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2020-11-06 22:28:00

急性アルコール中毒者に最初に行う事

急性アルコール中毒者に最初に行う事

アルコールの過剰な摂取による急性アルコール中毒。

 

この介抱の目的は患者さんを死亡させない事

 

コロナが少しずつ緩まり、お酒を提供する飲食店さんにも客足が戻ってきている反面、

 

年末に近づいているせい?もしくは自粛のストレスが解放されてきているせい?

 

急性アルコール中毒での救急搬送が日に日に増えていると、医療従事者が語っていました。

 

僕自身も上級救急講習を受けており、AEDの使い方や介抱の方法を学んできましたが、

 

それも合わせてこのホームページに急性アルコール中毒の注意点を記載しておきます。

 

急性アルコール中毒のパターンは、

 

➀血中アルコール濃度が上昇し、呼吸数や血圧、体温の低下が起きるパターン。

 

②嘔吐物によって気道が閉塞し、窒息する場合もあります。

 

このパターンを防ぐために行う事は、周囲にある毛布や洋服で体を暖め、そして回復体位にする事。

 

画像が「回復体位」です。

 

回復体位は、呼吸は正常だけでも反応がない患者への姿勢。

 

➀患者を横向きにする

 

②下に位置する腕を前方に伸ばす

 

③上に位置する腕を曲げて、その手の甲の上に患者の顔をのせる

 

④上に位置する脚を90度に曲げ横向きを安定させる

 

この回復体位で、舌根沈下や嘔吐物による窒息を防ぐことができます。

 

そして病院に行かなくてはならない場面とは?

 

患者を介抱し、命の危険性を感じたらすぐに病院です。

 

以下の項目にひとつでも当てはまったら病院に向かいましょう。

 

➀大きいイビキをかいている

 

②痛みや刺激に反応しない

 

③体が冷たくなっている

 

④呼吸が状態不安定

 

⑤頭を打っている可能性がある

 

特にめいてい状態中の頭部打撲によって、外傷性くも膜下出血の可能性は少なくありません。

 

意識の状態がめいていなのか頭部外傷によるものなのかはCTを撮らないと分かりません。

 

この場合にも病院は必要不可欠です。

 

そもそもの安全対策は、単純に急性アルコール中毒にならないようにすること。

 

これ以上ありませんね。

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