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『ゾーンに入る』とは?
スポーツ競技をしている人は経験があるかもしれません。
僕がボクサー現役時代もそうあったかもしれない「ゾーンに入る」という事。
僕自身がその時がゾーンに入っていたのかは分かりませんが、試合中リング上で相手のパンチがゆっくりに見え逆に「わざと遅いパンチを打っているのか?」と思ってしまうほどの体験はありました。
だから早くパンチをかわしてしまえばそれはそれでタイミングと空気が崩れる、となんだかぎこちなくしっくりこない状態は何度かありました。
その時の状態で覚えている事は、緊張感と高揚感と恐怖感がはち切れんばかりで興奮が最高潮に達している時だったと思います。
僕の場合はスロースターターと言われていましたが序盤から相手に全力で向かうファイトスタイルだったため、よくこういう「ゾーン?」らしき状態の時は初めのラウンドだった覚えがあります。
でも先ほど書いた通り、相手のパンチが遅すぎて逆に色々勘ぐってしまった(わざと遅くしているのか?)ので、避けるのが早すぎてそのあとのタイミングや試合のコーディネートにずいぶん狂いが出た気がします。「計算が合わなくなる」みたいな。
あとあとその相手のパンチスピードは全力だったなと分かりましたが、僕は慎重に慎重を重ねるタイプだったのでそこで見切りを付けず、最後まで危ない橋は渡らずの試合運びでした。
それは置いておいて、ゾーンには2種類あると言われています。
スポーツ科学や心理学の分野では「ゾーンには1種類しかない」という事が前提でした。
サザンクルス大学で心理学を研究している研究チームの資料が面白かったので載せます。
ゾーンには「フロー」と「クラッチ」の2種類。
フローは余裕で「実現させる」。
クラッチは瞬間的・意図的にギアを上げて「実現する」。この2種類。
この2種類のゾーンについてはまた後日記載していきます。