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長時間の運動と呼ばれる有酸素運動と、筋力トレーニングなどの無酸素運動はどちらが脂肪を燃焼させる?

強度の低い長時間の運動と呼ばれる有酸素運動と、筋力トレーニングなどの無酸素運動はどちらが脂肪を燃焼させる?
こう書くと、少し前なら皆さんも思っている通り「有酸素運動」のほうが脂肪燃焼に効果が良いと答える方が多いと思われます。
強度が低い長時間の運動は体脂肪が利用される比率が多い。
そして反対に、筋力トレーニングや短距離などの高強度運動になる「無酸素運動」は糖質が利用される比率が多い。
では筋力トレーニングなどは脂肪燃焼に効果がないのかというとそうではありません。
有酸素運動は「運動中に脂肪を多く燃やす」に対し、
無酸素運動は「運動後に脂肪を燃えやすい状態を作る」ことが立証されています。
実際に長距離マラソン選手と短距離選手での体脂肪を比較したデータでは、
マラソンランナーの体脂肪率は男子が5%~8%、女子は8%~10%程度。
余談にはなりますがこういうスポーツ選手だからこその体脂肪。
一般の方がここまで落とすと体は悪くなります。女性は生理が止まります。
一方、短距離選手は男子が4%~6%、女子は8%~11%。
この比較を見て分かる通り、今まで長距離マラソンなどの有酸素運動は脂肪が燃えやすいとされているのに対し、事実短距離選手の体脂肪に差が見られない事なんです。
練習の大部分を有酸素運動に費やしているマラソンランナーの方が圧倒的に体脂肪が削れていてもおかしくない状況であるにも関わらず。
冬季うつ?

冬に眠くなる原因として「冬季うつ」が挙げられます。
季節性うつ病の一つで、冬場だけにうつ病のような症状が現れる疾患です。
疲れやすい、気分が落ち込む等の一般的なうつ病症状に加えて、過眠、過食等の症状も出るため、うつ病とは気付かないケースも多いようです。
冬季うつ病も、冬場の眠気と同様、日照時間の減少が原因で発症しやすいと言われています。
冬の日の光を浴びる量が減り、メラトニン(睡眠を調節するホルモン)の分泌量が減少すると、眠りと覚醒の調和が崩れて疲れやすい、食欲増進、気分の落ち込み、強い眠気等の症状が現れます。
冬季うつの治療法としては、人工的に光を照射する光照射療法が挙げられると言います。
那須塩原市南公民館で講師を務めてきました

高齢者の為の健康寿命を伸ばす講座の講師を務めてきました。
プロジェクターに表を映しながら、健康の為の有酸素運動、無酸素運動とは?を伝えてきました。
そして骨盤が立ち、腹圧のかかる「白樺のポーズ」も指導してきました。
運動心理学:なぜ運動はストレスを軽減してくれるのか?

運動心理学というと固くなるので、簡単に、運動における「メンタルヘルス」と言いましょう。
横文字にしても変わらないか(汗)
さて、定期的な運動効果、運動することによってどんな良い事があるのか?
➀不安やうつの低減
②心理的ストレス反応の低減
③判断力、反応力、理解力、記憶力(これらを認知能力)などの認知能力向上
これらの効果があります。
そして、運動によるストレスの低減効果。
➀過去のトラウマなどからくる不安の状態不安
②元々の性格や気質からくる特性不安
この二つの不安などから心拍数が上昇、筋肉が収縮、思考がネガティブになり覚醒レベル(精神の興奮レベル)がコントロールしにくくなります。
これらの症状が定期的な運動をすることによって緩和されます。
さて、どんな運動が効果的なのか?
一定ペースで行うことができる有酸素運動、リズミカルな運動が効果的。
なぜ運動をすることによってストレスを軽減できるのか?
運動を身体はストレスと感じます。
こういったストレスを減らすために身体はエンドロフィン、セロトニンというホルモンが分泌されます。
多幸感や鎮痛作用、精神的安定をはかるホルモンです。
そして運動をやめると身体にかかるストレスがなくなりますが、先ほどのホルモン分泌がすぐになくなる訳ではありません。
徐々にホルモン分泌が下がっていきます。
この間、ストレスはなく多幸感が出ている状態になります。
このため運動によってストレスを感じなくなる効果が出てくるという訳です。