FITNESS BOXING CLUB ハニーラルヴァ

個人の目的に合わせたフィットネスクラブ

0287-33-9217 contact

②毎日更新の情報

2026-02-24 08:05:00

「身体をひねる使い方」を科学的に解釈する

「身体をひねる使い方」を科学的に解釈する

ひねりには2種類ある

 

① 逆回旋(セパレーション型)

 

胴体と骨盤、または腕が逆方向に回旋する動き これはX-factor(骨盤‐胸郭分離角) と呼ばれます。

https://i.shgcdn.com/5503f5ba-57f8-4f10-8b5d-22b0c6bbbe35/-/format/auto/-/preview/3000x3000/-/quality/lighter/
 

〇 科学的背景

 

  • ゴルフ研究では、骨盤と胸郭の回旋差が大きいほどクラブヘッドスピードが増す(McLean, 1992 ほか)

  • これは弾性エネルギーの蓄積(stretch-shortening cycle)によるもの

  • 体幹の回旋筋群(内腹斜筋・外腹斜筋・多裂筋など)が伸張され、爆発的に収縮

 

▶ ボクシングでいう「溜め」


▶ サッカーキックの骨盤‐胸郭分離

 

ただし、軸足が不安定だと力は地面に逃げる

 

これは Ground Reaction Force(床反力) の問題です。

 

② 一枚板回旋(ブロック回旋型)

 

胴体・骨盤・上半身が一体となって回旋する動き

 

https://www.mytpi.com/files/Articles/80a_2349564.jpg

〇科学的背景


これは Kinetic Chain(運動連鎖) の概念です。

 

  • 地面反力 → 足関節 → 膝 → 股関節 → 体幹 → 肩 → 腕

  • 力が「分離」ではなく「連続」して伝わる

 

特にパンチでは、下肢→骨盤→体幹→肩→拳へのタイミングの連続性が重要。

 

▶ 地面を蹴れば強くなるわけではない


▶ 回旋トルクが「連鎖」して初めて出力になる

 

これは非常に重要なポイントです。

 

「地面を押せば力が伝わる」は本当か?

 

答えは「条件付きでYES」

 

必要条件:

 

  • 足部の安定(足底アーチ)

  • 股関節の可動性

  • 体幹の剛性(core stiffness)

  • 回旋タイミングの同期

 

どれかが欠けると、床反力は回旋パワーにならず、単なる揺れで終わります。

 

McGill(脊柱バイオメカニクス研究)も「安定性がなければ力は生まれない」と述べています。

 

動物は「ひねれない」のか?

 

四足動物も脊柱回旋は可能ですが、

 

  • 人間ほど胸郭と骨盤を独立制御できない

  • 上肢を武器化して回旋出力に使えない

 

つまり、人間は「体幹分離」と「上肢精密制御」が発達している。


→ これが投擲・打撃能力の進化的特徴

 

Lieberman(ハーバード大)は人間は投擲能力に特化した進化をしていると報告しています。

 

「ひねりは創り上げる動き」

 

回旋は反射動作ではなく、随意運動として再現性を高める訓練が必要な動作です。

Today