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2024-02-06 13:38:00
目的の手前で歩幅が短くなっていませんか?
高齢者に多くみられる現象でもあります。
目的のモノ(物を取りに行くだったり)の手前で歩幅がグンっと短くなり、バタバタと足幅を調整していませんか?
理由としてはいくつかあります。
①転倒や衝突を避けるために慎重になります。
②小さな歩幅は大きな歩幅より安定性が高くなるため。目的地手前は立ち止まる可能性や方向転換の可能性があるため。
③筋力の低下や持久力の低下。長い歩幅は疲れやすくなるので最後のほうに力が抜けてしまう。
筋力の低下には他にも理由があると考えました。
目的地まで距離がある場合は自然な歩き方ができても、目的地手前になると『目的のためにさらに動作が必要になる(モノを取るために手を伸ばすなんらかの行動が必要)』。
その目的のためには、余計に筋力を使わなければいけなくなります。
よって、体力の低い人は、目的地の到着後の目的動作のために筋力を使わなければいけないため、普段通りの歩幅を意識する筋力が抜けてしまう。
手を上げるなどする時に腹筋を含め筋力が発生します。
その影響で筋力の弱い人などは歩く歩幅の調整する意識が抜けてしまい、歩幅が短くなるでしょう。
ではどうすれば?
この場合は腹筋の筋力に加え、股関節まわりの腸腰筋や太ももの前や後ろの筋力を補うトレーニングを中心に行っていくのが良いでしょう。
しかし、身体の姿勢にも注目したいところ。
腸腰筋や太ももをピンポイントで鍛える前に、姿勢が崩れていないか?姿勢が崩れているなら「なぜそういう姿勢にならざるを得ないか?」の代償動作を考えて運動に向かっていくと良いでしょう。