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2021-05-29 23:03:00
休肝日は必要か?
慶応義塾大学看護医療学部教授,加藤眞三氏はこう話しています。
まずはじめに「週に2日は休肝日を設けなさい」という指導がなぜあるか?
『毎日3合飲んでいる人であれば、週に2日飲まない日を作ることによって、1週間のトータルで15合となり適度の飲酒量におさまるから』
つまり大量に飲む人に、飲まない日を作ってもらうことによって、1週間の飲酒量を適度に抑えようとする作戦です。
休肝日を作らないといけない理由として「毎日お酒を飲んでいると肝臓が休まる日がないから、週2回はお酒を飲まない日を設けて肝臓を休めましょう」とあります。
しかし適度の量では肝臓が傷付くことはありません。
例えて言うと心臓や肺も止まることなく動いている臓器です。そこを休めるという事はないコトと同じ。
過度な運動トレーニングで疲労気味の時に体を休める必要があるのと同じように、過度に飲み過ぎてしまった時にだけ休肝日が必要になってくるというコト。
休肝日はあくまでも毎日多量に飲み過ぎてしまうための注意であり、毎日適度な量の酒を晩酌として飲んでいる人であれば、あえて飲まない日を作る必要はないというコト。
休肝日を多く設ける人より、休肝日が少ない人のほうがむしろ死亡率が低い。
週に飲む量が同じで、適度の飲酒量の範囲内であれば、毎日コンスタントに飲んでいる方が、たまに飲んで大酒するような飲み方よりも良いとされています。