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運動神経という名称の神経は存在しません
運動神経という名称の神経は存在していません。
運動をするためだけに使われている運動神経というものはありません。
いわゆる運動神経とは「情報処理系」の能力になります。
自らのカラダを操る能力「コーディネーション能力」。
およそ40年前に旧東ドイツのスポーツ科学者が提唱し始めたのがきっかけとなり、
冷戦終結後に全世界に一気に広がったとされています。
脳と神経と筋肉の連携を介した情報処理系能力のコーディネーション能力。
これが運動神経の正体とされています。
筋力や持久力といったエネルギー代謝系の能力を、脳や神経という全身の司令塔が器用に調整する。
①リズム(リズミカルに動ける能力)
②反応(瞬時に適切な動きができる能力)
③定位(空間把握能力)
④分化(バットやボールなどのモノを思い通りに操作する識別能力)
⑤柔軟性(可動域を全開に動かせる能力)
⑥連結(上半身や下半身、体幹、骨盤を連携させられる能力)
⑦変換(変化する状況に対応して正確に切り替える能力)
⑧バランス(重心を正しく保てる能力)
おおよそこの8つで構成されていると言われています。
骨活をすると老化予防になるのか?
骨を小さくして小顔にする?
小さくなるのを防ぎ、たるみを予防?
年齢を重ねた、たるみや老け顔を防止する骨活などがあります。
顔の骨が縮むと皮膚が余ってたるむ?
こういうキャッチコピーがありますが注意して下さい。
もし、頭蓋骨が縮む事があったとしても、皮膚がたるむ現象は起こりません。
皮膚はテンションが強く掛かっています。
例えば、しっかり張られたテントを切ったら勢いよく開くように、皮膚もテントと同じように張力がかかっています。
歳を重ねると張力は弱くなりますが、基本的には引っ張られています。
骨が小さくなって皮膚が落ちてくるコトはありません。
頭蓋骨が委縮して皮膚のたるみが出るとしたら、10%以上の骨の委縮が必要になります。
10%委縮、ようするに10%骨が縮む事になると、身長170cmの人は身長150cmちょっとになるはず。
そんなことはあり得ないですよね?
年齢を重ねると椎間板が薄くなっていて、背が縮むのは間違いありません。
それでも身長が2cm~3cm弱程度。
骨が小さくなって、身長が縮む事ではありません。
椎間板の27個の椎骨が0.1mmずつ潰れてやっとこの2cm~3cm。
0.1%~1%小さくなって顔の皮膚がたるむかというとたるみません。
顔の骨が縮む事はありません。
頭蓋骨が小さくなるので皮膚が余ってたるんでくるという理論の骨活がですが、皮膚がたるむための10%の影響が全身の骨には無関係で、頭蓋骨だけに影響出るなんてことはありません。
骨活をしてエイジングのたるみ予防にはなりません。
皮膚が小さくなり、老け顔になるコトはありません。
しかし
骨が小さくなる骨粗しょう症(オステオポロシス)はあります。
骨粗しょう症などの骨密度の現象は外見には影響ありません。
【健康な人】
【骨密度が低下している人】
骨活そのもの自体は有りですが、老化防止のための骨活に医学的根拠はありません。
寝たきりを予防するために歩いたり運動する骨活はありますが、アンチエイジングのための骨活は存在しません。
※東海大学医学部形成外科/北条元治氏の資料を参考にしています。
筋肉痛が遅れてやってくるのは年齢のせい?
筋肉痛は2種類あります。
「現発性筋肉痛」と「遅発性筋肉痛」。
簡単に言うと、現発性筋肉痛は運動最中におこる筋肉痛。
遅発性筋肉痛は、一般的な運動して日にちが経つとやってくる筋肉痛。
遅れてやってくるのは「加齢による身体機能の低下によるもの」と聞いたこともあるかと思います。
しかしこれは、歳を重ねる事によって「運動の習慣」が落ちたり「筋肉の質」が低下している方のみ。
年齢を重ねても普段から運動習慣があったり、筋肉に負荷をかける運動をしていれば筋肉痛が出てくるスピードも違います。
例えば運動の習慣がない人と運動の習慣がある人が同じ運動をしたとして、筋肉痛が訪れる時期も違うでしょう。
運動の習慣がない人からすれば、どの運動も強度が高く思え、筋肉の質が落ちているためすぐに筋肉痛がやってくるでしょう。
運動の習慣がある人は、同じ運動をしていても筋肉への負荷が低いと感じ、筋肉痛はゆっくりやってくることになります。
それにもうひとつ、筋肉痛のメカニズムとして、早く、強く動かす事はより筋肉への負荷がかかるので比較的早く筋肉痛がやってきます。
反対に筋肉をゆっくり動かす運動は遅く筋肉痛がやってくると言われています。
これは遅筋、速筋との関係もありそうですね。
そうなってもやはり運動の習慣をつけ日頃から筋肉の質を上げていれば、どの運動も比較的筋肉痛は遅くやってくるといえるでしょう。
コリックや黄昏無きにも効くプロバイオティクス
腸内活動『プロバイオティクス』『プレバイオティクス』。
以前もここの記事に取り上げさせてもらいました。
プロバイオティクスは、ヒトの腸内フローラを構成する細菌を直接入れる事。
納豆やヨーグルト等。
プレバイオティクスは、元々お腹の中にる有益な腸内細菌の、エサになるような食品を摂取することで腸内環境を良くする事。
キノコ、根菜、麦ごはん、フルーツ等。
これを合わせて摂取する『シンバイオティクス』もあります。
フルーツにヨーグルトをかけて摂取等。
今回はこのプロバイオティクスに注目。
私はダイエットの参考資料としてエミリー・オスター氏の本も参考にしています。
エミリー・オスターは2児の母にして経済学者のため、データ&経験をもとに出産前から出産後の「子どもの育て方」を解いている一人。
自分の子育て経験と、そもそも出されているデータの、両方を公開しながら解いている人です。
私のダイエット指導で出産後のクライアントさんもいらっしゃるので、どの質問でも話ができないといけないと思い読んでいます(もちろんお母さま方の経験には適いません)。
その中で泣き止まない赤ちゃんの症状「コリック」や「黄昏なき」は母親ならではの悩み。
このコリックに効果があったとされる治療法が「プロバイオティクス」。
プロバイオティクス以外でもコリックや黄昏なきを改善させたのは、赤ちゃんの栄養管理。ようするにミルクなら種類を変え、母乳なら母親の食事を変える。
しかし、プロバイオティクスやプレバイオティクスなどの腸内環境は赤ちゃんにも及ぶ大切な腸内改善。
腸内環境、腸内フローラ等、腸内を意識することはとても大切なことですね。