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2024-09-24 00:49:00
日本では美徳、海外では病気③-眠る子供は縦に育つ、寝ない大人は横に育つ-
「寝る子は育つ」
根拠は、睡眠を取ると成長ホルモンの分泌が豊富になり、子供は身体を大きくしたり、大人にとっては筋肉や皮膚に良い影響を与え、老化の予防を促したりするポジティブな需要があります。
ノンレム睡眠の一番深い深睡眠中(夜の前半)に最も分泌されます。
寝不足になると大人は肥満になります。
文字通り「寝ない大人は横に育つ」
小学生全体の推奨睡眠時間は10時間、高校生は8時間半です。
日本の学校の第一限目の時間帯や習い事の問題もあるので、日本の小学生高学年以降からはおおよそ睡眠不足になっているでしょう。
海外の学校では第一限目を遅くしているところもあるのですが、これを今の日本で行うと保護者との影響が大きく関わってくるのは間違いありません。
一般的にこれだけ10時間や8時間半の睡眠を取っている人は少数でしょう。
普通の日本人の大人の生活リズムを子供に押し付けてはいけません。
ですが、なかなか難しい人が多いのが現実。
子供と大人の生活リズム睡眠リズムを切り離す工夫が必要になります。
昼寝が必要なのは3~4歳まで。5歳以降は生物学的に昼寝は不必要です。
日本の論文の中に、5歳~18歳(小児)の脳のMRI画像を取り、海馬と呼ばれる短期記憶を司る箇所のボリューム(大きさ)を測ると、睡眠時間ととても相関が強く、良く寝てる方の子は海馬が大きく、睡眠時間が足りない子は海馬が小さい事が判明しました。※アルツハイマー病で最初に障害されるのは海馬
眠る子供は縦に育つ、寝ない大人は横に育つ
※アメリカ合衆国の医学博士で現筑波大学の国際統合睡眠医科学研究所の柳沢正史先生の言葉を抜粋。