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2025-06-20 11:01:00

なぜ筋肉を減らしてはいけないのか?(後半)

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〜昨日の記事の続きです〜

 

前回は「なぜダイエット中に筋肉を減らしてはいけないのか」を解説しましたが、今回はその続きとして、筋肉が多いとどんな良いことがあるのか?についてご紹介します。

 

■ ① 筋肉は“代謝を生む熱源”である

 

筋肉量が多くなると、基礎代謝が向上し太りにくい身体になります。

 

その理由は、筋肉がエネルギーの75%以上を「熱」として放出しているから。筋収縮によって生じるこの熱(いわゆるふるえ熱産生)は、体温の維持や体内環境の調整に貢献しています。

 

実際に、安静時の熱産生の約60%は筋肉が担っているというデータもあります。


👉(参考)McArdle et al., Exercise Physiology, 2010

 

つまり、筋肉が多いほど「熱を生む体」になり、脂肪が燃えやすく、冷えにくい体質になるのです。

 

■ ② 筋肉は“ポンプ”として血流・リンパの流れを助ける

 

筋肉の収縮と弛緩の繰り返しは、静脈やリンパ管を圧迫し、血液やリンパ液の還流を促進します。これを「筋ポンプ作用」と呼びます。

 

  • 筋肉量が多い → 血流が良くなる → むくみにくい

  • 筋肉量が少ない → 血流が悪くなる → むくみ・冷え・代謝低下の原因に

 

つまり、筋肉は「流れを作る」存在でもあるのです。血液循環がよくなることで、代謝が促進され、脂肪分解や老廃物の排出もスムーズになります。

 

■ その他にも筋肉は重要な役割を担う

 

  • 衝撃から骨や内臓を守る保護材になる

  • 正しい姿勢を保つ「姿勢保持筋」として働く

  • さらに、脳の神経細胞の減少を抑えるという研究も注目されています
     👉(参考)Liu-Ambrose et al., 2010, Archives of Internal Medicine

■ 結論:筋肉量を増やすことは、最強のダイエット対策

 

まとめると、筋肉量が多いと…

 

✅ 熱を生み出し、太りにくい体を作る
✅ ポンプ作用で代謝が上がり、むくみにくくなる
✅ 骨や内臓を守る
✅ 姿勢を整える
✅ 脳機能の低下も防ぐ可能性あり

 

 

 

筋肉は、ただの「動くための組織」ではなく、代謝・循環・姿勢・神経の中心にある大切な存在です。


これこそが、「筋肉を守りながら痩せましょう」という提案の本当の理由です。

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