②毎日更新の情報
普通ご飯一杯盛りを消化するカロリーは?
ご飯一杯150gのカロリーは約252kcal。
これを運動で消化するには、これくらいの運動時間が必要だという事を分かってほしいと思いドーナツグラフを作りました。
※体重50kgの人での消費カロリー計算です。
運動でのダイエットと食事でのダイエットの両方を参考にして痩せて事が身体を整えるポイントとなります。
マラソンランナーがスポーツドリンクを避ける理由
スポーツドリンクには2種類あります。
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料。
アイソトニック飲料とは、運動前や運動後に推奨される飲料。
そしてもうひとつは運動中に摂取する事を推奨されているハイポトニック飲料。
この2種類の違いは糖質濃度です。
ほとんどのスポーツドリンクはアイソトニック飲料です。
これは糖質濃度が高めに設定されています。
もう片方のハイポトニック飲料の代表的な品名は『経口補水液』や『アミノバイタル』。
スポーツドリンクの代表格であるアイソトニック飲料は人間の体液と同じ浸透圧なので、運動していない状態での摂取では吸収速度が速くなります。
それは体液と同じ浸透圧だから。
ではなぜ運動中にスポーツドリンク等のアイソトニック飲料がダメなのか?
運動中は発汗などで体液が薄くなります。
体は糖質濃度が薄くなっているところにアイソトニック飲料など先ほどの通常の糖質濃度の飲料を注いでも浸透しずらくなります。
ムリに飲んでしまえばストレスにもなったり、飲めば飲むほど喉が渇いてしまいます。
体の中で糖質濃度を合わせるためでしょう。
これは塩分濃度の違う「海水」を飲む事によって起きる危険と似ていますね。
喉が渇いたといって海水のような人の体以上の塩分濃度の濃い海水を飲んだりすると、体は塩分濃度を合わせるため体内から水分を想像以上に排出しようとします。
これが「海水」をたくさん飲むと脱水症状になる理由です。
発汗して糖質濃度が薄まっている時は、糖質濃度の低い経口補水液などのアイソトニック飲料を飲む方が浸透しやすいという訳です。
そこでもうひとつ。
アイソトニック飲料を水で薄める方法も注意。
糖質濃度は薄まりますが同時に塩分濃度も薄めてしまいます。
そうなるとやはり塩分濃度が高く、糖質濃度が低いハイポトニック飲料がおススメになります。
頭を働かせてもカロリー消費になる?
運動するとカロリーを消費しますが、勉強でもカロリーを消費する事が分かっています。
おおよそ、年齢や体重、性別によっても異なってきますが、1時間の勉強で約100kcalの消費量になります。
普通ご飯盛りの約半分。
しかし運動で消費さえられるのは体脂肪。脳を働かせて消費させられるのはどうやらブドウ糖のようで直接的なダイエットには非効率のようです。
運動は継続する事で基礎代謝を上げ消費カロリーを増やす事ができますが、一方の脳は長い間頭を働かせたといっても脳の消費カロリーが飛躍的に増える事はありません。
勉強によって糖分不足になると集中力低下、記憶力低下、疲労感、甘いモノを食べたがる衝動にかられるので、頭を働かせてカロリーを消費させたとしてもダイエットには非効率と言えますね。
腹筋を運動するという事は?どういう事? ※参考論文あり
どうでしょう?今月前半の「腹筋」をテーマにしたトレーニング。
腹筋運動はそもそも何に使うの?と疑問に思っている方もいられるいられるでしょうから答えます。
一言で「姿勢」です。
腹筋群は歩いたり体を動かしたりしているだけで使われる部位(手足を動かしてみて下さい)です。
普段から腹筋という箇所は自然と使われています。
この腹筋を運動や強化したりすると、どうなるか?姿勢の維持が長く続く。
姿勢の維持??と思われるかと思いますが、立ったり歩いたりする姿勢には良い姿勢や悪い姿勢があります。
ハニーラルヴァではルームランナー時や呼吸トレーニング時、棒を使ってひねる時など特に姿勢には注意してもらっていますね。
疲れたり、ストレス(精神的や肉体的、生物的)が加わると姿勢を維持する事が難しくなります。
僕もそう、疲れたりすると著しく姿勢が悪くなります。
そもそもしっかりとした綺麗(綺麗と言ってもモデルさんのような姿勢ではありません)で健康な姿勢は代謝を良くさせます。見た目だけではありません。
普段、元気な時では平気で姿勢良くいられても、調子が悪く寝不足だったり疲れている時は「良い姿勢」をキープする事ですら疲れる・・・
腹筋を強くするという事は良い姿勢維持のキープ時間を長くするというコト。
良い姿勢をキープしようとしても調子悪くなると姿勢が崩れてしまう僕もまだまだなのですが。
腹筋を鍛えたからってポッコリしたお腹がなくなるわけでも、皮下脂肪が取れるわけでもありません。
この論文はアメリカスポーツ科学ジャーナルに掲載された研究。
「腹筋運動は腹筋の筋力を高める効果は発揮できたが、腹部脂肪の様々な測定値を減らすのには効果は認められなかった」という論文です。
さらにもっと言うと「腹筋を割るためのトレーニング」等で紹介されているトレーニングを何百回続けようとシックスパックが作れるわけではありません(腰痛になる場合もあるので注意)。
シックスパックは遺伝そのものの問題。
痩せれば割れる人もいれば痩せても割れない人もいます。でも大抵痩せたら勝手に割れます。
何度も繰り返しますが、腹筋トレーニングで効果を発揮するのは「姿勢」です。「姿勢維持」。
きれいな姿勢を作る、維持するために腹筋に意識したトレーニングを行っていきましょう。
汗を多くかいた分、カロリーは多く減る?
「汗をたくさんかいたから痩せる」というわけではありません。
汗をかくことは、体から水分が抜ける「脱水状態」を意味しており、直接的に脂肪燃焼とは関係がありません。
これまでにもお伝えしてきましたが、
「夏の暑い時期にあれだけ汗をかいたのだから、消費カロリーも多いのでは?」
と疑問に感じる方もいらっしゃるため、改めて解説いたします。
もう一度明確にお伝えします。「汗の分泌量と消費カロリーは関係ありません。」
汗をかく本来の目的は、体温調節です。
人間の体は、外気温に合わせて体温を一定に保つためにエネルギーを使います。
では、夏の外気温について考えてみましょう。夏は外気温が体温に近く、時期によってはほぼ同じになることもあります。そのため、体温調節に使うエネルギーは少なくなります。
一方で、冬の寒い時期や涼しい時期ではどうでしょうか?外気温と体温の差が大きいため、体温を維持するために多くのエネルギーが必要となり、その分カロリーを消費します。
このため、1年の中で2月から4月の寒い時期の方が痩せやすく、逆に8月から10月の暑い時期は痩せにくいのです。
実際に研究によると、この温度差によって消費カロリーに約10%の差が生じることが示されています。例えば、基礎代謝が1800kcalの人であれば、同じ運動をしても季節によって180kcalもの差が出るのです。
つまり、暑い時期にサウナスーツを着て汗を大量にかくことで痩せようとするのは、大きな誤解です。
汗はかけますが、脂肪燃焼にはつながりません。
さらに、水分摂取が不足していると汗がかけず、体温調節ができなくなります。その結果、筋肉などの組織から水分が減少し、パフォーマンスの低下や体調不良につながる恐れがあります。
食事を抜くダイエットが危険であるのと同様に、水分を減らすことも健康的に痩せるためには避けるべきです。
正しい知識を持って、健康的にダイエットに取り組みましょう。