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2019-11-08 15:13:00
井上尚弥選手のWBSS優勝
井上尚弥選手とは以前スパーリングで練習した事があります。
その時は井上君はWBC世界ライトフライ級チャンピオン。
ライトフライ級とは僕の階級(スーパーバンタム級)より4階級下の体重階級。
1階級違えば大きなパンチ力の差のあるボクシングや格闘技。
その井上くんは4階級上の僕(芹江匡晋)を指名。
??
なぜ僕の階級をわざわざ呼ぶのだろうと不思議に思って、井上くんが所属している大橋ボクシングジムへ足を運びスパーリングしました。
背丈も違えば階級も違うのでパンチ力も違う。
わざわざパンチ力の強い相手を選んで背丈も違う選手とスパーリングするのか?と聞いたところ、
僕の階級にくるまで日本チャンピオンなどの選手はみんなやられたんです、と。
スパーリングして納得しました。
スピードはもちろんパンチ力も僕の階級の上の選手みたいな重さ。
僕は現役時代負けず嫌いなところもあったので、他人を「強い」とはなかなか言いたくなかったけれども、
井上選手は強い、そう感じたスパーリングでした。
そんな井上選手が世界チャンピオンが集う世界最高峰の試合「WBSS~ワールドボクシングスーパーシリーズ」に出場。
選ばれた世界チャンピオンしか集わない大会。そして決勝は日本人の世界チャンピオンも敵わなかった、ノニト・ドネア。
生きるボクシングレジェンドのノニト・ドネアとフルラウンド12回戦い、そして勝利。
日本人が成しえない偉業を達成した井上尚弥選手でした。