②毎日更新の情報
腹式呼吸、どうやっていますか?

呼吸をする時、肋骨が出やすくなっていませんか?
それは胸式呼吸になっているから。
全員が全員に当てはまる訳ではありませんが、口で呼吸する人に多い傾向があります。
口で呼吸するのは鼻での呼吸が間に合わない、体にストレスが過剰にかかり過ぎてしまった時に、間に合わなくなった鼻呼吸を口呼吸で補っている傾向があります。
鼻は呼吸するところ、口は食事するところ
これが生理学上の鼻と口の役割になります。
腹式呼吸、アブドミナルブリージングとも呼ばれます。
もうひとつ、腹式呼吸は鼻ですれば良いという訳ではありません。
胸が膨らんでいませんか?
お腹だけ膨らんでいませんか?
そもそも、お腹が膨らんでいない。
腹式呼吸はお腹が膨らむのは当然ですが、胸と肋骨もそして背中側も一緒に大きく膨らみます。
しっかりとした腹式呼吸ができると、横隔膜に内臓が押し出されるような形になります。これによって腰椎を安定させ腰痛を防いでくれます。
腰椎を守ってくれている筋肉は胸腰筋膜で横隔膜と繋がっているため、腹式呼吸するだけで大腰筋だったり腹横筋だったりがより働いてくれるようにもなります。
呼吸ひとつで生活がラクになることもあるので、腹式呼吸、是非試してみて下さい。
歯と健康の関係③

歯と健康の関係のシリーズを連続で記事にしてきました。
1弾目は「歯と健康の相関」について。2弾目は「肥満との関係」について。
今日で最後の3弾目。
「根幹治療」について。
一般的に歯の神経と呼ばれているのが「歯髄(しずい)」。
虫歯やかみ合わせが悪い事、知覚過敏が原因で持続的に歯髄が刺激されると
歯髄炎と呼ばれる歯痛が起こります。
その歯髄炎になってしまった歯髄を除去する抜髄を
根幹治療と呼びます。
しかしこの根幹治療をすると従来の歯の寿命を10年縮めると言われています。
歯の寿命は神経の有無で決まるものではありませんが、神経を抜いた歯の寿命は5年~30年と言われています。
神経が無い歯は、痛みを感じる事ができないため虫歯になっても気付くことができず歯がもろくなっていきます。
歯の神経は、炎症時に痛みを感知する役目を持っていますがその他にも歯質に栄養や酸素を送る役目もあるし免疫機能を維持、その上自然の歯の色も維持してくれます。
神経を抜くと先ほどの要因に加え、虫歯菌も繁殖しやすくなってしまうようです。
さて、なんでここまで歯の抜髄の危険性や歯と健康の事について話してきたかというと、私が最近根幹治療後なんです(泣)
知り合いの歯医者さんに
「長い時間をかけずに集中的に治療して終わらせたい」とわがままを聞いてもらい、通わなければいけないところを数時間かけて1日で治療してくれます。
そのおかげか痛みはなくなりましたが、さてこれが本当に良いモノなのだろうかと調べたところ
!!
・・・まぁ私のように急がば回れという事にならないように注意してほしいと言う最近の記事でした。
歯と健康の関係②

昨日は歯と健康の関係が相関していると記事にしました。
その中で肺炎との関係も深いと伝えました。
歯周病は肺炎の他にも
肥満との関係もあります。
肥満、そして糖尿病。
糖尿病の合併症は、血管に障害をもたらすとともに糖分や代謝異常物質が毛細血管の中を流れ、腎臓、網膜、末梢神経にも影響を与えます。
腎臓病、網膜症のある人の残存歯数は、明らかに少ない事が認められました。
食べ過ぎるためにいつも歯の周りが汚れている可能性が高い事、肥満によって血糖の調整が悪くなり糖尿病予備軍の可能性が高いため、歯周病が育ちやすくなることが考えられます。
これが肥満と歯周病の関係になっているようです。
歯と健康の関係➀

高齢になって歯が多く残っている人は、認知症発症や転倒する危険性が低い事が分かっています。
これは歯の健康が身体の健康と大きく関係しているという事のようです。
年齢を重ねると歯が失われていきます。
40代、50代と歯が抜け初め、60代ではおおよそ3本、70代ではおおよそ5.5本抜けると言われています。
もちろん歯を失う原因は虫歯です。
虫歯の治療回数が増えるたびに歯は削れ小さくなっていきます。
口の中は常に500種類以上の細菌が唾液1mlあるいは歯垢1mg当たり1億から10億も存在。
歯垢を綺麗にしていないと歯周病の原因となります。
65歳以上の高齢者死因トップクラスの肺炎、実はこの肺炎の原因となる細菌が口の中に多く存在しています。
その細菌が唾液や食べ物と一緒に肺に入ってしまい発症する誤嚥性肺炎です。
歯周病減菌は歯周病や肺炎を起こすばかりでなく、心血管系疾患にも関わってきます。歯の持つ内毒素が、血管を刺激し続けることによって動脈硬化や冠動脈心疾患などを引き起こす可能性があります。
ケガは仕方ないとして歯周病、虫歯、噛み合わせなどは予防できます。
3ヶ月に1度、半年に1度などの定期的で歯を診てもらうことをおススメ致します。
世界の肥満人口が10億人突破

学術誌ランセットに掲載された最新の研究で明らかになった、
『世界の肥満人口が10億人を超えた』
2022年のデータを基にしています。
世界には肥満とされる成人が8億8000万人、子どもは1億5900万人。
肥満は2型糖尿病や心臓疾患、一部のがんといった深刻な病気を引き起こすリスクを高めます。
場合によっては不健康な食品を宣伝する、積極的なマーケティングキャンペーンが行われている事もあります。
1990~2022年を対象とした今回の研究では、子供や思春期の若者の肥満率は4倍に増加。
成人では女性が2倍に、男性が3倍近くに増えたと言います。
逆に低体重が顕著だった国に日本人の女性が各当。
その理由に「体重の自己認識が実際の体重よりも多く、それが【望ましい】体重より多い」と考えるケースの影響ではないかと論文は指摘。
国際的な諸問題によって、肥満と低体重の両方による栄養不良が深刻化する危険性を危惧している。
気候変動や新型ウイルスのパンデミックによる影響、戦争などは貧困の拡大と栄養価の高い食品の値上がりに繋がり、肥満率と低体重率を悪化させる危険をはらんでいる。
ある国では家庭の食糧が不足し、別の国では健康的ではない食品にシフトするという連鎖反応が起きています。