②毎日更新の情報
カロリーゼロとカロリーOFFが紛らわしい!の説明です
カロリーゼロとカロリーOFFの違いを説明しています。
どちらも「カロリー」はあります。
紛らわしいですよね(笑)その食品表記、そして飲料表記についても説明しています。
【要注意】ウコンドリンクは本当に肝臓を守るのか?
康食品の“イメージ”と“医学的事実”のギャップに迫る
「お酒の前にウコンドリンク」――
これはテレビCMやネット広告などでよく目にする健康習慣のひとつです。
しかし、運動や栄養の“本質”を大切にしている当ジムでは、こういった「イメージ先行」の健康習慣に対して、実際にどのような科学的根拠があるのか?を丁寧に紐解いていきたいと考えています。
◆ ウコンドリンクに「肝臓を守る」医学的根拠はあるのか?
まず結論から言えば、ウコンドリンクに「肝臓を守る」「二日酔いを防ぐ」といった効果を医学的に支持する信頼性の高い研究は存在しません。
むしろ、過剰な摂取は健康を害するリスクがあるという報告も複数存在しています。
◆ 鉄分の過剰がもたらす「逆効果」
ウコンには鉄分が非常に多く含まれることが知られています。
これが肝臓にどう影響するか――
実は、アルコール性肝障害の患者の肝臓には鉄が沈着しているという研究報告があり、鉄の過剰摂取が肝障害を悪化させるリスクがあるのです。
📚 参考文献:
Witte D. et al. (2000). Iron overload and alcoholic liver disease. Alcohol.
Stickel F, Schuppan D. (2007). Herbal medicine in the treatment of liver diseases. Digestive and Liver Disease.
◆ 劇症肝炎を引き起こす例も
さらに深刻なのが、ウコンに関連した劇症肝炎の症例報告です。
特に以下のような基礎疾患を持つ方には注意が必要です:
-
C型慢性肝炎
-
B型慢性肝炎
-
2型糖尿病
これらの方がウコン製品を摂取した結果、命にかかわる重篤な肝炎を発症した事例が確認されています。
◆ 健康食品やサプリメントは「効く」より「効かないリスク」に注意
ウコンドリンクやシジミ製品(シジミ汁など)に含まれる鉄分の多さは、“良かれと思ってやったこと”が裏目に出る代表例です。
-
少量なら問題なし
-
「肝臓にいい」と過信して大量摂取 → 危険
とくに「飲酒前にウコン」など習慣化した過剰摂取はリスクを高めます。
◆ ジムとして伝えたいこと
私たちのジムでは、運動や栄養指導を行う際に、「本当に効果があるのか」という科学的根拠に基づいたアプローチを大切にしています。
ウコンのような健康食品は、必要な人に、必要な量だけ。
大切なのは、体にとって本当に有益な行動かどうかを見極めることです。
✅まとめ:ウコン製品は“注意が必要”な健康食品
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 効果の根拠 | 「肝臓を守る」効果を示す明確な医学的エビデンスは乏しい |
| 鉄分の過剰摂取リスク | アルコール性肝障害を悪化させる可能性がある |
| 副作用の報告 | 劇症肝炎や急性肝炎の症例が報告されている |
| 安全な利用法 | 過剰摂取は避け、特定疾患のある方は医師に相談を |
筋力トレーニングが美肌に貢献、皮膚老化の改善に関与する事が報告 ※参考論文有
立命館大学スポーツ健康学部の教授らのチームが、ポーラ化成工業株式会社と共同し発表。
有酸素運動と筋力トレーニングの両面は皮膚の弾力性と真皮構造を改善させる事、特に筋力トレーニングは真皮の厚みを増加させ、若々しい外見に貢献する可能性がある事を世界で初めて明らかにさせたと発表。
研究成果は6月23日、日本時間22時に、米科学雑誌「Scientific Reports」にて掲載。
ポイントとして、
➀有酸素性運動と筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)は、どちらも皮膚老化を改善。
②筋力トレーニングは加齢によって薄くなり見た目の若々しさに関連する真皮の厚み改善。
③運動による血中成分の変化と、それによる真皮の細胞外基質の増加が関与。
最近まで運動は、脳や筋肉の老化に対してアンチエイジング効果を示していましたが、皮膚に対しての効果には未熟でした。
特に筋力トレーニングの皮膚に対する効果については世界的にも先行研究がなくメカニズムも不明だった模様。
しかし、本研究により、筋力トレーニングが健康だけでなく美肌にとっても良い作用がある事が科学的に証明。
研究者らは「運動するメリットをまたひとつ明らかにできた」と話し、
「年齢を重ねても健康で美しく、彩りある人生を歩む人が一人でも多く増える事を願っています」
参考論文
- 論文名: Resistance training rejuvenates aging skin by reducing circulating inflammatory factors and enhancing dermal extracellular matrices
