②毎日更新の情報
食事サポートをして1日で2kg落とす場合
3月26日の東京でのボクシング大会に、出場してみたいと言っていた会員様の減量をサポートしました。
毎日体重をLINEに送ってもらいました。
大会出場が正式に決まった3月8日の時点で71.5kg。
試合は69kgでの対戦となりました。
3月26日まで18日で2.5kg。
プロボクサーの試合ではないため大幅な減量は必要ありませんが、この2.5kgはしっかり食べて減量してもらう必要があります。
出場する会員さんは仕事もしてジムに通ってくれているため、早めに体重を落とし過ぎれば仕事にも支障が出てジムでの運動にも影響が出てきてしまうでしょう。
大会のために日常を乱すわけにはいきません。
この会員さんの食事を聞いていると普段から食事の量が少ないと感じたため、試合が決まった3月8日の時点では
もっと食べて体重を増やして下さい
と指示しました。
食事を増やすのは栄養を蓄えさせるため、それと今から減量をする程でもないためしっかり食べてもらう事を優先させました。
こういった大会が決まると精神的にナーバスになるので、思った以上に身体は神経質になってしまいます。
そうすると、体重を早めに落とさないようにキープさせるように指示しても、プロボクサーやプロの格闘家のようにコントロールが難しく早めに体重が下がってしまう傾向にあります。
日にちに余裕があるのであれば、今の体重をキープさせるより食べて精神的にも安定させる方を優先させます。
そうすれば仕事にも余裕がうまれ、日常的にも安心して過ごせるようになるでしょう。
プロであれば2.5kgの減量は1日で済みますが、一般の方は体脂肪も多いためゆっくり落としていく方法の方が
大会に向けて減量ではなく、日常のダイエット
にも繋がります。よって健康的にボディメイクさせていく指示を送っています。(そこは本人たちには伝えていません)
よって、最初は71.5kgから試合当日69kgに向けた減量をしてもらうところ、食事を摂取させることにより
72.7kgまで増やしてもらいました。
4日~7日で1kgから1.2kg増やしてもらいました。
3月14日で72.7kg。
ここから12日間で3.7kgの減量です。
4日~7日で1kg以上増やしてもらったのは精神的な余裕を持たせる事と他に
水分をたっぷり含ませる体にしておく必要があったから。
プロ格闘家でない限り一般の方で食事や水分に気を遣っていないとほとんどの人が1日の水分摂取量に達していない場合があります。
ダイエットしていったり減量をしていくためには「水分」は欠かせません。
筋肉のおおよそ7割は水分です。水分が足りない人は筋肉も付きにくかったり落ちやすかったりします。
よって大会に向けた会員さんには水分を溜めておくようにしてもらった訳です。
こうなればダイエットや減量も上手くいきます。
大会当日に69kg。
私の指示は大会当日、大田原のジムから東京へ出発する朝に200gオーバー~300gオーバーの
69.2kg~69.3kgにして下さいと指示。
大田原から大会会場の新宿まで車で3時間弱。
200gから300gは目に見えにくい汗や呼吸(不感蒸泄)などで3時間もあれば落ちます。
しかし、これは基礎代謝がしっかり整っている状態、ようするに食事や睡眠を摂っている健康な状態でなければいけません。
大会出場の人(これはオンラインダイエット会員様にも伝えています)には徹底して睡眠と食事は摂取しながら減量していくように伝えています。
大会24時間前の体重目安は1kg~1.2kgオーバーを目指すようにカロリー計算した食事をしていくよう伝えていました。
24時間前に1kg~1.2kgオーバーが一般人には丁度良い。(もちろん基礎代謝を整えておいてる人の場合です)
睡眠で500g前後汗をかきます。
その他しっかり食べていればトイレの回数もあります。大便が出なくても寝て起きた朝のトイレ、24時間あればトイレは朝だけではないはず。
するとこれでトータル少なくても900g前後は安心して落ちます(基礎代謝が悪い不健康な生活では無理です)
大会当日の不感蒸泄だけでなく、前日からの不感蒸泄を含めれば
1日で最低でも1.5kg~2kgは減量できるでしょう。(僕は計画的に2kg~2.5kgは簡単に落せます)
しかし、一般の方に不安を抱かせないように1kg~1.2kgの範囲で24時間前に着地しているように伝えました。
プロボクサーであれば塩分を排出する作用のあるカリウムなどを多く摂取させ、減量にはげませますが、一般の方で体脂肪も極限に少ない訳ではないので体脂肪に含まれる水分も考慮すれば塩分を控えさせたりカリウムを摂取させたりさせる必要はありません。
ちなみにカリウムを多く含む食材は乾燥わかめや昆布などです。
さて、会員様の体重はというと、
東京へ向かう直前にジムで測ったら
68.9kg
計算通りです。
前日の朝に70.4kgで1.4kgオーバー(毎朝体重を知らせてもらっています)
予定の1.2kgから少し多かったですが、この会員さんもしっかり指示を聞いてくれている人だったのでこの時点で1.4kgオーバーでも怖くはありません。
そのあと食事をしてさらに体重も増えたでしょう。2kg弱オーバーくらいではないかと予想。
ここから24時間前に食事や水分を絶ち、大会当日の朝に68.9kgですから
2kgほどは朝までで減っていた事になります。
68.9kgの時点でもう計量はクリアできますので、車で東京へ向かうまでに500ml程は水分摂取できると指示しました。
オーバーしている400ml程は飲んだ水分のあとのトイレや不感蒸泄でなんなくクリアできると予想しています。
そして問題の計量会場で体重を計ると丁度よくクリア!
「ラクに落せました」と言ってくれました。
こうやって食事を管理していけば何も問題ありません。
プロ格闘家でないとはいえしっかりした大会ですので体調管理は万全にしてもらいたかった。
減量などで落ちがちな筋肉を落とさないようにタンパク質を摂取(この時は最低でも体重×1.6g)。
最低限の食事管理。
体脂肪を動かすの基本は1日の総カロリーです。
1日の総カロリーを無視して『体に良いモノ』『動物性』『植物性』などにこだわっても意味がありません。
コンディションが良ければ状況は有利です。
いくら強くなっても減量や体重管理でコンディションを崩してしまっては強さや日々の練習の成果は発揮できません。
今回は大会に指定された体重に合わせた、『12日間で3.7kgの減量(実質カロリーでコントロールしたのは2.5kg)』でしたがあくまでも大会を目指すためのコントロール。
ダイエットコントロールでは12日間で2.5kgは多い減量幅になってしまうと基礎代謝が失われます。
今回は大会前、日頃の摂取カロリーが少ない会員さんを整えるために行った方法でもあります。
こうやって栄養管理、体調管理は整えていきます。