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2020-03-10 16:25:00
糖が血管を老化させる説
現在最も有力な説は糖化説。
と唱えるのは東海大学医学部教授を経て2012年から東海大学医学部教授の大櫛陽一氏。
日本人が主食としている炭水化物(ご飯、パン、麺類)は消化吸収されると、体内ではすべてブドウ糖になります。
ですから、甘いものだけが糖ではなく、デンプン類も糖になる。
炭水化物は、脂質、たんぱく質と並んで三大エネルギーのひとつ。
脂質とタンパク質は体の構成要素や機能成分としても使われるのに対して、
炭水化物はエネルギー源としてのみ使われる。
現代社会のようにエネルギー消費量の少ない社会で糖は余ります。
余った糖は脂肪細胞へ送り込まれ中性脂肪になりますが、
タンパク質と結合して終末糖化産物(AGEs)が構成。
皮膚のコラーゲンたんぱく質を硬くさせ老人肌にさせたり、
腱を硬くさせ体の柔軟性を低下させたり、
白内障の原因ともなります。
動脈硬化の原因のひとつともなります。
米国科学アカデミーの炭水化物の摂取量は1日130gです。
日本人は1日260gを摂取しています。
血管の老化を防ぐには、炭水化物の摂取量を減らすことが必要です。