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「寝る前に食べると太る」それってホント?ウソ?
世間一般的に、寝ている時は代謝が落ち摂取したエネルギーが消費しにくいから「脂肪がつきやすい」と様々なところで言われてきました。
テレビ番組などでも言及されてきました。
「夜に食べる事をやめたら痩せた」等。
「人間は起きている時にエネルギーを消費するので、寝ている時はエネルギーは消費されない」等。
「人は2時間~3時間で食べ物を消費するので、寝る3時間前に食事を終えれば脂肪にはなりにくい」等。
要するに、
「寝る3時間前に食事を済ませると太らない」とウワサがありました。
さて、これについて科学的な研究はというと。
➀「就寝前に食事を摂ることが体重増加を引き起こすという生理学的な理由を示していません。」
②「就寝前の食事が他の時間の食事よりも体重の増加に影響したという証拠もありません。」
睡眠中は代謝が落ちて脂肪がつきやすいと思っている方が多いかと思いますが、実は寝ている間も日中の生活と代謝と変わらない代謝が起こっています。
要するに寝る前に食事したからと言って太るという因果関係はないという事。
ではなぜ「寝る前の食事は太る」と言われたのでしょう。
栄養学研究者Dr.Tylor Jones
「就寝前に食事を摂る習慣がある人は普通の人よりも食事の回数が多い傾向がある」これだけ。
朝食、昼食、夕食+夜食であるため摂取カロリーが普通の人より多いだけ。
寝る前だろうがなんだろうがこういう人は食事が多いだけ、なんです。
たったこれだけ。
考えてみると納得。
このような人が夕食のあとの夜食を抜けば単純にカロリーが減りますよね。
この話はデータの多いひとつの例ではありますが「夜食べると太る 」説にはなにも根拠がない事。
「寝る前に食べると太る」というウワサにはこういう面白く単純な発祥があるということで、なにも根拠はない事を分かっていただきたいと思っています。
ポジティブVSネガティブ
ポジティブVSネガティブ
明るい性格・楽観的VS消極的な性格・否定的
と言う話をしようとしている訳ではありません。
筋力のトレーニングの話です。
・・・なんだよトレーニングの話か
と言わないで聞いてください(笑)
ポジティブ=求心性収縮=コンセントリック収縮
ネガティブ=遠心性収縮=エキセントリック収縮
筋肉を縮めながら鍛える事をコンセントリック、要するにポジティブトレーニング。
筋肉を伸ばしながら鍛える事をエキセントリック、こちらがネガティブトレーニングと言われています。
昔から、どちらが筋力の上達に効果があるのか議論されてきました。
ちなみにアイソメトリック(等尺性収縮)というのもありますが、これはポジティブ、ネガティブにも匹敵はしません。
作った画像のように、ダンベルをゆっくり持ち上げた時に上腕二頭筋が固くなる事がポジティブ。
ゆっくり降ろしていく時に上腕二頭筋が耐えているのがネガティブ。
筋トレ用語で「ポジティブ」、「ネガティブ」と呼んでいます。
よく、この収縮性論バトルで「ネガティブ」動作での筋力トレーニングが1番効果があると伝えている人も少なくないと思います。
しかし、これは10年以上前(2009年まで)の知識であり、ネガティブを意識したとしても全く意味はありません。
ネガティブな動作が効果的と言われてきたのはポジティブな動作よりネガティブな動作の方が筋肉に強い収縮を感じ、重い重量を耐えられるから。
この感覚が先行し、どうやらネガティブな動作を勧めてしまう由縁でした。
しかし、重い重量に耐えられることは筋肉の中のチチンというタンパク質のおかげ。
ネガティブ動作の強さが重い重量に耐えている訳ではなく、チチンという強い物質が支えているだけ。
結果として、ネガティブ動作によるトレーニングとポジティブ動作によるトレーニングを比較したところ、
どちらも統計学的な有意さは認められなかった。
要するにどちらでも変わらない。
2017年ニューヨーク市立大学の研究が信頼性の高い研究方法で調べた結果です。
極端に言うと、ネガティブは効果は変わらない上に疲労感がポジティブより増すので「ネガティブ動作」にメリットはないと言えるでしょう。
ヴェジタリアンは「野菜人」でも「菜食主義者」というのでもない
日本でも健康志向の食生活が意識され、ヴェジタリアンやヴィーガンの言葉も耳にすることが多くなってきました。
ここでその意味をもう一度再確認していきましょう。
「ヴェジタリアン」はよく野菜家や野菜人、菜食主義者とも言われますがこれは不適切。
ヴェジタリアンは野菜の「ヴェジタブル」の語尾が変化したものではありません。
ヴェジタリアンはイギリスのヴェジタリアン協会の造語。
ラテン語で「安全な」「健全な」「生き生きした」「活発な」を意味する『ヴェゲトゥス』に由来する言葉なんです。
定義として「乳製品や卵に関しては摂取する人もいるし、そうしない人もいる」これがヴェジタリアン。
そして「ヴィーガン」。
こちらは、肉類、鶏肉、魚介類はもちろん、卵や乳製品も一切取らない。
動物性食品を厳格に避けるヴェジタリアンとしているのが「ヴィーガン」。
「絶対菜食主義者」という訳語も見る事もあり、「ストリクト・ヴェジタリアン」、「ピュア・ヴェジタリアン」とも呼ばれ、
人間は動物を摂取することなく生きるべきだという主張です。