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2025-08-02 14:57:00

「タンパク質だけじゃダメ?偏った栄養摂取が筋肉づくりを妨げる理由」

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「タンパク質だけじゃダメ?偏った栄養摂取が筋肉づくりを妨げる理由」

 

🥩 タンパク質を多く摂れば、筋肉が増えると思っていませんか?

 

ひと昔前から「とにかくタンパク質を優先的に摂ろう!」という傾向が見られました。

 

確かに筋肉を構成する主な材料はタンパク質ですが、摂取すればするほど筋肉が増えるわけではありません

 

実際には、摂取したタンパク質がすべて筋肉に使われるとは限らないのです。

 

🔥 消費エネルギーが足りなければ、タンパク質は"燃料"として使われてしまう

 

体はまず、エネルギー源として 炭水化物(糖質)や脂質を使います。

 

しかし、それらが不足していると、代わりにタンパク質がエネルギー源として使われてしまいます

 

このとき、せっかく摂取したタンパク質は「筋肉合成」ではなく、「エネルギー生産」に回されてしまうのです。

 

さらに、タンパク質をエネルギーに変換するのは効率が悪く、肝臓や腎臓に余計な負担をかけることにもなります。

 

📉 過剰なタンパク質はむしろ非効率

 

人間の体には、タンパク質の必要量(推奨量)があり、それを超えた分がすべて筋肉になるわけではありません


エネルギー不足の状態でタンパク質だけを大量に摂っても、筋肉がつきにくくなるどころか、体調を崩す可能性すらあります。

 

例えば、糖質制限をしている人が「プロテインさえ飲んでいれば大丈夫」と思っていると、筋肉がつかないだけでなく、体重も落ちず、疲労感だけが残るという悪循環になりかねません。

 

✅ バランスこそが、筋肉づくりの最短ルート

 

タンパク質を筋肉に使いたいなら、まずは炭水化物や脂質をしっかり摂ることが前提です。


エネルギーが満たされていれば、タンパク質は本来の役割である「筋合成」や「回復」に集中して使われます。

 

つまり、「バランスの良い食事」が、筋トレ効果を最大化する基本であり王道なのです。

📚 EBMに基づく参考文献(論文リンク)

 

 

  1. タンパク質摂取と筋タンパク質合成に関する総説
    「Dietary protein and muscle mass: Translating science to application and health benefit」
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33021839/

  2. 糖質制限と筋肉量維持の関係
    「Carbohydrate availability and the adaptive responses to resistance exercise」
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29119868/

  3. 過剰タンパク質摂取が腎機能に与える影響
    「High-protein diets and renal health: a review」
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17921415/

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