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「捻る」運動は「伸ばす縮める」運動や「丸める反る」運動の応用です
今月前半のテーマ、体を「捻る」運動。
ボクシングパンチでもフックを主に運動していただき、
キックボクシングミットでも腰の回転を使う「ミドルキック」をよく打っていただきました。
この「捻る」運動、その他の月で行う「伸ばす縮める」運動や「丸めたり反ったり」を応用する運動、
それは胴体の力を活用するための大切な運動です。
この「捻る」運動はその他の「縮めたり伸ばしたり」「丸めたり」といった運動と連携しています。
「捻り」を遮るのは背中の硬さなので、その硬さをとるためにも体を「丸めたり反ったり」して、
内臓部の硬さをほぐし、背中のストレスを軽減させなければいけません。
その硬さがほぐれた時に「捻る」力が最大限発揮され、下半身の大腿筋にも活用されます。
そう、ハニーラルヴァで行っている身体の使い方はすべて繋がっています。
骨盤の動きもそうですが、体幹の力もつかった身体の「使い方」をしなければ身体を真に動かしているとはいえません。
骨盤や体幹など目に見えない動きをつかえるようにするためには、まず簡単に意識できる筋肉の動きを使うことが理想です。
ただ単に「手を動かす」、「脚を動かす」であれば運動とは言えず、やはりそれは単純に「動かしているだけ」。
「体を使う」とは「身体を使う」ことであり、
運動とは「目的のために身体を使う」ではないでしょうか?
身体の健康や操作性、柔軟性(可動域)のクオリティを高めた生活をのぞみ、
健やかな生活を維持していきましょう。
今月のハニーラルヴァは「身体をひねる使い方&上半身トレーニング」で運動していきます
6月はテーマが変わって 「身体をひねる使い方」&「上半身トレーニング」です。
身体を「ひねる事」とは、次のテーマの「身体を伸ばしたり縮めたりする使い方」に繋がります。
身体を回転させて行うスポーツに関して、身体をひねる事ができてこそ、体を伸ばしたり縮めたりが活きてきます。
ここでひとつ注意なのが腰でひねろうとしない事!
「ひねるのは腰でしょ?」
ひねってスイングできる人は腰はひねっていません。
腰をひねったりしているから「腰痛」にもなっているのが事実。
驚くことに、腰の骨は「ひねる」役割ではありません。
僕も「ひねるスポーツ(ボクシングを含め)」、腰のひねりが大事、なんて習っていました。
野球にしろ、テニスにしろ、ゴルフにしろ、全く同じです。
結果的にその様子は腰が捻れる形になりますが、自分の意志でひねろうとしない事が重要。
では「ひねらない」?
訳ではありません。
ひねる事を担っているのは胸の「胸郭」、そして「股関節」。
ここで意識して体をひねる。
すると、捻る骨ではない腰椎は結果的にひねられます。
胸郭、股関節の回旋がひねる役割の骨なんです。
腰椎はというと「時計の針1メモリ分」と言われています。
時計の針1メモリとは約6度程度。
これくらいしかひねれない骨を自分で意識してむりやりひねろうとしたら......
そしてもうひとつのテーマ「上半身トレーニング」ではTRXサスペンションを使ったり、バトルロープ、そして自重トレーニングをしていただき、胸筋も背筋も鍛えていきます。
上半身が引き締まると、綺麗なシルエットを作り出せます。
運動心理学:なぜ運動はストレスを軽減してくれるのか?
運動心理学というと固くなるので、簡単に、運動における「メンタルヘルス」と言いましょう。
横文字にしても変わらないか(汗)
さて、定期的な運動効果、運動することによってどんな良い事があるのか?
➀不安やうつの低減
②心理的ストレス反応の低減
③判断力、反応力、理解力、記憶力(これらを認知能力)などの認知能力向上
これらの効果があります。
そして、運動によるストレスの低減効果。
➀過去のトラウマなどからくる不安の状態不安
②元々の性格や気質からくる特性不安
この二つの不安などから心拍数が上昇、筋肉が収縮、思考がネガティブになり覚醒レベル(精神の興奮レベル)がコントロールしにくくなります。
これらの症状が定期的な運動をすることによって緩和されます。
さて、どんな運動が効果的なのか?
一定ペースで行うことができる有酸素運動、リズミカルな運動が効果的。
なぜ運動をすることによってストレスを軽減できるのか?
運動を身体はストレスと感じます。
こういったストレスを減らすために身体はエンドロフィン、セロトニンというホルモンが分泌されます。
多幸感や鎮痛作用、精神的安定をはかるホルモンです。
そして運動をやめると身体にかかるストレスがなくなりますが、先ほどのホルモン分泌がすぐになくなる訳ではありません。
徐々にホルモン分泌が下がっていきます。
この間、ストレスはなく多幸感が出ている状態になります。
このため運動によってストレスを感じなくなる効果が出てくるという訳です。
体脂肪が多い人は寒さに強い?
体脂肪が多い人は寒さに強い?体脂肪が寒い空気を遮断してくれるのでは?
結論としては、そんな事はありません
体脂肪がある人は体脂肪が少ない人より寒さに強く、暑さに弱いのでは?と思う事もあったでしょう。
しかしそんな事はありません。
体内で熱を最も多く産生しているのは筋肉で、脂肪の役割はエネルギーを蓄える事。
体脂肪のほとんどは白色脂肪細胞で熱を発生する役割ではありません。
そのため、体脂肪が多い人は「保温」の働きをするものの、熱を産生させることはありません。
人が暑さや寒さを感じるのは皮膚上の感覚点。
「温点」「冷点」
皮下脂肪の多さで体感温度は変わらないという事です。