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2020-09-07 22:10:00
敵に「塩」を送る、というのは?
日本はおおよそ135年前の1885年くらいでは、政府が管理していたほど「塩」は貴重なモノでした。
それほど貴重な塩ですから昔は給料を「塩」で払うほどだった時代もありました。
サラリーマンの「サラリー(salary)」とは塩(salt)が語源のようです。
戦国時代。
領地が内陸部であったため塩が不足し兵力が弱くなっていた武田信玄、
そこに仇敵でもある上杉謙信が義を重んじている姿勢として、武田信玄に「塩」を送ったというところから、
「敵に塩を送る」という言葉が生まれたという話です。
塩分のナトリウムを摂取しないと血圧は上がらず力が入りにくくなります。
低血圧の人は朝起きにくくなるでしょう。
極端になると立ち上がることも困難になります。
戦ではなくなる、という場面で敵に塩を与えたというのはさぞ漢らしい話です。
話が反れないようにします(笑)
現代は塩が自由に摂取できます。というより、塩だらけの可能性が高いほど。
人間は先ほどの時代からでも少ない塩で生命を維持できるようなシステムがホルモン等で備わっています。
過剰に塩分を摂取すると、ナトリウムが体内に貯まって、血圧の上昇に繋がってしまうようになりました。
歴史上、まさかこんな塩分が摂取される時代になるとは想定外だったのかもしれません。