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基礎代謝は痩せて増える事はありません

基礎代謝アップの本当のカギは「筋肉量」だけではない!
◆「筋肉をつければ基礎代謝が上がる」は半分正解?
多くの人が「筋肉を増やす=基礎代謝アップ」と思い込んでいますが、実はこれは誤解を含んだ表現です。
筋肉は確かにエネルギーを使いますが、それは基礎代謝を高めるための手段の一つにすぎません。
◆基礎代謝とは何か?その定義を見直す
基礎代謝とは、「生命維持のために安静時に消費されるエネルギー量」のこと。
より正確には、【酸素の消費量(O₂)】や【二酸化炭素の排出量(CO₂)】といった「体内のエネルギー生産活動」で評価されます。
🔬【参考文献】McClave SA, Snider HL. (2001). "Use of indirect calorimetry in clinical nutrition." Nutr Clin Pract.
体内でエネルギー生産が活発な状態では酸素が多く使われ、CO₂も多く排出されるため、これが「基礎代謝が高い状態」といえるのです。
◆筋肉が多くても代謝が低下することがある?
はい、それはあり得ます。
どれだけ筋肉があっても、エネルギー生産活動(=活動量、代謝機能)が低下していれば、基礎代謝は下がってしまいます。
特にアスリートではない一般の方が「筋肉量を極端に増やす」ことは、目的によっては効率的でないこともあります。
◆痩せたら基礎代謝が上がる?それは本当?
これはよく見かける誤解です。
痩せる(体重が減る)と、基礎代謝の計算値はむしろ下がります。これは「ハリス・ベネディクト方程式」や「Mifflin-St Jeor式」といった数式で明確に示されています。
✅ 例:ハリス・ベネディクト方程式
男性:66 + (13.7×体重kg) + (5.0×身長cm) − (6.8×年齢)
女性:655 + (9.6×体重kg) + (1.8×身長cm) − (4.7×年齢)
つまり、「痩せて基礎代謝を上げよう」という言葉は計算上も理論上も矛盾しています。
◆“数字に現れない代謝”の正体
では本当の基礎代謝アップに必要なこととは?
✔ 姿勢の改善
✔ 呼吸の質(深くて安定した横隔膜呼吸)
✔ 内臓機能の活性化(ストレスや姿勢由来の抑制を避ける)
✔ 継続的な運動によるミトコンドリア活性化
🔬【参考文献】Holloszy JO. (1967). "Biochemical adaptations in muscle." J Biol Chem.
これらの要素は体組成計では数値化されないものですが、確実に基礎代謝を底上げしていきます。
◆ハニーラルヴァが提供する“数字を超えた”健康づくり
私たちハニーラルヴァでは、「筋肉を増やす」だけに偏らず、
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呼吸法の指導
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姿勢改善プログラム
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無理のない運動継続によるミトコンドリア活性化
といった*生活の質を高めるための“本質的な代謝改善”を提供しています。