②毎日更新の情報
脳と運動と知性はイコール②
「子どもの健康に気を配っていれば、子どもは良い成績をとれるようになる」
これがCDE(糖尿病療養指導士)や多数の研究士によって解明されてきているとの記述を以前からもしてきています。
国が定めた身体能力の評価方法でもあるフィットネスグラムが学力と関連していると明らかになっていると。
人の関りを不安に感じる人にとっても、運動の環境そして機会とやる気を与えることで、人に近づく方法や、距離の保ち方、いつ相手に話せるかを練習し、プラスの記憶をインプットしていくという。
運動は社交の潤滑油にもなり、不安を減らすので、こうした学習を進める上でも重要な働きをするとの事。
海外のあるスラム街で「生活のための体育」と称し、運動プログラムをスタートさせたところ、
懲罰の対象となる問題行為が67%減少。
ある学校では、校内での暴力事件が228件から95件に減少したという事例も報告されていると言います。
このように「運動」が色々な方面に間接していく事が多くなってきているのが事実。
学習とは、情報を伝達するために必要なニューロンという神経細胞どうしを新しく結び付ける事を意味します。
ダンスでもボクシングでもドイツ語や言語でもなにかを学ぶと、ニューロンはその情報を暗号化して取り込むために変化し、
その情報が記憶となって物理的に脳の一部となります。
そのニューロン結合を増やしていくのが「運動」になります。
以前も述べさせてもらった通り、BMIと有酸素運動を含めた運動が「学力」にも間接的、いや直結しているという決定的な理屈になった証拠とも言えます。
去年、「オリンピック・パラリンピックに向けて」の題材で都内の小学校で講演した際、ニューロンの話をして。
あれ以降も、「脳」と「運動」そして「学力」について調べてきましたが、こうも決定的な理屈がそろってきていることに嬉しく思っています。
「運動」を提供する人間としては運動は単純なものではなく、なにごとにも必要で大袈裟に言わなくても生活と隣り合わせでいるものなのかと。
そしてこうも考えられるのかと。
「運動というよりは`動く’という事が生きている動物である根本的事実。成長という言葉よりかは細胞が‘増えている’という事実なだけ。
細胞が結合していっているだけ。キャパ内で。
キャパもそうだけど、歳を重ねていけばその結合速度も落ちるのは事実、運動していない人間と運動している人間では細胞落下速度は雲泥の差。
老化は細胞の問題であり、『年齢』という数字ではないですよね。
80歳だろうが細胞の使い方、要するに『運動』のやり方で脳を通し体が40代の全く運動をしていない人と同じ、なんて過言じゃなくなってもおかしくはないんじゃないかと。」
極端過ぎる言い方、ではない。
そうなると健康寿命そして根本的な寿命が、という話にもなってきますよね。
使わない細胞だと知れば身体はその細胞を活かさないだろうし、今後の科学の研究でその細胞がまた活性酸素みたく増えれば、体に害を及ぼす要因みたくなりうる日もくるかもしれない。
体幹を主にし、考えながらトレーニングするキッズ・ジュニアたち
未就学児までも小学生も、ハニーラルヴァでは動きながら得をするトレーニングをしています。
ラダーに関しても以前書きましたが、ただラダーをさせるだけならラダーがうまくなるだけ。
ラダーをするならSAQトレーニングも踏まえてます。
キッズ・ジュニアの縄跳びもそう、単に縄跳びがうまくなる跳び方だけにはしません。
複雑な動きじゃなくても、単純な動きの中には、角度を変えれば十分トレーニングになる動きはたくさん。
普段、子どもたちが遊びでやっている延長みたいなものです。
それをこちらが言い方を変えればそれはもうトレーニング。
そう、言い方の角度、そして伝わり方の角度で成長能力が違ってきます。
ヘッドギアを付けたスパーリングもそう。
どのスポーツ競技にも通じる距離感、そして空間把握能力を養うにはこの練習は重要です。
ハニーラルヴァではボクシングだけじゃなく、ハニーラルヴァで培った身体操作でどの競技にも通じさせるのが目的。
それでもミットやサンドバッグはとにかく楽しく打ってもらっています。
いい音させるためにはどういう体の使い方がいいのか?
ただパンチしただけじゃあいい音させられないなぁ?
