②毎日更新の情報
危険なダイエット方法②
いつの時代にも存在した
〇〇だけ食べるダイエット
こういうフレーズは今の時代でも存在するものです。
太るか痩せるかは、今更当たり前ですが、
消費しているカロリーに対して摂取しているカロリーが多ければ
体重は増え
消費しているカロリーに対して摂取しているカロリーが少なければ
体重が減る
これは大原則です。
「これを食べれば痩せる」「これは脂が少なくヘルシー」「ダイエット食だ」というものを続けても、そもそもが消費しているカロリーに対して摂取しているカロリーが多ければ、体重が増える事に間違いはありません。
ダイエットをすると体臭が強くなる人がいます。
そんなことがあるのかと疑いたくなるでしょうが、これは糖質制限をしている人に報告されます。
糖質を極度に抑えた食事をする糖質制限。
この場合、栄養は脂質に頼る事になります。
ここで脂質を摂取しないとケトン体という、糖質が入ってこない代わりのエネルギー化になりません。
脂質の分解で生成される代謝物がケトン体です。
ケトン体をエネルギーとして使う状態をケトーシスと表現します。
このケトーシスになった際に発せられる象徴的な匂いを「ケトン匂」、別名「アセトン匂」と言います。
ケトジェニックダイエットの象徴的な匂いです。
危険なダイエット方法①
危険なダイエット方法を何日かに分けて記事にしていきます。
『危険な』というのは、文字通り安全ではなく不健康な方法。
もしかしたらやってきてしまった過去があるかもしれないし、今現在おこなってしまっているかもしれない。
そういう人のためにも参考にしてほしいと思います。
なぜ危険なのか?
なぜ不健康になるのか?
それを知っていれば、危ないダイエット方法に手を出す事を避ける事ができ、無駄にお金を使わなくなる。そしてダイエットしたい時にいつでも簡単にできるようになります。
まず、日本人に多いカロリー制限VLCD『ベリーローカロリーダイエット』
簡単に言えば食べ物を過度に制限して体重を落とす方法。
ダイエットは間違いなくカロリーの収支なのですが、多くの人が間違っている方法、それが
「少なくすればするほど痩せる」
そう思い込んでいる人が大勢います。
このベリーローカロリーダイエット(VLCD)は1970年代に専門の医師によって取り入れられた方法です。
タンパク質と塩を中心とした食事を継続しカロリーを極端に落としていかなければいけない
患者専用の食事管理方法です。
これを特に一般人が行っている人が多いのが日本。
この方法はもともとBMI35~40くらいで、すぐにでも体脂肪を落とさないと生命の危険がある人向けの方法です。
メディアで取り上げているVLCDは1日600kcal未満と表示されている事が多いですが、本来はドクターに管理してもらった上での方法。
600kcalとは吉野家の牛丼並み盛り1杯(おおよそ633kcal)。※吉野家カロリーサイト参照。
600kcalという食事管理ができていますか?
一日、自分が何kcalの食事を摂取しているか管理できていますか?
まず、管理ができていない人が糖質制限やカロリー制限をしていても『どれくらい減らせば良いのか?』分からないまま実行し、全く意味がなくただただ体を不健康にして容姿も崩していくことでしょう。
このVLCDは早急な改善が必要な糖尿病患者さんや肥満の人向けの治療方法です。
極度の空腹感があったりしませんか?
睡眠が安定していなかったりしませんか?
体温が下がったり、基礎代謝が下がったりしてきた感覚はありませんか?
倦怠感があったりしませんか?
過度なカロリー制限はこういった症状を引き起こす事があります。
場合によっては拒食症の症状も引き起こします。
拒食症とは太る事への強い恐怖心から食べる事が怖くなる症状『神経性食欲症』という摂食障害です。
こうした過度な食事を継続させたあとにやってくるのは?そう皆さんも聞いた事ある、
リバウンドです。
このリバウンドという症状。
著しくカロリーを減少させると『グレリン』というホルモンの分泌量が増えます。
あせって食事を戻しても、このグレリンが多くなると、分泌は1年ほど継続してしまいます。
このグレリンは心身の疲労や睡眠不足などでストレスがいっぱいになる時も増加します。
疲れた時やストレスがいっぱいある時に、飲んだり食べたり食欲で満たそうとする経験があったりしませんか?
このグレリンは増えるとレプチンという食欲を抑制するホルモンが十分分泌されなくなるので食欲が抑えられなくなる影響にも通じます。
体重減少、体脂肪減少のためにダイエットするのならまずポイントを抑え、危険だと言うことはやらず、健康的に容姿も整えていきたいところです。
グラフを作りました。1日の消費カロリーはこうやってできている!
