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ポジティブVSネガティブ

ポジティブVSネガティブ
明るい性格・楽観的VS消極的な性格・否定的
と言う話をしようとしている訳ではありません。
筋力のトレーニングの話です。
・・・なんだよトレーニングの話か
と言わないで聞いてください(笑)
ポジティブ=求心性収縮=コンセントリック収縮
ネガティブ=遠心性収縮=エキセントリック収縮
筋肉を縮めながら鍛える事をコンセントリック、要するにポジティブトレーニング。
筋肉を伸ばしながら鍛える事をエキセントリック、こちらがネガティブトレーニングと言われています。
昔から、どちらが筋力の上達に効果があるのか議論されてきました。
ちなみにアイソメトリック(等尺性収縮)というのもありますが、これはポジティブ、ネガティブにも匹敵はしません。
作った画像のように、ダンベルをゆっくり持ち上げた時に上腕二頭筋が固くなる事がポジティブ。
ゆっくり降ろしていく時に上腕二頭筋が耐えているのがネガティブ。
筋トレ用語で「ポジティブ」、「ネガティブ」と呼んでいます。
よく、この収縮性論バトルで「ネガティブ」動作での筋力トレーニングが1番効果があると伝えている人も少なくないと思います。
しかし、これは10年以上前(2009年まで)の知識であり、ネガティブを意識したとしても全く意味はありません。
ネガティブな動作が効果的と言われてきたのはポジティブな動作よりネガティブな動作の方が筋肉に強い収縮を感じ、重い重量を耐えられるから。
この感覚が先行し、どうやらネガティブな動作を勧めてしまう由縁でした。
しかし、重い重量に耐えられることは筋肉の中のチチンというタンパク質のおかげ。
ネガティブ動作の強さが重い重量に耐えている訳ではなく、チチンという強い物質が支えているだけ。
結果として、ネガティブ動作によるトレーニングとポジティブ動作によるトレーニングを比較したところ、
どちらも統計学的な有意さは認められなかった。
要するにどちらでも変わらない。
2017年ニューヨーク市立大学の研究が信頼性の高い研究方法で調べた結果です。
極端に言うと、ネガティブは効果は変わらない上に疲労感がポジティブより増すので「ネガティブ動作」にメリットはないと言えるでしょう。
外食における食事のカロリーを表にしました

オーバーカロリーに気を付けて外食時の参考にして下さい。
オーバーカロリーも当たり前に太る原因ですが、アンダーし過ぎるカロリーも太る原因です。
唾液の量=肥満との関係=ストレスとの関係 ※参考論文有り

要するに、唾液の量は
太りにくい、太りやすいとの関係を表し
それに
ストレスが多い、少ない事の関係も表している
以前、唾液の事を記事にしました。
「唾液の量が多い人は太りにくい」
記事へGo→ 唾液が多い人は太りにくい
膵臓などから分泌されるアミラーゼという酵素の関係の話です。
唾液の量は噛むことでその量を増やす事もできます。
だから咀嚼が大事ですよ!
という話でした。
さらにアミラーゼの量はストレスとも関係している論文をいくつか見つけたので記事にします。
まずこの論文、筑波大学大学院人間総合科学研究科のお二人が出した論文です。 https://ci.nii.ac.jp/naid/130005255033
交感神経活動の指標として用いられている心拍数と同様に、客観的にストレスを評価できる指標になる。
唾液の量=ストレスの量
この関係性を示している面白い論文です。
次に九州看護福祉大学看護福祉学部の方々の論文 https://ci.nii.ac.jp/naid/130004585611
この論文でも唾液の量とストレスの関係性を示しています。アミラーゼの量が増えると緊張状態が反映された結果と。
しかしここで唾液の量は=ストレスの量だけども≠ネガティブだけの話ではないとも示しています。
精神状態と唾液の量は比例するという面白い内容でした。
以前の記事を合わせると、
咀嚼を増やす=唾液の量が増える=太りにくい
のであれば、
活発な精神状態=唾液の量が増える=太りにくい
精神状態、ストレスと肥満の関係は大いにありそうですね。
血液型と性格の関連性とは?

