物や脂質を過度にカットする

 

などの無理なダイエットは、筋肉をエネルギー源として分解してしまう「カタボリック状態」に陥ります。

 

その結果…

 

  • 筋肉減少 → 代謝ダウン

  • 栄養不足 → 排便・排尿のコントロール低下

  • 水分不足 → 筋肉の7割が水なので、さらに筋肉量が減少

 

こうして体は「痩せにくく、リバウンドしやすい」状態に。

 

👉(参考)Tipton & Wolfe, 2001, Journal of Sports Sciences

 

 

● ダイエット成功のカギは「筋肉を守ること」

 

ハニーラルヴァでは、体重の変化よりも 体脂肪率の減少と筋肉量の維持・増加 に注目しています。

 

✔ 極端なカロリー制限を避ける
✔ 水分摂取を怠らない
✔ 筋力トレーニングを行い、筋肉を維持・増強する

 

これらを守ることで、リバウンドしにくく、見た目も引き締まった健康的な身体を作ることができます。

 

🔜 次回予告

 

 

次回は「筋肉(除脂肪体重)を減らしてしまうとどうなるか?」「筋肉が多いとなぜダイエットに有利なのか?」をさらに深掘りして解説します!

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