グラフを作成してみました。
ヒトの1日の消費カロリー。
➀基礎代謝量
これは言わずとも知れた基本的な代謝量。生きているだけで消費するエネルギー量です。
呼吸、心拍、体温調節などで使うエネルギーです。
②食事誘発性熱産生
食事を摂り体内に入った栄養素が分解され、一部が体熱となって消費されます。
食事をするだけでエネルギーが消費される仕組みです。
③NEAT(非運動性熱産生)
運動以外の活動代謝量のことです。
これが重要。普段、仕事に向かって歩いたりゴミを出したり階段の昇り下がり。
生活の中での代謝量の事。普段の生活の中でできる限り動いてあげて代謝量をあげて下さい。
1日の消費カロリーの中で決してあなどれない消費カロリーになるので、ここをいかに上げていくかが健康に繋がります。
④EAT(運動性熱産生)
活動代謝量。運動です。
こういう割合で人というのは代謝をしています。
4つの代謝量をあげるにはまず動いてあげる事、そして食べてあげる事です。
フランスでのペリネ、それは骨盤底筋。
骨盤底筋。
フランスでペリネと呼ばれています。
なぜフランスの話?というのもフランスは骨盤底筋の先進国。
フランスは男女問わず「生活のにおいを出す」事はマイナスイメージ。
結婚後でも結婚前でも「一人の女性」としてスマートに生活する事、させる事を国がのぞんでいます。
このペリネの部分が弱ってくると、骨盤を正しく支える事ができず、内臓が下がってきてポッコリお腹の原因となります。
そうなると姿勢も悪くなります。
内臓が下がってくると女性の場合、子宮が圧迫され子宮収縮が強くなってしまい生理痛に拍車がかかってしまいます。
そして、性交痛や腰痛を引き起こし代謝を悪くさせます。その結果肥満に陥ります。
女性だけでなく男性も同じようにポッコリお腹の原因、そして尿漏れの原因にもなります。
ハニーラルヴァで骨盤底筋トレーニングに励んで衰えが回復してくれた会員様のコメントがあります。
日本人の“平均身長”は昔からずっと小さかったのか?―古代から近代までの変遷と、影響を与えた要因―
「昔の日本人は“もともと小さかった”」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、骨格人類学や考古学の研究によれば、日本列島の人々の平均身長は時代によって伸びたり縮んだりと変動しており、「一貫して小さかった」というわけではありません。
今回は、その流れを振り返りつつ、身長変化の背景として考えられている要因について、ジムの視点からも考えてみましょう。
身長の大まかな変遷
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縄文時代の男性はおよそ 158 cm、女性は約 149 cm と推定されており(地域・個体差あり)、「極端に小さい」というわけではありません。
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弥生〜古墳時代にかけて、身長がある程度伸び、古墳時代の男性平均が約 163 cm、女性約 152 cm の時期もあったとするデータがあります。
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その後、平安〜中世期にかけて徐々に低下、特に江戸時代には男性平均が約 155〜156 cm、女性が約 143〜145 cm と、歴史上では比較的低い値を示した時期があるという研究があります。
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明治以降、栄養・生活環境の改善により再び身長は伸び、現在の日本人の平均身長に至っています。
これらの流れは、出土人骨の骨長測定・身長推定や統計資料によって示されており、たとえば「縄文〜弥生期で身長が上がった」傾向、「古墳期をピークに、その後低下した」傾向などが報告されています。 Japaaan+3ほんかわ2+3j-milk.jp+3
なぜ身長が伸びたり下がったりしたのか?
身長は、遺伝的な要素だけでなく、栄養状態・生活環境・疾病(特に幼児期・成長期)・社会構造・移民・遺伝的混合など多くの要因から影響を受けます。以下、特にジム/健康指導の観点から「身長変化に関わると思われるポイント」を整理します。
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栄養(特にたんぱく質・カルシウム・ビタミンD)
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骨格が成長するためには、成長期に十分なたんぱく質や骨形成に必要なミネラル・ビタミンが必要です。栄養不良や慢性の病気・寄生虫症などがある環境では、骨成長が抑えられ平均身長が低めになる可能性があります。
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遺跡・考古学的には、狩猟採集期→稲作農耕期への移行、大陸からの技術・人々の移動(渡来人)などがあり、米の安定生産・動物性たんぱく摂取などが身長上昇の背景にあるとする説があります。例えば、農耕文化が定着し栄養が安定した時期に身長が伸びたという指摘があります。 j-milk.jp+2ほんかわ2+2
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一方、江戸時代に狩猟/獣肉摂取が制限された・動物性たんぱく質が少なかった・栄養・生活環境が厳しかったという仮説も、身長低下の一因として挙げられています(ただし直接的な因果を示す定量データは限定的です)。
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遺伝的・移民・遺骨データ
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日本列島には、縄文–弥生–古墳といった時代に人の移動・混合が起きたと考えられています。渡来人の混入によって体格が変わったという仮説も存在します。ご提示文中の「渡来人の血が加わった事で身長が変化」という記述は、こうした人類学・考古学的仮説と整合します。
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ただし、「遺伝子の限界を迎えた」というような結論については、現在の遺伝・集団遺伝学の議論では慎重に扱われており、一義的な結論として定まっているわけではありません。
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生活環境・疾病・衛生
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成長期における感染症・慢性疾患・寄生虫・栄養吸収障害・貧困などが骨格成長を阻害する可能性があります。農耕定着期〜鎌倉・室町・江戸と時代が進むにあたり、都市化・人口集中・衛生悪化あるいは栄養偏重などの変化もあったと考えられています。
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また、同じ時代でも地域・社会階級・生活形態によって身長に差があることも考慮すべきです。
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トレーニング・ジム視点で考えると
身長そのものは成長期の骨格発育に左右されるため、成人になってから劇的に変えることは難しいですが、以下のような観点は「体格」「骨格」「成長環境」を語る上で有用です。
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成長期(おおよそ思春期まで)に 十分なたんぱく質・カルシウム・ビタミンD・良好な睡眠・適度な活動(運動+骨刺激) を確保することが骨格の成長・将来の体格構築にとって重要です。
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成人になってからも、骨密度・骨格筋量・体格維持のためには、動物性たんぱく質・適度な運動・ホルモン環境・日光/ビタミンD・休息がカギとなります。
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過去の日本人の体格変化を振り返ることは、「我々の身体(身長・体格・骨格)は、栄養・生活環境・運動環境の影響を受けてきた」という視点をもたらします。ジムでの指導・プログラム設計にも、『栄養+運動+休息』という基本がいかに大切かを伝える良い背景資料になります。
