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2020-09-08 22:21:00
料亭の前に置いてある塩
塩。昨日の続きではありませんが。また塩の話になります。
高級料亭などの前に「塩」が置かれている場合があります。
貴族が牛車で移動していた平安時代。
牛が塩をほしがって店の前で止まることから、客を呼ぶために置かれていたのが始まりです。
塩のナトリウムは血液に多く含まれていますが、細胞中にはほとんど含まれていません。
したがって血液のない植物中にはナトリウムがあまり含まれていなく、草食動物である牛を含めナトリウムが不足していきます。
そのため牛は塩を見れば立ち止まってなめようとします。
昔は貴重な存在の塩でしたから、草食動物は塩を多く摂ってためておこうとする本能が備わっています。
肉食動物は血液も一緒に体に吸収されるのでとくに塩分を補給する必要がないというわけです。
これが草食動物と肉食動物の塩の摂取の違いです。