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高齢者が痩せているのは先進国で日本くらい②

食事面などで摂生してきた健康管理を180度変えていかなくてはいけないのが高齢者。
高齢者になる時の基準は『ペットボトルのフタを開けられなくなった』その時。
ここから意識を変えていってほしいと思っています。
一応、その他の基準も表にしたので参考にしてみて下さい。
さて、なぜ血圧を下げなくて良いか?の問題解決は
『年齢が上がれば血圧も上がる生理現象』
こう言われています。
年齢を重ねれば誰でも例外なく動脈硬化は進みます。
血管の老朽化であり、血管の通り道が細くなります。
50代では50%、60代では60%、70代では70%の人が高血圧の診断基準を満たします。
研究では動脈硬化の進行した80歳以上の高齢者の場合には、若い世代とは異なり血圧が高くても死亡リスクは変わらない。
むしろ、降圧剤で厳格に血圧を下げる事で死亡リスクが倍になるという研究報告もあります。
心配な方は、薬を使わずでもストレッチや筋力トレーニングで強い血管も作る事が出来ます。
年齢と共に衰えがちな筋肉を鍛えることで運動機能と血流が高まり、血管病予防効果になり動脈硬化をナチュラルに改善していけるでしょう。
それぞれの患者さんの基礎疾患や予後、そして生活や人生の中での優先順位などの個別性や関係性を考えていくことが大事であって、必ずしも血圧が高いから低くしていかなければいけないというのは少し違ってくるように思えます。
血圧の下げ過ぎで血液を十分に循環させることができず、立ち上がった時にフラフラしたり汗をかいた後に立ち上がれなくなったり意識が遠のいて転倒したりトラブルがあるのも事実。
高齢者の場合、血圧をただ下げればよいというものではない事を理解した上で、血圧と適切に向き合ってほしいと思っています。
高齢者が痩せているのは先進国で日本くらい①

『ペットボトルのフタを開けられなくなったらたくさん食べる生活にチェンジ』
これからの話は痩せているのはスタイルが良いという話ではなく、
年齢が高くなるのなら痩せ過ぎてはいけないという話です。
高齢者を衰えさせている一番のリスク、それは食事量。
食事量を減らして低栄養となり「肺炎」や「骨折」を起こして入院してしまうケースがとても多いのが日本。
入院してしまうと痩せるスピードが加速していきます。
アメリカの老人病院のデータでは、痩せている高齢者が入院すると死亡率が4倍になるという結果に名なった模様。
『痩せていると死亡リスクは高く、太ってると死亡リスクが低くなります』
体重に余裕がある人は、大病や入院をしたあとも生きるエネルギーを枯らすことなく元通り回復できる人が多いということ。
『食べ過ぎは良くない』
というのは若い時の場合、高齢者には全くそれは通じない事。
健康寿命を守るために防ぐべき病気、
脳卒中、心筋梗塞、腎臓病。
これらの進行を遅らせるために、カロリーや塩分の制限、血圧や血糖、コレステロールを下げる事、そのためにも薬を処方されている方も少なくないと思います。
しかし、年齢を重ねると食事の制限は逆にリスクになります。
「若者や中高年世代が健康のために気を付けるべき事」≠「高齢者が健康のために気を付けるべき事」
そのタイミングは『ペットボトルのフタを開けられなくなったらたくさん食べる生活にチェンジ』
動脈硬化を合わせ、食べる事で防げるリスク要因を合わせると40%にもなります。
「今から防げるリスク」を確実に防ぐことが大事。
高齢者にとっては薬を飲む事よりちゃんと食べる事(基礎体力をつけること)。
睡眠薬や精神安定剤、咳止め薬には食欲を減退させる作用が多いのも事実。
BMIとしては男性27.5~29.9、女性は23~24.9が高齢者の目指すBMI。
男性では肥満中型、女性ではちょっとぽっちゃりくらい。
これが健康なBMIと言われています。
見た目も、年齢が増えていくほど、痩せているよりふくよかな人の方が健康的に見えるでしょう。
一般的にはBMIが25を超えると肥満、18.5を下回ると痩せすぎに確答し「22」が最も病気のリスクが低くなると「標準体型」とされていますが、『ペットボトルのフタを開けられなくなった』時にそのBMI指数は通じなくなります。
中でもBMI16の人はBMI22の人の2.6倍も死亡リスクが上がる報告です。
高齢者は血圧を下げなくて良い?
カロリーをなぜ多くしなくてはいけない?
血糖値を下げなくて良い?など疑問があるでしょう。
その疑問は明日また解決させていきます。
炭水化物ダイエットor脂質ダイエット②

