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「身体を伸ばす・縮める」動きが生む体重移動と敏捷性

🔶 身体を「伸ばす・縮める」ことで生まれる動きの質
今週の「身体を伸ばす・縮める」というテーマは、単なる柔軟性の話ではありません。
日常動作における“体重移動”をスムーズにするカギなのです。
特に注目したいのは、「脇」=肋骨と骨盤の間の空間。
ここを“伸ばす”動作の際、自然と片足側へ体重が乗るような形になります。この体重の移動こそが、敏捷性(アジリティ)を高めるトリガーになります。
🔶 体重移動と敏捷性の関係性
敏捷性とは、単なる速さではなく、素早くバランスを取りながら方向転換できる能力。
この能力はスポーツだけでなく、転倒予防や歩行安定性にも深く関わっています。
体重がスムーズに左右に移動できると、身体の重心移動が効率化され、無駄のない歩行・走行が可能に。つまり、
「脇を伸ばす → 体重が片側に乗る → 敏捷性アップ → 歩く・走るが快適になる」
という好循環が生まれるのです。
🔬 エビデンス(科学的根拠)から見る「体重移動」の大切さ
✅ 1. 高齢者の敏捷性と体重移動の研究
Muehlbauer et al., 2015 のレビューでは、高齢者において体重移動能力と敏捷性が、転倒リスクの低減や生活機能維持に重要とされています。
✅ 2. 歩行と体幹運動の関連性
Graci et al., 2011 は、歩行における「骨盤と体幹の動き」が体重移動の効率性とリンクしており、「体側の伸展と骨盤の連動性」が動作の滑らかさに関与すると述べています。
✅ 3. 脇(体側)を伸ばす運動がもたらす神経筋制御の改善
ストレッチ(特に側屈)により、神経筋系の反応速度が向上し、アジリティにプラスとなることが示されています。
🔗 例:Behm et al., 2016「Stretching and performance」
DOI:10.1007/s40279-016-0620-5
💡 ハニーラルヴァで行う“伸ばす・縮める”トレーニングの魅力
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脇を伸ばす動作 → 骨盤と肋骨の連動を作る
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重心移動のコントロール → 敏捷性向上
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美容目的だけでなく、歩行やスポーツの土台づくりにも有効
これは単なるストレッチではなく、「神経-筋-骨格の連動性を高めるアプローチ」です。