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改めて意味のある運動トレーニングと多様性のあるトレーニングを
大人のフィットネスにはもちろん。ジュニアトレーニングでも注意しています。
「多様性」。
ハニーラルヴァでのジュニアトレーニングでは、ひとつのトレーニングで意味のあるトレーニングを組んでいます。
ボクシングは3分の1、残りは器械体操(僕が器械体操選手を15年経験しているので)や、体の使い方などでの筋力トレーニング。
例えば「倒立」。
こんな多様性に秀でたトレーニングはありません。
「バランス」に加え「体幹力」、そして上半身と下半身と体幹といったパーツを連結させてスムーズに動かす能力。
この事を「連結能力」と言います。
このように倒立(逆立ち)には多様性があります。
手押し車のトレーニングもそう。
ハニーラルヴァでは口酸っぱく指導していますが、二人一組のバディを組むため「気遣い」も必要になります。
気遣いは社会だけではなく、ボクシングにとってもスポーツにも凄く大事。
手押し車のトレーニングで、体幹部の力が衰えてくればお腹も脚も曲がり始めます。
脚を持ってくれる人の事を考えると、脚を曲げたりすれば持つ方にとっては今まで以上に辛くなります。
バディのためにも、そして自分の「体幹トレーニング」のためにもお腹は落とさず脚も曲げず、お尻を振り過ぎずのぞむのが理想です。
その他にも「ワニ歩き」や「女子バレーの代表選手たち」が行っているようなトレーニングもハニーラルヴァトレーニングでチョイスしています。
「リズム能力」や「反応能力」以外でも、対象物と自分との位置関係を正しく把握して認識する能力「定位」。
手足を思い通りにきめ細かに使いながら、モノを思い通りに操作する能力。巧微性。識別能力とも言われる「分化」能力。
多様性トレーニング。
ボクシングにはもちろん、下半身を中心に使うスポーツや上半身に特化してスポーツに通じるようなトレーニングばかり。
現在、新しい事(トレーニング)が開発されていくスピードより、昔からのトレーニングの意味が言語化されていき、重要なトレーニングとして解明されていくスピードが早いと感じています。
要するに、昔からのシンプルなトレーニングに意味のある事ばかり、なんです。
先代と言われてきた方や先駆者が築いてきた、なにげないトレーニングには多様性のあるトレーニングばかりなんです。
もちろん新しいトレーニング方法が見つかり、怪我の割合も減ってきたのは事実です。
しかし、1900年代の先生方が組んできたトレーニングを疎かにして「今」のトレーニングもありえないのも事実。
すべては積み上げられてきています。
僕も今一度「意味のある」そして「多様性」に通じるトレーニングだけを提供できるように勉強を努めていきます。
ゼロポジションは肩の負担を軽減させてくれる以上に?
ゼロポジションとは内旋、外旋のストレスがかからない筋緊張のバランスが良い状態を言います。
野球での投球動作、バレーボールでのスパイク時、ゴルフのスイング動作、ボクシングでのパンチをヒットさせる瞬間でも体の使い方がうまい人は無意識にできている人が多い動作です。
関節の安定性、そして肩の安定性のバランスが良い状態。
いわゆる力を出している意識がなくても関節が強い状態になっている。
これをゼロポジション。
以前のYouTube動画でも説明しています(だいぶ前の動画ですので要約力がないのは勘弁して下さい)。
そして今回「掌底」にもフォーカスしてみました。
この体の使い方がゼロポジションに近い形ということ。
他にも例えるモノはあります。
倒立。
壁に手をつく時。どれもやってみて実感できると思います。
力を加わえている意識がなくラクな状態。
これを掌底やパンチで相手方から受けるとどうなるか?
一本の棒で突かれたような貫通する衝撃になります。
このような身体の使い方を意識してパンチしてみるとボクサーの方はもちろん、
フィットネスの方もひとつ面白さがあると思います。
8月前半のテーマは「捻る&上半身トレーニング」です
運動でも動的ストレッチでも今月は「捻る」や「上半身」を中心に体を動かしてもらいます。
【捻り】
身体の右ひねりと左ひねりが同程度にできることが、胴体から効率よい力が発揮されます。
手足で頑張る、力む必要がなくなるため、手足を微妙な調整や表現に使える事ができます。
【上半身筋力トレーニング】
背中は上部から中部を覆う僧帽筋と、中部から下部を覆う広背筋で構成されています。
この2つの筋肉をバランスよく鍛えることで、たくましい背中や美しい背中を表現できるようになります。
そして「胸」には左右1対の大胸筋があり、この筋肉を大きくすることで、スーツやTシャツの似合う体へと変身できます。