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世界1肥満の国はこうしてできあがった①

世界1肥満の人口が多い国、それは
アメリカ合衆国
アメリカの人口40%以上の人が肥満です。
そんな世界1肥満の人口が多いアメリカで、6年連続肥満都市になった街、それは
マッカレン(テキサス州)
人口15万人の成人44.9%が肥満。約2人に1人が肥満と驚くべき数字を叩き出している街です。
人口の約30%が高血圧、25%が糖尿病、36.9%が健康障害で身体的活動ができないという深刻な街。
アメリカでは小さいモノより大きいモノ、少ないモノより多いモノが価格に得が表れるので、食べ過ぎや飲み過ぎが生じてくる環境になります。
スーパーマーケットでも健康に良い食べモノは、価格が高く設定されています。
自然に、節約しようとすると安い冷凍食品や加工食品を買わざるを得ない環境となっています。
アメリカの朝食の平均カロリーは
1000kcal以上
2000年の調査では、肥満率は人口の約30%で、深刻な肥満率は約4.7%だったことに対し、2020年の調査では
約41.9%が肥満、深刻な肥満率は9.7%にも上がりました。
このマッカレンの街の問題は、2人に1人は
「自分たちの食生活は不健康」だとは思っていない。平均的に週4日外食をしています。
人口の50%が歯や歯茎に問題があったり、44歳以上の11%が味覚・嗅覚に異常もあると言われています。
街の人は
「仕事ばかりで自由な時間ないから」という。
安くて手っ取り早い食事を選ぶことでお金を節約できる。しかしその代わりに、健康よりもお金を優先してしまっている事実だという。
健康になろうとすると時間とお金が必要になってくる。
この理由としてマッカレンはメキシコとの国境に近い街。
多くの大家族が貧困ライン以下の生活をしています。収入が低いから食べ物を確保する事を最優先にしている。
健康や運動は彼らにとって優先度が低くなっているという事。
考え方を改めさせられますね。
以前の感覚では、裕福な人ほど肥満体型になっていた記憶が、今では貧しい人ほど肥満になってしまう。
太ると言われている糖質は摂取するとどのくらい脂質になるか?

糖質制限で防げる糖尿病への対策はたったひとつの「高血糖防止」のみです。
糖尿病になると様々な代謝異常が起きます。
筋肉に糖が取り込めなくなったり、脂肪が合成されなくなって血中に脂肪が蔓延したり、はたまたタンパク質の分解も促進されたり。
ですが、糖質制限はたったひとつの「高血糖」対処のみ(何度も言います)。
しかし、この高血糖の対処の糖質制限で引っかかることありませんか?
高血糖に対処して糖質制限を行ったとしても、ただ血糖値を上げないようにしているだけで糖代謝異常は良くならないばかりか、糖質制限のメインデザートとなる脂質ばかりが増え、体は脂だらけ(血中遊離脂肪酸濃度上昇)。
こんな状態になってしまいます。
と、ここまでは糖尿病の話。
よく、糖質は太る!
と疑われてしまう「糖質」さんたちですが、疑われる理由に
「エネルギーとして余った糖質は脂肪に変わる」とあります。
ですがここでもひとつ。
糖質から脂質へそのまま変換されることはなく、糖質1gからは約0.28gの脂質しかつくれません。
100gで約28g。
ご飯普通盛りでおおよそ57gの糖質があるのでそれを約倍の2杯で28gにしかなりません。
それに加え、エネルギーにした効率も悪くなります。
エネルギーにすると糖質1gは約4kcal、脂質1gで9kcalのエネルギーをつくれます。
ですがこの糖質1gを脂質に変換するとして0.28gになったエネルギーを使うより、そのまま糖質1gの4kcalを使った方が効率が良いことになります。
脂質0.28gでは約2.5kcalにしかなりません(細かくてすいません)。
さらに!
「食べ過ぎたら変換されるのか?」
と言ったらそうではありません。
変換する方が効率が悪いのは分かってもらえたかと思いますが、糖のまま体に蓄えた方がこれも効率が良いんです。
体重1kgに約15gのグリコーゲンが貯蔵できると言われているので50kgの体重の人で約750g(脳や神経系でおおよそ100g~150gは使う)。
こうなると糖質が太る!というのもなかなか無理があるとは思っていただけたかと思います。
糖尿病予防に糖質制限というのも、糖尿病を悪化させてしまうコマンドになってしまう。
もちろん糖質制限を短期で利用する場合はあります。
しかし何事も普通の生活、普通の食事以外の事を長く続けてしまうと「あとが怖い」ということになりかねないので注意です。
炭水化物ダイエットor脂質ダイエット②