そんな風に頭で考えながらミットやサンドバッグを打ってもらい、ハニーラルヴァのトレーニング全般で必須にしてる体幹の使い方、
体の捻り方、伸ばし方、縮め方、丸め方、反り方、を組み合わせ目的を達成させる事を主にしたハニーラルヴァです。
敗戦があったからこそ「今」がある
15年前、僕がまだプロボクサーになって2年ほどの時、後楽園ホールで戦った相手の牧島選手がハニーラルヴァに遊びに来てくれました。
デビューから5連勝の後、連敗という負のルーティンから抜け出せずとどめの3連敗目を喫した相手でした。
国際ボクシングジム、牧島洋介選手。
そのあと僕はタイに渡り練習、ボクサー人生として覚悟を決めた最後のトレーニングを積み帰国。
固定観念から抜け出せる事ができ、自分自身のボクシングに対する正直な想いで試合にのぞむことができました。
3連敗したから気付けた事、2連敗じゃダメだったんです。
そのあと、5年以上は負けずに17連勝まで突き進みそのまま日本チャンピオンに輝く事ができました。
そして6度の防衛を果たし、そのあと「自分自身に正直でいたい」という想いから、
日本チャンピオンベルトを返上、ボクシング協会に返しました。
好きだったボクシングがいつの間にかスポンサー会社や応援してくれる人のためだけに戦うようになってしまったんです。
好きだったボクシングがいつの間にか、人のために、そして他人のせいにして続けるようになってしまったんです。
ある時、応援してくれる人に僕が言われた言葉があります。
「人のせいにしてボクシングをするな、勝った負けたを応援してくれる人のためにとか言い訳するな」
そう、自分が好きで始めたボクシングなのだから自分のためにやるんだ、という言葉でした。
その言葉を聞いて、
チャンピオンになって強くならなきゃ強くならなきゃという呪いのような毎日がいつしか、何のために戦っているんだろう?
「強くなりたいからボクシングを始めた」
訳じゃない。
伴流ボクシングジムの身体の理論や、人間の身体の自然な動力をもって打って1発で倒すボクシングが好きだったから。
チャンピオン目指してたわけじゃなく、伴流ジムで練習して過ごす事が好きだっただけ。
「強さ」を求めてはいたけど、ボクシングが強くなって「強く」なる訳じゃないコトを気付けただけで充分だったんです。
「チャンピオンになれて強くなる訳じゃない」
それが気付けたのはチャンピオンになれたおかげ。
それでよかったんです。
そこまでで。
だからチャンピオンベルトはボクシング協会に返しました。
6度もチャンピオンベルトを巻いて彷徨ってしまっていました。
もう、自分自身とは裏腹に「頑張りたくない」。
自分自身に正直でいたい、と。
そういうボクシング人生ですが、やはりあの3連敗した時はまだそれが見いだせていなかった時期。
あの時、諦めていたらここまで気付けなかったでしょう。
3連敗ということはプロボクシングだと1年は勝っていなかった。
1年勝っていないとさすがにどうしていいか分かりませんでしたが、
その時は「まず1勝」。
1度勝ったら辞めるか考えよう。そんな想いで練習を積んでいたあの頃が懐かしいです。
そしてその連敗を喫した相手がこうやって遊びに来てくれると、とても和みますね。
だって憎しみ合ってボクシングするわけなじゃい。
憎しみ合って戦うわけじゃないところが、ボクシングそして格闘技の良いところ。
もちろん仲のいい友だちと戦うわけじゃありませんし、しゃべったコトがある人と戦う訳じゃない。
それでも戦い終わって勝敗がついた選手同士が憎しみ合ったりするところを見たことがありません。
お互いをたたえ合い、気持ちよく正直な顔で向き合える瞬間。
美学を感じる、プロボクサー人生でした。
そして今では敗戦してもそれをネタにとてもいい笑い話ができています。
その時は悔しいけれども、どれだけ悔しくなれるか嬉しくなれるかでその数年後には特大の笑い話ができます。
特大の笑い話やネタを作るためにも、「今」を一生懸命ってコトですね。
three time lose heart
乳酸は疲労物質じゃありません
「乳酸は疲労物質」と色々なメディアで騒がれたり、
それを除外するためには?
などと一時ブームを起こしていましたが、根拠はありません。
以前から、筋肉中に乳酸が溜まり、それによって筋肉疲労がもたらされるという
疲労の根源、「悪」呼ばわりされて世間から批評されていた話は誰もが耳にしたことでしょう。
それが「正義」としっかり科学認識されているのに、まだ疲労の元と考えているようでは
運動パフォーマンスやトレーニングにも色々支障が出てきます。
このように、メディアやインターネットでは真実は幾多の偽事実に埋もれて
何度も同じ道を引き返してきてしまっているかと思います。
身体の科学、フィットネスのしっかりとした「事実」、そしてまだ「本当に分からないコト」などを
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