血液型と性格。
昔からこの関連性は取りだたされてきました。
A型は消極的・保守的。B型は外面的に積極的・進取的。O型は積極的・進取的。
そしてAB型はA型とB型の混合型。
関連性に付随して、この判断材料も昔からずっと言われてきているおおよその外的結果。
僕は「なに型」に見えるでしょう・・・
・・・そんなことどうでも良い話ですが「A型」です。
几帳面で潔癖症・・・そんなイメージが湧いてきますか?それとも全然違いますか?
「なんとなくそう言われてみると?」なんて、根拠のない説得力が昔から血液型診断にはつきものでした。
僕もこの性格と血液型で様々な人と話をしてきたと思います。
ひとつの話題話にもなるし、相手との話を途切れさせない営業ネタにもなります。
しかし、この血液型と性格には関連性は認められていません。残念な話ですが。
データを見ても関連性を支持するデータは表れていないとされています。
特に日本人がこのような血液型と性格の関連性を好んでいるような傾向があるように思えます。
1971年に「血液型でわかる相性」。
この本から、日本では性格と血液型の関連性を信じる人が流行したと言われています。現代までもこの手の本は様々出版されています。
1990年までには6割以上の日本人が血液型と性格の関連性を信じて疑わなかったと言われていますが、今はそれ以上だと僕は思っています。
しかし、血液型と性格についての論文を見てきた中でやはり関連性の根拠が強くうたわれているものはありません。
論文 久保義郎・三宅由起子著
「血液型と性格の関連についての調査的研究」でも事実は明らかになっています。
さて、ではなぜこのような流行現象が起きてしまうものなのか?
もちろんスポーツ学や栄養学といった今現在研究途中で、進化した研究のおかげで10年・20年前の事実が覆されてくるから。というのも間違ってはいません。
「乳酸が疲労物質」とか「アキレス腱は伸ばしてストレッチするもの」。代表的なものだと「水は飲むな、根性だ」。
このような、まだ科学的根拠が不十分だった時の、誰かが言った曖昧な説得。これがタイミングと流行によって広まってしまった。
血液型もそうです。
次回はどのようにして広まってしまうのかを書いていきます。
それでも血液型で判断する事は面白い話のタネにはなりますが(笑)
「腹筋」運動は体幹運動と同じで形ではなく意識で運動になってるかが違ってきます

「腹筋」!
となると回数を意識しやすいですが、それは逆効果。
という話はハニーラルヴァジムや講演でも伝えています!
やった感や苦しい気分を味わって達成感を得るというのも分からなくないですが、それはマラソンやジョギングで充分でしょう。
身体を使うとはそういう事。
決して
苦しい分=体がつかえた
ということにはならない。逆の方が多いですね。
ラクにできた=体がつかえた
高強度心拍数トレーニングなどに関してはまた理屈は違ってきますが、
「ラクにできてなにが悪い?」
くらい思って運動してくれるほうが良いくらいです。
理由としては、大切な姿勢を怠った回数は自分の身体を痛める以外のなにものでもありません。
「腹筋運動で腰を壊してやりたいんだ!!」
ってならないですよね,,,,,
腹筋は正しくドローインでローカル筋を意識していなければなにも効果は期待できません。
「ローカル筋肉?ってなんやねん!」
はい、ローカル筋とは腰の骨のまわりにくっ付いている筋肉を指します。
そしてグローバル筋というものも大切。
「グローバル筋肉?ってなんやねん!」
はい、腹直筋や腹斜筋など皮膚に近い筋肉を指します。
外側と内側ってことです。
「意識するのはどうやるねん!!」
はい、これはインナーマッスルにもあたるので直接意識するのは不可能(インナーマッスルは深いとこにあるので意識なんかできません)ですが、体の形を作って意識できるようにさせます。
お?なんか魔法みたいなコト?
ってことではなく(笑)
身体の姿勢を少し変える→姿勢を変えたところに力が届くようになる→そのポイントに力を入れたり抜いたりする(息を吐いたり吸ったり)→インナーマッスルに勝手に届く
これが慣れてきたら、身体の姿勢を少し変える→インナーマッスルに勝手に届く
こうなってもらえるのがトレーナーの役目。
ジムに来ていない時にでも意識してもらえるようにして、
意識する→無意識にできる
こうなったら「健康」じゃないですか?
腹筋運動に関していうと、外側のグローバル筋肉だけではダメ、ローカル筋肉に力が届いてこその腹筋運動です。
体幹姿勢と理屈は同じ、体の意識なんです。
ハニーラルヴァでは体幹姿勢の時も意識してもらうように声をかけています。
形だけの体幹ではNG。
形だけの腹筋だと何百回やっても自分の腰を自分で痛めつけてるだけ。
正しい姿勢で、少ない回数でも効果を発揮させる腹筋でお腹を変化させていきましょう。
「回数をやりたいんだ!」
という人はもちろん、正しい姿勢で数をこなしてくれるならなにもいう事はありませんが。
正しい身体の形の腹筋運動や体幹運動ってけっこうキツイんですよ,,,,,,,