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筋肉量が多い人ほど普段の代謝量は多い
筋肉量が多い人ほど、普段の代謝量は多いです。
言われるまでもなく、筋肉量が少ない人より筋肉量が多い人の方がエネルギー代謝は活発です。
脂肪より筋肉の方がエネルギー代謝が活発だという事でもあります。
よって筋肉量が減ると、消費できるエネルギーを逆に溜めやすくなってしまい、それがかえって脂肪を作りだしてしまう事にもなります。
なので、有酸素運動や食事だけでダイエットを行えば筋肉量は確実に減少してしまう事になり、結果肥満体やリバウンドになるのでご注意下さい。
ハニーラルヴァで行う運動はどのくらいのカロリー消費?表
運動と消費カロリーを表にして作りました。
ハニーラルヴァのメニューではこのような運動と消費カロリーになっています。
頭に入れておきましょう③ー②コレステロールの流れ
③-➀からの続き
リンパ管も疎水性の脂質(トリグリセリドやコレステロールなど)は流れにくいですが、囲って閉じこめながらリンパ管を流していきます。
その後、肝臓に到着。
その後、血管を通り遊離脂肪酸として細胞や筋細胞、脂肪細胞に送られます。
脂肪細胞に送られた遊離脂肪酸は中性脂肪として貯蔵されます。
中性脂肪が貯蔵され残ったのはLDLコレステロールになります。
悪玉コレステロールの事ですね。
このコレステロールが過剰にある時は動脈硬化を促進するといわれています。
でまわりにまわってLDLは肝臓へ戻ってきます。
肝臓ではHDLも作られています。
善玉コレステロールです。
善玉コレステロールは肝臓から全身の余計なコレステロールを回収してくれます。
肝臓へ帰ってくるときに回収したコレステロールをまとった善玉コレステロールは成熟HDLとして肝臓へ取り込まれます。
善玉コレステロールはコレステロールを回収するので善玉と呼ばれています。
脂肪酸はエネルギー源として体に必要ですがコレステロールも体にとっては必要です。
コレステロールは細胞膜を構成する成分もあります。
ステロイドホルモンの原料となります。
先ほど記述したHDL善玉コレステロールで回収されたコレステロールは胆汁酸の原料にも利用されます。
コレステロールで作られた胆汁酸が小腸で脂肪を乳化する(疎水性の脂質を吸収させやすくする話)。
体はとてもうまくできていて色んなものを再利用しようとします。
これはダイエットにも通じるところがあります(再利用のところではない)。
最後の脂質に関しては長い話になってしまったので2回に分けました事、申し訳ございません。
頭に入れておきましょう③ー➀最後に脂質はどうエネルギーに変わっていくか?
最後は脂質の代謝について。
口から入った脂質は十二指腸にいきます。
十二指腸で膵臓の膵リパーゼという消化酵素によって分解されます。
膵リパーゼは膵液という水にまざっています。
水となじみにくい疎水性の脂質(トリグリセリドやコレステロールなど)は膵リパーゼの効果を受けにくいとされています。
そこで胆汁。
これが十二指腸に入ってきます。
胆汁の成分は脂質を乳化します。
そして膵臓からの膵リパーゼを含む膵液によって脂質がさらに小さく分解され、小腸から吸収されます。
消化酵素が含まれてはないのが胆汁。消化が役目ではなくあくまでも「乳化」のみ。
消化酵素が含まれているのが膵液です。
食べ物から摂取される脂質には中性脂肪(トリグリセリド)が含まれています。
膵液の膵リパーゼによって中性脂肪が分解。
そして小腸から吸収。
小腸で吸収は他のグルコース(糖質)とアミノ酸(タンパク質)と同じですね。
吸収された中性脂肪は小腸内で再合成されます。
そしてリンパ管を通って全身に運ばれます。ここからは先の2種類と違いますね。
グルコースとアミノ酸は小腸から肝臓に運ばれますが、中性脂肪はリンパ管。
※一部の脂質であるグリセリン単体や中鎖脂肪酸は肝臓へ運ばれます。
続きは明日。頭に入れておきましょう③ー②に続く
頭に入れておきましょう【途中のおまけ】
全3話の「頭に入れておきましょう」シリーズにしようと思っていますが、ここでおまけの話。
アミノ酸の話です。
20種類のアミノ酸のうち、身体で合成できるものを【非必須アミノ酸】と言います。
逆に体で合成できないものを【必須アミノ酸】と言います。
その中でBCAAとも呼ばれる必須アミノ酸が3種類
「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」
聞いた方もいらっしゃるかと思います。
よくサプリメントパッケージにも大きく掲載されているかと思いますが、この必須アミノ酸が3つあっても他の種類がなければ合成反応は促進できても、筋肉の構築には非効率的となります。
要するに「BCAA」や「必須アミノ酸」と書かれていても、食事ができていないと意味がありません。
そして食事ができていればこれらのサプリメントは意味がありません。
あまり必須アミノ酸BCAAなどにとらわれず、サプリメントにとらわれず、普通に『食事』を心がけて下さい。