②毎日更新の情報
危険なダイエット方法③
糖質制限について触れましょう。
糖質制限は短期的なダイエットには向いています。
糖質制限の方法は皆さんどのようにしていますか?
甘いモノを控える?炭水化物を控えめにする?
糖質制限とはケトジェニックダイエットと称されます。
ケトジェニックとは糖質を摂取しない代わりに脂質(正確には脂肪酸)からケトン体というエネルギーを作ります。
脂質を積極的に摂取し、このケトン体を糖質(正確にはグリコーゲン)の代わりのエネルギーとさせる方法です。
※通常の脂質代謝も変わらず行われています
このケトン体を作っている状態をケトーシスと言います。このケトーシスは前回の記事でも触れました。
このケトーシスの状態を維持するためには、炭水化物の量を1日の総摂取量の10%までに留めなければいけません。
少し甘いモノを控えている
炭水化物の量を減らしている
この程度では10%をゆうに超えてしまうでしょう。
一般的に1日のカロリー総摂取量がおおよそ2000kcalと言われている、活動量が普通の女性。
その10%が炭水化物の量となると200kcal。
1g炭水化物4kcalになるので50g
1日50gの炭水化物量に抑えないとケトーシス(糖質制限)の状態を維持できません。
糖質制限を行っているという皆さん、50gに抑えられていますか?
ご飯茶碗1杯がおおよそ約55gになるので、1日ご飯一杯も食べれません。
まず糖質が太るという事はないという事。
このシリーズの初めにも話した通り、
消費しているカロリーに対して摂取しているカロリーが多ければ
体重は増え
消費しているカロリーに対して摂取しているカロリーが少なければ
体重が減る
これが大前提になるので、脂質であろうが糖質であろうがタンパク質であろうがなにも変わりはありません。
最近のブームによって糖質制限患者のための治療法が流行りになっていますが、これも最初のシリーズで記載している通り、致命的な患者へのアプローチのための治療法にすぎません。
この糖質制限、短期的には体重を落とす事はできますが、12ヶ月の他のダイエットと比較した時に体重幅減少に違いが無いと報告があります。
長期的には向かないという事と、健康的ではなく、容姿が整えるのが難しいというウィークポイントがあります。
明日は糖質制限を行うと、どうしても筋肉が減ってしまう理由。相対的に筋肉を減らざるを得なくなってしまう事についてお話します。