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2020-11-03 06:31:00
寒い場所と暖かい場所とでは、病気の発症率も変化する
高知県梼原町の話で面白い記事を見つけたので載せます。
「家の中で着込まずに」過ごすと、物忘れが減り脳が衰えづらくなる。
高知県の梼原町(ゆすはらちょう)の高齢化は40%以上で世界トップクラス。
これを見て『日本の2050年の姿』とされているため、この町のデータを取ることにしたという。
その街で2002年以降寿命が延びているデータが出てます。
「室温」が理由。
慶応義塾大学の研究チームが40代~80代の脳のデータをとってみると、
「寒い家に住む人」は「暖かい家に住む人」より脳神経の質が低下するという結果が出ました。
例として高血圧発病確率を見てみると、
夜中の0時の時点で居間の温度を18度以上保てていた人に対し、18度未満の人は6倍7倍も発症しやすい。
死亡確率では、夜間の室温が9度以上の室内環境で過ごしていた人に対し、9度未満の人は4年間に循環器疾患で死亡するリスクが4倍高くなる。
これらの研究は職業、喫煙、飲酒、食事の味付けはほぼ調整済み。
要するに「室温」だけでここまでの差が出てしまうこと。
室温を温かく保つためには「窓」。
冬場は窓から60%の熱が逃げます。
尿意のデータでも、就寝前に室温が18度と12度未満の家では1.6倍も頻尿になるというデータもあります。
寒い場所に適応した体を持っている人種ならともかく、日本人の体は低い温度になるほど色々な支障が出てくるデータになっています。