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体重1kg減るとウエストは1cm細くなります。

体重1kg減るとウエストは1cm細くなります。
体脂肪1kgは約7200kcalになるので、大雑把に計算して1日240kcalを抑えていけば1ヶ月約30日で体脂肪は1kg減ります。
240kcalを食べ物や飲み物に換算すると、白米約1杯近く、発泡酒のロング缶(500ml)1本程度、生ビールであれば中ジョッキ約1杯。
逆を言えば、ウエストが1cm増えると体重も1kg増えているということになります。
7200kcalでウエスト1cmをコントロールできます。
世界1肥満の国はこうしてできあがった③

マッカレンにあるレストラン。
タコスひとつ500kcal。これをみんな4つは食べているとの事。
前回の記事で朝食では約1000kcalを摂取。おやつのタコスで2000kcal。
これで一般人の女性の1日の摂取量の1.5倍はカロリーを摂取している事になります。
肥満になり病気になってから病院へ行く。
食生活が原因で。糖尿病、高血圧、心臓病。
食べるモノ、食べる量が原因。
アメリカの病院は高額です。1日入院で2000~3000ドル(約30万~45万円)
お金がなく保険も無かったら、何もできる事がない。
そして多くのマーケティングターゲットは「子供たち」だという。
アメリカの子供向けの番組スポンサーには、食品メーカーが数多くいたりファーストフードチェーン店のスポンサーが多いのが事実。
CMで子供たちの意欲を狙い撃ちする広告ばかりだという。
なぜ子供たちなのか?
それは味覚が成長過程にある子供たちに、ファーストフードなどの濃い味付けや刺激の強い味を覚えさせる。
すると、そこから抜ける事が難しくなり大人になっても依存していくというプロセスになっていくという。
子供たちが大きな長期な顧客獲得に繋がっていく。
これが子供たちがターゲットになっている理由。
世界一の経済大国のリアルがこの状況。他の国の事は分かりません。
日本では学校給食を基盤に食育を学んでいます。
アメリカの肥満の原因として食育がない。
ニンジンやブロッコリーなどが何なのか分からない子供が成長して大人になっていく人もいます。
ひとつの研究ではシュガーハイ(砂糖が多量のモノ)の状態だと
集中力低下・成績・態度の悪化に繋がっているとの報告もあります。
食事と運動、これは学力にも直接的な関係があるという事です。
どう選択するかは各自の自由、選ぶ、選ばない、知る、知らないという食生活。
考えさせられますね。
世界1肥満の国はこうしてできあがった②

6年連続全米1の肥満の街マッカレン。
アメリカ政府・テキサス州政府はEBTカードというものを発行しています。
それを使うと、政府の支援金で不健康な食べ物を買う事ができます。
10年後、20年後、自動的に病気になって病院へ行かなければならなくなってしまう。
10年後、20年後、病気になった時に初めて
「こんなものを食べていたんだ」と気付く。
アメリカのシステムが肥満を作るシステムにもなっている。そこで何も考えない人たちはただただ肥満になっている。
メキシコ政府は真逆で商品に
『EXESO CARORIAS』(高カロリー注意)
『EXESO SODIO』(ナトリウム注意)
と警告表示が記載されているものが多い。
アメリカ側にこういう記載がないが、メキシコ側にはある。
高カロリーがどれだけ身体に悪いモノだという事を理解してもらうためにメキシコ政府は訴えています。
また面白いのは、砂糖に関してメキシコは天然を使用しているのに対しアメリカは人口甘味料が使用されています。
その上、不健康な甘いモノや脂っこいモノは依存しやすい。
不健康な食事を食べさせられてそれが原因で病院に行かないといけなくなります。
世界1肥満の国はこうしてできあがった①

