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肋骨と骨盤の間を“伸ばす・縮める”柔軟性」
私たちの身体の中でも、「肋骨と骨盤の間のスペース」、つまり**脇腹(外腹斜筋や内腹斜筋、腹横筋のあたり)**は、柔軟性と可動性の面で見過ごされがちです。
しかし、ここを意識的に**“伸ばしたり縮めたり”**できるようになると、以下のような全身運動への良い効果が期待できます。
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背中(広背筋や脊柱起立筋)にまで連動した動きが生まれる
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肩周り(肩甲帯)がより大きく動かせるようになる
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呼吸が深くなり、運動中のパフォーマンスが上がる
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姿勢改善にも寄与
これらは、ゴルフ・テニス・ボクシングなどの回旋動作が重要なスポーツだけでなく、日常生活での動作改善にも有効です。
🦵おすすめの「キック系エクササイズ」
この「肋骨〜骨盤の間」を“伸び縮み”させる感覚を養うには、キック動作(特に体側を伸ばすタイプの)をうまく使うのが有効です。
✅ 例:サイドキック with 体幹ストレッチ
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横向きに立ち、片脚を真横にキック
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その際、同側の腕を上に伸ばし、体側全体をストレッチ
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戻すときは腹斜筋を使ってしっかり「縮める」
このように、「キックで伸ばす → 戻すときに縮める」を繰り返すことで、体幹の“側屈”の可動域が自然に広がります。
肩こり・五十肩を防ぐ「伸ばす・縮める」運動のすすめ
現代人に欠けている「胴体の使い方」
高い棚の上のモノを取ろうとすると、多くの人は腕を思い切り伸ばし、届かなければつま先立ちになります。
しかしこの動きでは、胴体(体幹)や肋骨周辺がまったく働いていないことがほとんどです。
この“腕だけ・足だけ”に頼る動きの癖が積み重なると、ギックリ腰や五十肩といったトラブルを招くリスクが高まります。
■肋骨の動きが肩の可動域を決める
肩関節の可動性を高めるには、肩や腕のマッサージや温熱療法だけでは不十分です。
肋骨と肩甲骨は筋肉でつながっており、肋骨の動きが制限されると肩の可動域も制限されるからです。
実際に、五十肩患者の研究では、胸郭の可動性(特に第5〜第8肋骨)と肩の可動域には有意な相関があることが報告されています(Yoo et al., 2013)。
🔍【参考文献】
Yoo, I.G., et al. (2013). The effects of thoracic mobilization and extension exercise on thoracic alignment and shoulder function in patients with adhesive capsulitis. Journal of Physical Therapy Science, 25(3), 321–323.
■「伸ばす・縮める」で肋骨を刺激しよう
「伸ばす・縮める」というシンプルな動きは、以下のような多くの効果を引き出します:
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肋骨が上下に動き、胸郭が柔軟に保たれる
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肩や首まわりの負担が減る
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骨盤との連動が生まれ、ウエストも引き締まる
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体重移動がスムーズになり、スポーツや日常動作が軽快に
特に骨盤と肋骨を引き離す意識をもって動くと、自然と体幹が活性化し、姿勢も美しくなります。
■現場での応用:体幹から動かす癖づけ
ジムでは、「腕を使う前に、まず体幹を使う」という意識をトレーニングの中で根づかせています。
マシンではなく、重力と自体重を活かした動きで「伸ばす・縮める」を日常に取り入れることが、長期的な健康と可動域維持の鍵です。
8月後半は「下半身トレーニング」と「伸ばす縮める運動」です
運動テーマは「伸ばす縮める運動」そして「下半身トレーニング」。
まず【伸ばす縮める運動】。
この運動は、はっきりと美容効果が証明されています。
ウエスト。そしてむくみがとれます。
この運動は肋骨と骨盤の可動域を広げるため、少し行っただけでもくびれがはっきりするのが分かるほどなんです。
そうポイントは肋骨と骨盤を引きはがす、ところにあります。
それによって五十肩の改善、そしてひねるスポーツや競技の応用編としても活用される運動になっています。
【下半身トレーニング】
下半身は人間全体の筋肉3分の2が集まっています。
太ももの「大腿四頭筋」裏の「ハムストリングス」やお尻の「大臀筋」、ふくらはぎの「下腿三頭筋」。
体の中でも大きい筋肉が集中しているのが下半身。
お医者さんも年齢が重なる方へ「ウォーキング」や「ジョギング」などを勧めるのは、
ウォーキングなどの下半身を運動させることによって下半身の血流が良くなると、心臓への血流も良くなり、体全体への血流が良くなるのを理解しているから。
逆に下半身の血流が悪いと基礎代謝も悪くなっていきます。
体を“ひねる”前に、“まわす”という基礎を知ってほしい
10年前まで、「体をまわす」という独特な身体操作を指導しているジムは、東京の伴流ボクシングジム以外ではほとんど見られませんでした。
当時はこの技法が古典的な方法だと誤解され、現代的なスポーツ動作──たとえばボクシングのパンチ動作やゴルフのスイング──とは無関係だと考えられていたように思います。
ですが近年、ようやくこの身体操作が再評価され始め、さまざまなジムやトレーナーが取り入れ始めているのを見て、私自身、とても嬉しく思っています。
■ 「ひねる」の前に必要な“身体のまわし方”
この体の「まわし方」は、私自身が15年近く伴流ジムで取り組んだ経験の中でも、言語化が難しいと感じていたものです。
現在はHoneyLarva(ハニーラルヴァ)ジムでもこの動作をすべての会員に伝え、セミナーでも指導しています。
ここで大切なのは、この動作は決して
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下半身だけをひねる
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上半身だけをひねる
という単純なものではない、ということです。
理解が浅いまま棒を腰に当てて動かしても、それは「形」をなぞっているだけで、中身のない動き=ただの作業になってしまいます。
■ 「体をまわす」ができて初めて「ひねる」が生きてくる
体をひねる──つまり体幹の回旋力を使う動作には、実は「ひねる前の準備」として【まわす】という統合的な身体感覚が不可欠です。
それには以下の要素が同時に整う必要があります:
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膝の向きと安定性
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体重移動と重心コントロール
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腹圧のかけ方
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不要な力を抜くリラックス状態
これらがそろって、ようやく全身を統一して“まわす”動作が完成します。
ここを飛ばして、腰だけをひねってしまうと、関節への負担が増え、棒やツールの意味も失われてしまうのです。