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『ゾーンに入る』とは?
スポーツ競技をしている人は経験があるかもしれません。
僕がボクサー現役時代もそうあったかもしれない「ゾーンに入る」という事。
僕自身がその時がゾーンに入っていたのかは分かりませんが、試合中リング上で相手のパンチがゆっくりに見え逆に「わざと遅いパンチを打っているのか?」と思ってしまうほどの体験はありました。
だから早くパンチをかわしてしまえばそれはそれでタイミングと空気が崩れる、となんだかぎこちなくしっくりこない状態は何度かありました。
その時の状態で覚えている事は、緊張感と高揚感と恐怖感がはち切れんばかりで興奮が最高潮に達している時だったと思います。
僕の場合はスロースターターと言われていましたが序盤から相手に全力で向かうファイトスタイルだったため、よくこういう「ゾーン?」らしき状態の時は初めのラウンドだった覚えがあります。
でも先ほど書いた通り、相手のパンチが遅すぎて逆に色々勘ぐってしまった(わざと遅くしているのか?)ので、避けるのが早すぎてそのあとのタイミングや試合のコーディネートにずいぶん狂いが出た気がします。「計算が合わなくなる」みたいな。
あとあとその相手のパンチスピードは全力だったなと分かりましたが、僕は慎重に慎重を重ねるタイプだったのでそこで見切りを付けず、最後まで危ない橋は渡らずの試合運びでした。
それは置いておいて、ゾーンには2種類あると言われています。
スポーツ科学や心理学の分野では「ゾーンには1種類しかない」という事が前提でした。
サザンクルス大学で心理学を研究している研究チームの資料が面白かったので載せます。
ゾーンには「フロー」と「クラッチ」の2種類。
フローは余裕で「実現させる」。
クラッチは瞬間的・意図的にギアを上げて「実現する」。この2種類。
この2種類のゾーンについてはまた後日記載していきます。
なぜ運動が良いのか?歴史から見てみましょう。
人類は二百五十年前は狩猟採集民族。
そして1万年前にやっと農耕民族に。そしてそこから産業革命に入ったのは人類の歴史的に見てもつい最近の250年前。
まだ人間の生物としての歴史は狩猟採集民族と変わりありません。
身体がほんの数百、数十年で進化するほどではないという事。
人間は「動く」「走る」「休む」。これが人間。
運動という「動く」という事は人間の体を使う当たり前。
BDNFが増えるのは当たり前。運動して脳が発達するのは当たり前。というわけです。
「運動しない」「動かない」という事は人間として真逆の生活方法で体が衰えるのは当たり前という事になります。
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脳内麻薬。身体の中にあるカンナビノイド
内因性カンナビノイド。
以前の記事で「運動するという事(運動量は記事の後半)」はBDNFがニューロンの肥料となり、ニューロンの数を増やす。
情報処理と情報伝達に特化している神経細胞ニューロンが増えれば単純に頭が良くなっているという事を載せました。
今回はもうひとつ「カンナビノイド」。
脳内物質のひとつ。これも持続系の運動、要するにランナーズハイによって作用する。
この脳内物質の特徴は「協力」や「コミュニケーション」能力も強くさせてくれる。
運動によって頭が良くなるという事に加え運動は様々な要因を増やしてくれる。
ランナーズハイになった事ある方は感じた事もあるかと思います。
苦痛を和らげ、気分を良くして不安を減らす働き。
これは内因性カンナビノイドの効果になるんです。これ麻薬と一緒。
よって脳内麻薬、脳内マリファナと称されています。
ランナーズハイは中程度の運動を20分以上持続するという事と言われています(これは定かではないと思います)。
弱程度~中程度の有酸素運動→BDNFが増え頭が良くなる。
中程度の持続的な運動→内因性カンナビノイドが出る→不安を和らげコミュニケーション能力が向上。
持続的な運動によってストレスに対する強さの「レジリエンス」も強化される。
ちなみにこれはイリシンと言うホルモン分泌のおかげ。
このおかげで体脂肪燃焼の促進、抗うつ剤としての効果も有り。
BDNF、ニューロン、内因性カンナビノイド、イリシン。難しい言葉を並べて申し訳ございません。
成績が良くなったデータを参考にしました
2001年に米カリフォルニア州教育局が9年生(日本での中学3年生に相当)28万人に行った大規模調査の結果。
基礎体力や心肺機能などを総合し、受検者の体力スコアを1~6に分類。各体力スコア層のリーディングと数学の平均点を算出したもの。
学業成績と運動との関連性については、アメリカでは1980年代から研究が進められてきました。
有名なものの1つは、カリフォルニア州教育局が2001年、同州の小学5年生約35万人、中学1年生約32万人、中学3年生約28万人を対象に行った大規模な調査。
この調査ではまず、「フィットネスグラム」と呼ばれる総合的な体力調査で、子供たちの心肺能力や筋力、持久力、体脂肪率などを調べる。
そして、体力と標準学力テストの数学およびリーディング(英文読解)の成績の、関連性を分析した。
すると、体力調査での成績が高い子供ほど、学業成績も優秀な傾向があることが確認された。
これはあくまでもデータのひとつではありますが、運動によって頭が良くなる事を記した資料として有名です。