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歯と健康の関係②

昨日は歯と健康の関係が相関していると記事にしました。
その中で肺炎との関係も深いと伝えました。
歯周病は肺炎の他にも
肥満との関係もあります。
肥満、そして糖尿病。
糖尿病の合併症は、血管に障害をもたらすとともに糖分や代謝異常物質が毛細血管の中を流れ、腎臓、網膜、末梢神経にも影響を与えます。
腎臓病、網膜症のある人の残存歯数は、明らかに少ない事が認められました。
食べ過ぎるためにいつも歯の周りが汚れている可能性が高い事、肥満によって血糖の調整が悪くなり糖尿病予備軍の可能性が高いため、歯周病が育ちやすくなることが考えられます。
これが肥満と歯周病の関係になっているようです。
歯と健康の関係➀

高齢になって歯が多く残っている人は、認知症発症や転倒する危険性が低い事が分かっています。
これは歯の健康が身体の健康と大きく関係しているという事のようです。
年齢を重ねると歯が失われていきます。
40代、50代と歯が抜け初め、60代ではおおよそ3本、70代ではおおよそ5.5本抜けると言われています。
もちろん歯を失う原因は虫歯です。
虫歯の治療回数が増えるたびに歯は削れ小さくなっていきます。
口の中は常に500種類以上の細菌が唾液1mlあるいは歯垢1mg当たり1億から10億も存在。
歯垢を綺麗にしていないと歯周病の原因となります。
65歳以上の高齢者死因トップクラスの肺炎、実はこの肺炎の原因となる細菌が口の中に多く存在しています。
その細菌が唾液や食べ物と一緒に肺に入ってしまい発症する誤嚥性肺炎です。
歯周病減菌は歯周病や肺炎を起こすばかりでなく、心血管系疾患にも関わってきます。歯の持つ内毒素が、血管を刺激し続けることによって動脈硬化や冠動脈心疾患などを引き起こす可能性があります。
ケガは仕方ないとして歯周病、虫歯、噛み合わせなどは予防できます。
3ヶ月に1度、半年に1度などの定期的で歯を診てもらうことをおススメ致します。
世界の肥満人口が10億人突破

学術誌ランセットに掲載された最新の研究で明らかになった、
『世界の肥満人口が10億人を超えた』
2022年のデータを基にしています。
世界には肥満とされる成人が8億8000万人、子どもは1億5900万人。
肥満は2型糖尿病や心臓疾患、一部のがんといった深刻な病気を引き起こすリスクを高めます。
場合によっては不健康な食品を宣伝する、積極的なマーケティングキャンペーンが行われている事もあります。
1990~2022年を対象とした今回の研究では、子供や思春期の若者の肥満率は4倍に増加。
成人では女性が2倍に、男性が3倍近くに増えたと言います。
逆に低体重が顕著だった国に日本人の女性が各当。
その理由に「体重の自己認識が実際の体重よりも多く、それが【望ましい】体重より多い」と考えるケースの影響ではないかと論文は指摘。
国際的な諸問題によって、肥満と低体重の両方による栄養不良が深刻化する危険性を危惧している。
気候変動や新型ウイルスのパンデミックによる影響、戦争などは貧困の拡大と栄養価の高い食品の値上がりに繋がり、肥満率と低体重率を悪化させる危険をはらんでいる。
ある国では家庭の食糧が不足し、別の国では健康的ではない食品にシフトするという連鎖反応が起きています。
寝たきりでいると一日あたり150mlのカルシウムが失われます/ウォーキング・ジョギング例

1980年にNASAが25歳から55歳までの健常者2500人をベッドの上で絶対安静にする実験を行いました。
ベッドにずっと寝ていると一日あたり150㎎のカルシウムが失われます。牛乳瓶3分の2程度のカルシウム。
これは体全体のカルシウム0.5%に相当します。
20日間寝たきりで過ごせば体全体の約10%のカルシウムが溶けてしまう計算になります。
以前の記事でもタバコを1本吸うごとに寿命が11分縮む、1時間ずっと座り続けているだけでも22分寿命が縮むという
オーストラリア国民健康調査のデータもあるとお伝えしました。
そしてウォーキングやジョギングがもたらす体の健康。
これを踏まえてウォーキングやジョギングのフォームを続けて記事にしていきます。
そして、ここからはウォーキング、ジョギングと多少フォームが異なっていきます。
ウォーキング例:
ジョギング例:
徐脂肪体重1kg増えると基礎代謝はどれくらい増えるか?

徐脂肪体重とはおおまかに「筋肉」の事です。
筋肉1kg当たりの基礎代謝は13Kcal。
筋力トレーニングを行って徐脂肪体重が増えれば基礎代謝量はどれくらい増えるでしょう。
筋肉などの骨格筋が徐脂肪体重に占める割合は一般人で約50%程度とされています。
しかし筋肉1Kg当たりのエネルギー代謝量は1日約13Kcal。
このデータを見ると「一日13Kcalしか?」と考えてしまう方もいらっしゃると思います。
筋力トレーニングには自律神経(交感神経)や内分泌(ホルモン)系の働きを促す効果も有りエネルギー代謝を促進します。
13Kcal以上の働きをしてくれると言っても大袈裟ではありません。
筋生理学でも有名な東京大学石井直方氏の著書の中で紹介されていますが、19歳~22歳の男性の筋力トレーニングで徐脂肪体重量が2kgアップし、
基礎代謝量が100Kcalアップしたとの報告もあります。
すなわちこれは徐脂肪体重1kg増加に伴い基礎代謝量が50Kcalもアップした計算になります。
この1日の基礎代謝が一ヶ月ともなればおおよそ1500Kcalの代謝になります。
筋肉が増えなかった過去と筋肉が1500kcalも増えた現在を考えると、一ヶ月同じ生活をしていくだけで200gの体重が減っていきます。
運動の大事なところは「筋肉」にポイントを当てる事。ここです。
筋肉を増やす事はなにもマッチョマンだけがする事ではありません。
ボディメイクする人だけがするものでもありません。
代謝というのも含めエネルギーをより作れるモノという認識でいてくれると助かります。