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熱中症予防には注意して水、塩分、糖分を。スポーツドリンクにはご注意を。
体重によって一日の水分摂取量が違いますが、おおよそ60kgの体重の人が必要な一日の水分量『2400㎖』として話を進めていきます。
この『2400㎖』というのは、一般的な生活をしているだけで一日、体から失われる水分量です。
尿で1500㎖、便で100㎖、呼吸や皮膚からの蒸発で800㎖(計2400㎖)。
逆に、摂取するときはこの2400㎖、すべてを飲料だけで摂取するのは困難。2ℓの水分をとるのってけっこうキツイですから、誰でもできるものではありません。
この場合、一般的な食事でおおよそ1100㎖の水分が摂取できます。
そして食べた栄養素がエネルギーに変わる時にできる水分「代謝水」がおおよそ300㎖。
そうすると、残り1000㎖の水分摂取量が目安となります。
が、この時期(真夏)にはそれだけじゃ足りませんよね。
動くだけで汗がたくさん出ます。
ということは、これ以上に水分を細目に摂取する必要があります。
(それと注意なのが5分で1ℓの水分を摂取すると眼圧が上がり視神経障害に陥る危険性がある事、それは以前お伝えしました。)
ですが水分だけを摂取していると体の塩分濃度が薄くなり、それでもまだ水分だけ摂取するとこれ以上薄くさせないようにと体は水分を排出してしまい、脱水症状の恐れになります。
そして次に「糖」が必要な理由は、腸での水分吸収の後押しをしてくれます。
腸内で糖と一緒に塩分のナトリウムがあると吸収が促進され、塩分と糖分は水分を引っ張りやすくなるので、
水分摂取の場合は、糖分と塩分の両方が理想とされています。
この時期は水分に加え「塩分」「糖分」も欠かさない事!
が!スポーツドリンクの大量摂取は低血糖にもなるのでご注意を!高い糖分量が招く低血糖の話についてはここでは省きます。