昨日は炭水化物ダイエットで落ちる理由は
糖質と共に水分が減るから
そのため筋肉も落ちやすくなり、そのため体重も落ちやすくなる。
そういう記事を書かせていただきました。
今日は続きの、脂質ダイエットのメリットとデメリットを紹介。
おススメはこちらの脂質ダイエット法です。
低脂質ダイエットを勧める理由は不健康な体にならないから。
筋肉の質も落ちにくく筋肉の張りが失われにくいので、見た目の身体が綺麗に仕上がります。
理由は脂質量は抑えて糖質を普通に摂取するから。
筋力も維持されやすい事は証明されています。
昨日の記事でも紹介した通り、糖質は筋肉内に水分を貯蔵する役割を持っているため筋肉の張りがもたらされます。
デメリットといえばこれだけ。
炭水化物ダイエットより体重の落ちるペースはゆっくり
炭水化物ダイエットの方がペースが早い理由は冒頭で記載した通り、炭水化物ダイエットは糖質と共に水分も減っていくから。
一方、低脂質ダイエットは身体の水分は保たれたまま体脂肪を削っていくのでゆっくりのペースになります。
水分は身体に一定保っていないといけないものなので、炭水化物ダイエットより健康的に痩せていけるのはこの理由です。
例え余分な水分があったとしたら尿で排出されるので心配はありません。
そしてもうひとつ、
リバウンドを予防できるため。
リバウンドや停滞する事を考慮するとペースが速いダイエットより、ゆっくり1ヶ月に1kg程度のダイエットが好ましい事は研究でも明らかになっています。
炭水化物ダイエットor脂質ダイエット➀

糖質の少ない食事をする低糖質ダイエット。
炭水化物の摂取を極力なくし脂質中心の食事にするケトジェニックダイエット。
ふたつとも炭水化物を抑えるダイエットの代表格ダイエット法です。
脂肪分の少ない食事を中心に摂取し糖質をしっかり摂取してダイエットする脂質ダイエット。
どの減量方法でも痩せていくでしょう。
各方法のメリットとデメリットを紹介。
低糖質ダイエットやケトジェニックダイエットの炭水化物ダイエットのメリットは
体重が変化しやすい
同じ期間で比較すると低脂質ダイエットよりも体重減少は大きく表れます。
とにかく早く体重を落としたい!
という人には有効なダイエットとなります。
しかしこの低糖質ダイエットやケトジェニックダイエットをする炭水化物ダイエッターには致命的なデメリットがあります。
炭水化物ダイエットでは筋肉の張りが著しく失われやすい事。
なぜか?と言うと。
糖質(炭水化物)はグリコーゲンという形で筋肉や肝臓に貯蔵されています。
このグリコーゲンは1gあたり3g程度の水分を貯蔵する役目があります。
グリコーゲンは筋肉内に水分を蓄え、筋肉に張りをもたらせます。
筋肉内にはたくさんのグリコーゲンが水分と結合して貯蔵されています。そのため肌は張りをもたらせてくれます。
しかし炭水化物ダイエットなどで糖質の摂取量を制限してしまうと筋肉からグリコーゲンと水分が急速に抜けていきます。
その結果、筋肉がしぼんでいってしまいます。
筋肉の70%は水分なので、
糖質を抑える=水分がなくなる=筋肉がしぼむ
低糖質ダイエットは筋肉がしぼみやすいというデメリット。それによって筋力が落ちやすいというデメリットがあります。
糖質を抑えるため、水分が抜けやすく体重が早く落ちやすいダイエットではありますが、筋力が失われやすく筋肉の張りが失われる。
これが炭水化物ダイエットです。
理想の身体や、ある程度の筋肉量がほしい人は炭水化物ダイエットは向いていないといえるでしょう。
明日は低脂質ダイエットの話をしていきます。
重さはトイレで流れます、カロリーが体重になります

図を作りました。
食事をしたあとに体重になっている数字はおおよそ23時間以内に排便されます。
食事の中のカロリーが体脂肪、要するに体に残る体重です。