(レジスタンス運動は血中の炎症因子を減少させ真皮の細胞外基質を増加させることにより皮膚の老化を改善する) - 著者: Shu Nishikori (立命館大学スポーツ健康科学研究科、ポーラ化成工業株式会社 フロンティアリサーチセンター) Jun Yasuda(立命館大学スポーツ健康科学研究科 ※研究実施当時 )、 Kao Murata(立命館大学スポーツ健康科学部 ※研究実施当時)、 Junya Takegaki(立命館大学スポーツ健康科学部 専門研究員)、 Yasuko Harada(ポーラ化成工業株式会社 フロンティアリサーチセンター)、 Yuki Shirai(ポーラ化成工業株式会社 フロンティアリサーチセンター)、 Satoshi Fujita(立命館大学スポーツ健康科学部 教授)
- 発表雑誌: Scientific Reports
- 掲載日: 2023 年6 月23 日(金) 22 時(日本時間)
- DOI: 10.1038/s41598-023-37207-9
痛みの原因が分からない不定愁訴(フテイシュウソ) ※参考論文有り
🌿 不定愁訴とは何か?
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不定愁訴(medically unexplained symptoms) は、CT・MRIなどを用いても明確な器質的原因が見つからないまま、頭痛、全身の痛み、倦怠感、イライラ、疲労感などの症状が続く状態を指します 。
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DSM‑5ではこれに近い概念として Somatic Symptom Disorder(身体症状症) があり、身体症状とそれに伴う過剰な不安・行動が問題とされます 。
🔍 ストレスとの関連〜心理的要因が症状を左右する
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感情的ストレスや心理的不安が強い人は、不定愁訴を訴える傾向が明らかに高く、「精神的苦痛との関連が強い」というメタ解析があります pmc.ncbi.nlm.nih.gov+1journalce.powerpak.com+1。
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ストレス管理や心理介入(例:マインドフルネス、CBT)が症状改善に有効であるとするRCTも報告されています。
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マインドフルネスストレス低減法(MBSR)とCBT の比較では、慢性腰痛の緩和に効果ありと示されています 。
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身体症状にセンサーモーター再トレーニング を行う臨床試験でも、痛みの強度が有意に低下したという報告があります jamanetwork.com+1thelancet.com+1。
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🧭 「バランスとリズム」による予防的アプローチ
1. 生活リズムが整う → 心身安定 → 症状の予防
実証研究から、規則的な生活、十分な睡眠、バランスの良い食事と適度な運動がストレス軽減に繋がり、その結果、身体症状が出にくくなることが報告されています 。
2. 背中・腰部の不明原因性痛(非特異的腰痛)には、
- 短期的な「アクティブブレイク(途中休憩でのストレッチ等)」が痛みと不快感の軽減に有効という12週間RCT pubmed.ncbi.nlm.nih.gov。
- 多職種によるバイオサイコソーシャル(生物・心理・社会)アプローチが慢性腰痛に対して有用というCochraneレビュー 。
📚 参考論文リンク
-
**Non‑specific low back pain: mindfulness-based stress reduction vs CBT vs usual care** – JAMA, 2016
(慢性腰痛改善における心理介入効果)
→ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26928050/ journalce.powerpak.com+9pmc.ncbi.nlm.nih.gov+9jamanetwork.com+9 -
Active Break intervention for non‑specific low back pain – BMC Musculoskelet Disord. 2024
(若年者の腰痛予防法)
→ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39707287/ mdpi.com+2pubmed.ncbi.nlm.nih.gov+2pmc.ncbi.nlm.nih.gov+2 -
**Association of body composition with somatic complaints** – MDPI, 2023
(身体バランスと身心症状の関連)
→ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36613245/ en.wikipedia.org+2mdpi.com+2en.wikipedia.org+2 -
Somatic symptom disorder (DSM‑5) – StatPearls 2023
→ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK532253/ mayoclinic.org+1frontiersin.org+1ncbi.nlm.nih.gov
