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大腰筋を知っておいて下さい。
大腰筋。
腰椎全体(個人差もありますがおおよそ胸椎の12番から腰椎の4つあたり)から出ている筋肉、途中、腸骨筋と合わさって「腸腰筋」という筋肉になります。
腰椎から始まった腸腰筋の最後尾は足の骨、大腿骨の小転子まで。
ここまでは付着している骨の説明なので、筋肉や骨の名前が小難しくて頭に入ってこない方は忘れちゃって大丈夫です(笑)
さて大腰筋の働きですが、なにするところなのか。
体幹で大事なところ・・・。とまで耳にした事ある方もいらっしゃるのでは?
大腰筋の大きな働きは「モモを上に上げる、股関節を持ち上げるような動き」に関わってきます。
他には股関節を外にまわす外旋の働きもあります。
股関節が開く時に閉じる働きもする内転の働きもあります。
外旋や内転という働きもりますが大きな役目は足を上げる屈曲。
おおまかな説明はここまでで、「体幹」に関わってくる大腰筋の動きとは?
腰が後ろに反れる場合と前に屈む場合、そして横に体を倒した場合、縮んでいない(伸びている側)腰の大腰筋は後ろに回旋されます。
これが大腰筋の解剖学になります。
ですがこの大腰筋をいちいち意識して身体を動かしているわけではないと思います。
単純にお腹の奥、シックスパックの腹直筋の奥にあるわけですから、感じにくい筋肉になってしまっています。
使いたくても使えない、だけど大切だから使わないと。
そんな筋肉「大腰筋」。
どうやって意識するか?
ちょっとやってみて下さい。
まずはじめに使えていないパターン。
モモ上げ時。
その時に使う筋肉に太ももの上のほうに意識がいっていたら大腰筋が使えていません。
ここからは大腰筋を使うパターン。
ハニーラルヴァで指導しているので「やった事ある動きだ」という方もいらっしゃるかと思います。
骨盤や股関節の体操時、僕から「おへその下のラインと太ももの上をそれぞれ近づけてみて下さい。」と言われている方がいらっしゃると思います。
インナーマッスルを含め、大腰筋も奥の筋肉なので普通に生活していたら意識する事はない筋肉になってしまっていると思います。
体幹トレーニングにしろ、意識するところを意識しないでポーズをしていると、なにも奥の筋肉にはひびきません。
ハニーラルヴァのトレーニングで「ドローインを意識して下さい」「腰だけを丸める事を意識して下さい」など様々な身体の意識を伝えていますが、あの言葉ひとつひとつには普段意識していないであろう体の奥の筋肉に自然に意識できるようにしてもらっています。
ボクシングでのフィットネスでも同じ。指導通り「ひねったり」することで大腰筋に自然に意識ができるようにしてもらっています。
大腰筋が使えていないと腹直筋ばかり発達してしまいます。
腹直筋などの外側も大事なのですが、外側ばかり意識しているといつまでも中にある大事な筋肉には届かないので「意識する事」は大切にトレーニングして下さい。