世界1肥満の人口が多い国、それは
アメリカ合衆国
アメリカの人口40%以上の人が肥満です。
そんな世界1肥満の人口が多いアメリカで、6年連続肥満都市になった街、それは
マッカレン(テキサス州)
人口15万人の成人44.9%が肥満。約2人に1人が肥満と驚くべき数字を叩き出している街です。
人口の約30%が高血圧、25%が糖尿病、36.9%が健康障害で身体的活動ができないという深刻な街。
アメリカでは小さいモノより大きいモノ、少ないモノより多いモノが価格に得が表れるので、食べ過ぎや飲み過ぎが生じてくる環境になります。
スーパーマーケットでも健康に良い食べモノは、価格が高く設定されています。
自然に、節約しようとすると安い冷凍食品や加工食品を買わざるを得ない環境となっています。
アメリカの朝食の平均カロリーは
1000kcal以上
2000年の調査では、肥満率は人口の約30%で、深刻な肥満率は約4.7%だったことに対し、2020年の調査では
約41.9%が肥満、深刻な肥満率は9.7%にも上がりました。
このマッカレンの街の問題は、2人に1人は
「自分たちの食生活は不健康」だとは思っていない。平均的に週4日外食をしています。
人口の50%が歯や歯茎に問題があったり、44歳以上の11%が味覚・嗅覚に異常もあると言われています。
街の人は
「仕事ばかりで自由な時間ないから」という。
安くて手っ取り早い食事を選ぶことでお金を節約できる。しかしその代わりに、健康よりもお金を優先してしまっている事実だという。
健康になろうとすると時間とお金が必要になってくる。
この理由としてマッカレンはメキシコとの国境に近い街。
多くの大家族が貧困ライン以下の生活をしています。収入が低いから食べ物を確保する事を最優先にしている。
健康や運動は彼らにとって優先度が低くなっているという事。
考え方を改めさせられますね。
以前の感覚では、裕福な人ほど肥満体型になっていた記憶が、今では貧しい人ほど肥満になってしまう。
太ると言われている糖質は摂取するとどのくらい脂質になるか?

糖質制限で防げる糖尿病への対策はたったひとつの「高血糖防止」のみです。
糖尿病になると様々な代謝異常が起きます。
筋肉に糖が取り込めなくなったり、脂肪が合成されなくなって血中に脂肪が蔓延したり、はたまたタンパク質の分解も促進されたり。
ですが、糖質制限はたったひとつの「高血糖」対処のみ(何度も言います)。
しかし、この高血糖の対処の糖質制限で引っかかることありませんか?
高血糖に対処して糖質制限を行ったとしても、ただ血糖値を上げないようにしているだけで糖代謝異常は良くならないばかりか、糖質制限のメインデザートとなる脂質ばかりが増え、体は脂だらけ(血中遊離脂肪酸濃度上昇)。
こんな状態になってしまいます。
と、ここまでは糖尿病の話。
よく、糖質は太る!
と疑われてしまう「糖質」さんたちですが、疑われる理由に
「エネルギーとして余った糖質は脂肪に変わる」とあります。
ですがここでもひとつ。
糖質から脂質へそのまま変換されることはなく、糖質1gからは約0.28gの脂質しかつくれません。
100gで約28g。
ご飯普通盛りでおおよそ57gの糖質があるのでそれを約倍の2杯で28gにしかなりません。
それに加え、エネルギーにした効率も悪くなります。
エネルギーにすると糖質1gは約4kcal、脂質1gで9kcalのエネルギーをつくれます。
ですがこの糖質1gを脂質に変換するとして0.28gになったエネルギーを使うより、そのまま糖質1gの4kcalを使った方が効率が良いことになります。
脂質0.28gでは約2.5kcalにしかなりません(細かくてすいません)。
さらに!
「食べ過ぎたら変換されるのか?」
と言ったらそうではありません。
変換する方が効率が悪いのは分かってもらえたかと思いますが、糖のまま体に蓄えた方がこれも効率が良いんです。
体重1kgに約15gのグリコーゲンが貯蔵できると言われているので50kgの体重の人で約750g(脳や神経系でおおよそ100g~150gは使う)。
こうなると糖質が太る!というのもなかなか無理があるとは思っていただけたかと思います。
糖尿病予防に糖質制限というのも、糖尿病を悪化させてしまうコマンドになってしまう。
もちろん糖質制限を短期で利用する場合はあります。
しかし何事も普通の生活、普通の食事以外の事を長く続けてしまうと「あとが怖い」ということになりかねないので注意です。