昨日は炭水化物ダイエットで落ちる理由は
糖質と共に水分が減るから
そのため筋肉も落ちやすくなり、そのため体重も落ちやすくなる。
そういう記事を書かせていただきました。
今日は続きの、脂質ダイエットのメリットとデメリットを紹介。
おススメはこちらの脂質ダイエット法です。
低脂質ダイエットを勧める理由は不健康な体にならないから。
筋肉の質も落ちにくく筋肉の張りが失われにくいので、見た目の身体が綺麗に仕上がります。
理由は脂質量は抑えて糖質を普通に摂取するから。
筋力も維持されやすい事は証明されています。
昨日の記事でも紹介した通り、糖質は筋肉内に水分を貯蔵する役割を持っているため筋肉の張りがもたらされます。
デメリットといえばこれだけ。
炭水化物ダイエットより体重の落ちるペースはゆっくり
炭水化物ダイエットの方がペースが早い理由は冒頭で記載した通り、炭水化物ダイエットは糖質と共に水分も減っていくから。
一方、低脂質ダイエットは身体の水分は保たれたまま体脂肪を削っていくのでゆっくりのペースになります。
水分は身体に一定保っていないといけないものなので、炭水化物ダイエットより健康的に痩せていけるのはこの理由です。
例え余分な水分があったとしたら尿で排出されるので心配はありません。
そしてもうひとつ、
リバウンドを予防できるため。
リバウンドや停滞する事を考慮するとペースが速いダイエットより、ゆっくり1ヶ月に1kg程度のダイエットが好ましい事は研究でも明らかになっています。
炭水化物ダイエットor脂質ダイエット➀

糖質の少ない食事をする低糖質ダイエット。
炭水化物の摂取を極力なくし脂質中心の食事にするケトジェニックダイエット。
ふたつとも炭水化物を抑えるダイエットの代表格ダイエット法です。
脂肪分の少ない食事を中心に摂取し糖質をしっかり摂取してダイエットする脂質ダイエット。
どの減量方法でも痩せていくでしょう。
各方法のメリットとデメリットを紹介。
低糖質ダイエットやケトジェニックダイエットの炭水化物ダイエットのメリットは
体重が変化しやすい
同じ期間で比較すると低脂質ダイエットよりも体重減少は大きく表れます。
とにかく早く体重を落としたい!
という人には有効なダイエットとなります。
しかしこの低糖質ダイエットやケトジェニックダイエットをする炭水化物ダイエッターには致命的なデメリットがあります。
炭水化物ダイエットでは筋肉の張りが著しく失われやすい事。
なぜか?と言うと。
糖質(炭水化物)はグリコーゲンという形で筋肉や肝臓に貯蔵されています。
このグリコーゲンは1gあたり3g程度の水分を貯蔵する役目があります。
グリコーゲンは筋肉内に水分を蓄え、筋肉に張りをもたらせます。
筋肉内にはたくさんのグリコーゲンが水分と結合して貯蔵されています。そのため肌は張りをもたらせてくれます。
しかし炭水化物ダイエットなどで糖質の摂取量を制限してしまうと筋肉からグリコーゲンと水分が急速に抜けていきます。
その結果、筋肉がしぼんでいってしまいます。
筋肉の70%は水分なので、
糖質を抑える=水分がなくなる=筋肉がしぼむ
低糖質ダイエットは筋肉がしぼみやすいというデメリット。それによって筋力が落ちやすいというデメリットがあります。
糖質を抑えるため、水分が抜けやすく体重が早く落ちやすいダイエットではありますが、筋力が失われやすく筋肉の張りが失われる。
これが炭水化物ダイエットです。
理想の身体や、ある程度の筋肉量がほしい人は炭水化物ダイエットは向いていないといえるでしょう。
明日は低脂質ダイエットの話をしていきます。
便が水に浮いたら、監督は先発投手を早めに交代させる準備をする

便の太さや大きさが変わる事は誰でも気づきやすいですが、重さで体調が判断できます。
ある野球監督は
「先発投手が水に浮くような便をした場合、リリーフ投手(他の投手の交換)を早めに用意する」
便が軽いということは消化・吸収が悪いということを意味します。
ということは野球選手やスポーツ選手はスタミナが無いと判断し、監督は交代を準備。
➀下痢で水分が多くなった場合
②発酵や腐敗が起こってガスが発生した場合
③便の中に脂肪分が多く含まれている場合
どれも消化不良の結果起きる症状になります。
便は水分の含有量によって変わります。そしてその水分量は、胃腸の健康状態、働き具合によって左右されます。
食事の量や質によって、便の量や固さが変わり、形も変化し重さも変わります。