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2021-01-19 16:45:00
昼寝が睡眠物質を高める方法?
睡眠物質を初めて見つけたのは日本人。
1909年に愛知医科大学(今の名古屋大学医学部)の石森國臣博士が、眠らせないでおいたイヌの脳脊髄液を他のイヌに注入すると眠ってしまうことを見つけました。
脳の中の脳内物質を発見した証拠です。
さて、昨日の記事の続き。
「睡眠物質を高める方法」とは?
まず「運動」です。
筋肉の動きは脳でコントロールされています。
身体をたくさん動かすと脳の活動も活発になり、睡眠物質が多く作られます。
よく運動した人と安静にしていた人の睡眠中の脳を比べると、運動した人は深く眠り、安静にしていた人は眠りが浅かったことが分かっています。
そしてもうひとつは「昼寝」。
正しい昼寝をする事です。
意外かもしれませんが、正しい昼寝をすると睡眠物質が溜まりやすくなります。
睡眠物質を以外に眠気を作り出すのが「体内時間」。体内時計による眠気のピークは1日に2回。
一番大きなピークは午前2時~4時。
2番目は午後2時~4時。
この午後のピーク頃には、眠気のために活動量が減ってしまい、睡眠物質が増えにくくなります。
そのタイミングに合わせ午後3時までの間に20分ほどの昼寝をすると、午後の眠気が減って脳や身体の活動量が増えます。
その結果、昼寝をしない時よりも、睡眠物質が多く作られるという訳です。
つまり、適切な方法で眠気を減らせば身体が効率的に活動できるようになり、睡眠物質が効率よく増やせるという事になります。
ただし、午後3時以降に仮眠を取ると、睡眠物質が減ってしまい、夜に寝つきが悪くなり眠りが浅くなったりします。
正しい運動や睡眠で仕事のパフォーマンスを上げながら睡眠物質を増やしましょう。