②毎日更新の情報
コックさんは知っている
「ヒトは生まれつき脂肪が好き」
ヒトを含む多くの動物は歴史上、何十万年もの間、食料が十分ではない期間が長かったとあります。
動物はそれでも生存する性質を備える必要があったため「脂肪」に頼りました。
糖分は保存エネルギーとして1日しかもちませんから。(これはマラソンランナーが糖質制限などする理由でも有名ですね)
そのため昔から「脂肪」は生存に不可欠。
そのため、ヒトや動物は生まれつき脂肪を好むようになったのだとも言われています。
食品メーカーの有名な話。
脂肪の食感を利用してアイスクリームやチョコレートを開発してきました。
知っているコックさんは脂肪を少し加えるだけで料理が美味しくなり、満足感を生み出すことを理解しているのだと。
ちまたの健康広告にはありえない事がいっぱい
よく巷であるダイエット広告として
「数日で5kgダイエット」や「数日で7kgダイエット」。
物理的におかしいのでご注意を。
以前、骨盤矯正の話でも
「妊娠後、骨盤が歪むので骨盤矯正をしましょう」というウタい文句には注意をしてほしいと言った事もあります。
そのセミナーもさせていただきました。
「骨盤が歪む」という事は衝突事故や大けが以外に生活習慣で「歪む」ことは医学的にありえません。
妊娠後骨盤は歪みません。恥骨結合という箇所がホルモンの関係で緩むだけです。
よって骨盤矯正ベルトという商品を買わされるような話に乗っかってはいけないと。
そういう話が巷ではたくさん。
専門家などからの目線では「おかしい」事が多く流れてしまっていますので注意して下さい。
今回の話「数日で5kg以上ダイエット」もありえません。
5kgや7kgのダイエット。
例え、5kgの脂肪を短期間で消滅させようとすると、42.195kmフルマラソン級の運動を最低14回はやっていただく事になります。
もちろん食事でのカロリーを抑え脂肪をカットする方法もありでしょう。
ありえてはいけませんが、カロリーを早急に削るには絶食になりますよね?
食べなきゃカロリーは入らないので。
断食、ようするに絶食級を続けて5kgの脂肪をカットするには30日かかります。
短期間でそれくらい脂肪を落とすには両方合わせてみるのもいいかもしれません。
食べない事を続けさらに42.195kmのフルマラソン級の運動を1日に2回。
糖分もカットすれば水分もカットできるのでこれも利用しましょう・・・
・・・もはや地獄に感じませんか?
僕も書いてて泣きたくなります(笑)ありえないんです。
そもそも食べていないのでカロリーがない、そんな中極度の運動ができるはずがありません。
糖分と塩分もカットさせるという事になればその分の貯水もなくなります。
通常の生活をしていれば、おおよそ糖分でプラス1kgと塩分もおおよそプラス1kg以上の貯水量が体にあると考えます。
日頃から塩分や糖分の摂取が多い方はこの2kg以上の貯水カットをのぞめるでしょう。
しかしさてそれで「ダイエット」になるでしょうか?
トレーナー側の立場ならそれでダイエット完結させたとは口が裂けても自慢できないでしょう。
でも「数日で5kgダイエット」を成功させるとしたら物理的にこうせざるを得ません。
痩せさせようと思えば素人の人でも自分で痩せる事はできます。
指導者、トレーナーとして必要なのはダイエット後、リバウンドさせないようにするのも仕事。
健康状態も良く綺麗に痩せさせること。これが指導になります。
そうなると巷の「数日で5kgダイエット」などがどれほど体に悪いか分かるかと思います。
クオリティオブライフ。
それは質の良い生活。にすることをモットーにしています。
乱用危険!フィジカルの名を出すのは難しい
フィジカルトレーニング。
これはとても難しい事。フィジカルとは肉体。体を強くすること。
これがまた難しい。
筋力トレーニングとは違うので
「今日のフィジカルトレーニングは腕立てを100回やって、そのあとはスクワット100回だ」
なんて苦しくなるであろうトレーニングを重ねて提供するのはただの拷問。
これがまたよく聞く事なんです。
以前の記事でも書きましたが、これを外国では「虐待」として分けれられています。
腕立て100回。予想するに最後の何回かがフィジカルトレーニングに繋がるかもしれないがただ単に
「腕立て!」
と言ってもその回数をこなすことを優先にしてしまうでしょう。
「スクワット!」
も想像するに数をこなせばこなすほど膝を痛めてしまうのが予想できる。
それならウエイトトレーニングをしっかりやらせたほうが早い。
僕は簡単にフィジカルトレーニングという名前は出さない。
それは単にフィジカルを強くするだけならそう難しいことではないんですが、
そこからまた目的とする競技別の肉体トレーニングになるのだから簡単なことではない。
フィジカルトレーニングという名前で単にキツイトレーニングや運動をしている、させているのを見ると寂しくなる。
「主となる動きのための体」を手に入れるトレーニングを提示させなければいけない。
単純にきついトレーニングをセット数を考えナシに提供するのはトレーナーじゃなくてもできる。
「なんのために?」がこれほど最優先に問われるトレーニングはないでしょう。