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危険なダイエット方法①
危険なダイエット方法を何日かに分けて記事にしていきます。
『危険な』というのは、文字通り安全ではなく不健康な方法。
もしかしたらやってきてしまった過去があるかもしれないし、今現在おこなってしまっているかもしれない。
そういう人のためにも参考にしてほしいと思います。
なぜ危険なのか?
なぜ不健康になるのか?
それを知っていれば、危ないダイエット方法に手を出す事を避ける事ができ、無駄にお金を使わなくなる。そしてダイエットしたい時にいつでも簡単にできるようになります。
まず、日本人に多いカロリー制限VLCD『ベリーローカロリーダイエット』
簡単に言えば食べ物を過度に制限して体重を落とす方法。
ダイエットは間違いなくカロリーの収支なのですが、多くの人が間違っている方法、それが
「少なくすればするほど痩せる」
そう思い込んでいる人が大勢います。
このベリーローカロリーダイエット(VLCD)は1970年代に専門の医師によって取り入れられた方法です。
タンパク質と塩を中心とした食事を継続しカロリーを極端に落としていかなければいけない
患者専用の食事管理方法です。
これを特に一般人が行っている人が多いのが日本。
この方法はもともとBMI35~40くらいで、すぐにでも体脂肪を落とさないと生命の危険がある人向けの方法です。
メディアで取り上げているVLCDは1日600kcal未満と表示されている事が多いですが、本来はドクターに管理してもらった上での方法。
600kcalとは吉野家の牛丼並み盛り1杯(おおよそ633kcal)。※吉野家カロリーサイト参照。
600kcalという食事管理ができていますか?
一日、自分が何kcalの食事を摂取しているか管理できていますか?
まず、管理ができていない人が糖質制限やカロリー制限をしていても『どれくらい減らせば良いのか?』分からないまま実行し、全く意味がなくただただ体を不健康にして容姿も崩していくことでしょう。
このVLCDは早急な改善が必要な糖尿病患者さんや肥満の人向けの治療方法です。
極度の空腹感があったりしませんか?
睡眠が安定していなかったりしませんか?
体温が下がったり、基礎代謝が下がったりしてきた感覚はありませんか?
倦怠感があったりしませんか?
過度なカロリー制限はこういった症状を引き起こす事があります。
場合によっては拒食症の症状も引き起こします。
拒食症とは太る事への強い恐怖心から食べる事が怖くなる症状『神経性食欲症』という摂食障害です。
こうした過度な食事を継続させたあとにやってくるのは?そう皆さんも聞いた事ある、
リバウンドです。
このリバウンドという症状。
著しくカロリーを減少させると『グレリン』というホルモンの分泌量が増えます。
あせって食事を戻しても、このグレリンが多くなると、分泌は1年ほど継続してしまいます。
このグレリンは心身の疲労や睡眠不足などでストレスがいっぱいになる時も増加します。
疲れた時やストレスがいっぱいある時に、飲んだり食べたり食欲で満たそうとする経験があったりしませんか?
このグレリンは増えるとレプチンという食欲を抑制するホルモンが十分分泌されなくなるので食欲が抑えられなくなる影響にも通じます。
体重減少、体脂肪減少のためにダイエットするのならまずポイントを抑え、危険だと言うことはやらず、健康的に容姿も整えていきたいところです。