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2025-06-16 08:10:00

肩こり・五十肩を防ぐ「伸ばす・縮める」運動のすすめ

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現代人に欠けている「胴体の使い方」

 

 

高い棚の上のモノを取ろうとすると、多くの人は腕を思い切り伸ばし、届かなければつま先立ちになります。


しかしこの動きでは、胴体(体幹)や肋骨周辺がまったく働いていないことがほとんどです。

 

 

この“腕だけ・足だけ”に頼る動きの癖が積み重なると、ギックリ腰五十肩といったトラブルを招くリスクが高まります。

 

 

■肋骨の動きが肩の可動域を決める

 

 

肩関節の可動性を高めるには、肩や腕のマッサージや温熱療法だけでは不十分です。


肋骨と肩甲骨は筋肉でつながっており、肋骨の動きが制限されると肩の可動域も制限されるからです。

 

 

実際に、五十肩患者の研究では、胸郭の可動性(特に第5〜第8肋骨)と肩の可動域には有意な相関があることが報告されています(Yoo et al., 2013)。

 

🔍【参考文献】
Yoo, I.G., et al. (2013). The effects of thoracic mobilization and extension exercise on thoracic alignment and shoulder function in patients with adhesive capsulitis. Journal of Physical Therapy Science, 25(3), 321–323.

 


 

■「伸ばす・縮める」で肋骨を刺激しよう

 

 

「伸ばす・縮める」というシンプルな動きは、以下のような多くの効果を引き出します:

 

 

  • 肋骨が上下に動き、胸郭が柔軟に保たれる

  • 肩や首まわりの負担が減る

  • 骨盤との連動が生まれ、ウエストも引き締まる

  • 体重移動がスムーズになり、スポーツや日常動作が軽快に

 

 

特に骨盤と肋骨を引き離す意識をもって動くと、自然と体幹が活性化し、姿勢も美しくなります。

 

 

 

 

■現場での応用:体幹から動かす癖づけ

 

 

ジムでは、「腕を使う前に、まず体幹を使う」という意識をトレーニングの中で根づかせています。


マシンではなく、重力と自体重を活かした動きで「伸ばす・縮める」を日常に取り入れることが、長期的な健康と可動域維持の鍵です。

 

 

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