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休肝日は必要か?
慶応義塾大学看護医療学部教授,加藤眞三氏はこう話しています。
まずはじめに「週に2日は休肝日を設けなさい」という指導がなぜあるか?
『毎日3合飲んでいる人であれば、週に2日飲まない日を作ることによって、1週間のトータルで15合となり適度の飲酒量におさまるから』
つまり大量に飲む人に、飲まない日を作ってもらうことによって、1週間の飲酒量を適度に抑えようとする作戦です。
休肝日を作らないといけない理由として「毎日お酒を飲んでいると肝臓が休まる日がないから、週2回はお酒を飲まない日を設けて肝臓を休めましょう」とあります。
しかし適度の量では肝臓が傷付くことはありません。
例えて言うと心臓や肺も止まることなく動いている臓器です。そこを休めるという事はないコトと同じ。
過度な運動トレーニングで疲労気味の時に体を休める必要があるのと同じように、過度に飲み過ぎてしまった時にだけ休肝日が必要になってくるというコト。
休肝日はあくまでも毎日多量に飲み過ぎてしまうための注意であり、毎日適度な量の酒を晩酌として飲んでいる人であれば、あえて飲まない日を作る必要はないというコト。
休肝日を多く設ける人より、休肝日が少ない人のほうがむしろ死亡率が低い。
週に飲む量が同じで、適度の飲酒量の範囲内であれば、毎日コンスタントに飲んでいる方が、たまに飲んで大酒するような飲み方よりも良いとされています。
ダイエット時などに参考にして下さい
良好な基礎代謝と、ダイエット時などで低くなってしまった基礎代謝を比較できるように表にしました。
参考にして下さい。
基本的に基礎代謝が落ちないようなダイエットを心がけるようにして下さい。
「朝食を食べないと太る」事はないことを知っておこう
以前、『寝る前に食べると太るそれってホント?』
について記事にさせていただきました。
過去の記事→ https://honeylarva.com/info/3737767
それに加え「朝食を抜くと太る」と言われ続けた、本当のところを解説させていきたいと思います。
2005年の観察研究で「朝食を食べないとBMIが増加する」。
2007年では、朝食を食べていると体重の増加リスクが低下する。
2014年には朝食を食べていると体格指数(BMI)が低い傾向にあるとの報告があります。
ではなぜ朝食を食べないと太る?のでしょうか?
※ここからは今まで言われてきたメカニズムを最初に伝えます。
朝食を食べないと太る理由として1日の総摂取カロリーが多くなる、というものです。
朝食を食べないと、単純に昼食、夕食の摂取量が多くなりやすく、結果1日の総摂取エネルギーが多くなることが示唆されています。
ではなぜ?朝食を食べないと1日のエネルギー摂取量が多くなるのか?
それは満足度が低い、から。
単純に朝食を抜くと満足度が低い状態が続き昼食や夕食を多く食べてしまうため、1日の総エネルギー摂取量が増え太りやすくなる。
これが朝食を食べないと太る、メカニズムと言われてきました。今まで。
ここからが大事なところです。
「朝食を食べなくても太らない」
「朝食を食べなくても1日の総摂取カロリーは増えない」
「朝食を食べなくても満腹感は低下しない」
そう、今まで報告された研究結果は根拠が薄い監察研究。
大切なところは社会経済的な背景でした。
社会経済的な背景を考慮すると、朝食を食べないから太りやすいのではなく、
「朝食を食べない人はもともと健康意識が低く、肥満傾向」であるというコト。
朝食を食べる、食べないでは直接的に体重に関与していない事が分かりました。
逆に、習慣的に朝食を食べていない人が、ダイエットをしたいからといって朝食を食べるようになると1日の総摂取エネルギーが増えてしまい、体重が増加したケースもあります。
いかに単純かおわかりいただけたでしょうか?
人っていうものはそう難しくない、シンプルだという事です。