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危険なダイエット方法⑤
危険なダイエットシリーズも5回目で最後です。
今回はストレスがあると、ボディメイクが安定しない話をします。
ストレスがあるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌されてしまいます。
コルチゾールは身体から分泌されるため、一概に不要なものという訳ではありません。身体から分泌されるものにはトレードオフといってよい事もあれば悪い事もある。双方の意味があります。
コルチゾール分泌の良い事と言えば、ストレスが発生し分泌が促されると、アドレナリンの活性が高まり、頻拍数が上がります。心拍数が上がる事で血流が上がり、スピーディーにエネルギーを身体に送れるようになります。
ポジティブな役割もあるコルチゾールですから、必要な時に必要な分の出し入れができるのが理想ですよね。
だからと言ってホルモンの出し入れをコントロールするのは意識的にできないので、不必要な時に出されるコルチゾールに気を付けておきましょう。
不必要な場合というのは、①長時間の運動 ②過度の空腹 ③不規則な睡眠
①長時間の運動
75分の時間の運動と25分の運動を比べた際、75分の運動が25分の運動より20%~30%分泌量が高かったという報告になっています。
しかし、コルチゾールが増えてもトレーニングによって、得られる筋肉の同化作用がその影響を上回る場合があるので、一概に長時間の運動が悪いという訳ではありません。ただ長時間の運動は分泌量が多くなるという事。
②過度の空腹
今までのシリーズで過度な空腹がダイエットには向いていない事も知ってもらえているとは思いますが、本来、3~5時間の感覚で食事を摂取するリズムが崩れ、大きく食事を摂取しない時間が増える事によって、外から栄養が入ってこない分の栄養を筋肉の分解などで補う際コルチゾールの分泌が多くなります。
③不規則な睡眠
最低7時間などの規則正しい睡眠リズムからズレ、徹夜などをした時にコルチゾールの分泌が多くなるとの報告があります。
コルチゾールの分泌量は朝が一番多い分泌量となっています。
その理由は起床後に受けるであろう、急な音や光などの刺激にのストレスに対する準備のためです。
※コルチゾールは朝の分泌量が多く、寝る前はこれの3分の2や3分の1程度に量が低下します。
規則良い生活習慣であれ、という事。
リズムがダイエットにも最低限必要という事を表しています。