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日本では美徳、海外では病気③-眠る子供は縦に育つ、寝ない大人は横に育つ-
「寝る子は育つ」
根拠は、睡眠を取ると成長ホルモンの分泌が豊富になり、子供は身体を大きくしたり、大人にとっては筋肉や皮膚に良い影響を与え、老化の予防を促したりするポジティブな需要があります。
ノンレム睡眠の一番深い深睡眠中(夜の前半)に最も分泌されます。
寝不足になると大人は肥満になります。
文字通り「寝ない大人は横に育つ」
小学生全体の推奨睡眠時間は10時間、高校生は8時間半です。
日本の学校の第一限目の時間帯や習い事の問題もあるので、日本の小学生高学年以降からはおおよそ睡眠不足になっているでしょう。
海外の学校では第一限目を遅くしているところもあるのですが、これを今の日本で行うと保護者との影響が大きく関わってくるのは間違いありません。
一般的にこれだけ10時間や8時間半の睡眠を取っている人は少数でしょう。
普通の日本人の大人の生活リズムを子供に押し付けてはいけません。
ですが、なかなか難しい人が多いのが現実。
子供と大人の生活リズム睡眠リズムを切り離す工夫が必要になります。
昼寝が必要なのは3~4歳まで。5歳以降は生物学的に昼寝は不必要です。
日本の論文の中に、5歳~18歳(小児)の脳のMRI画像を取り、海馬と呼ばれる短期記憶を司る箇所のボリューム(大きさ)を測ると、睡眠時間ととても相関が強く、良く寝てる方の子は海馬が大きく、睡眠時間が足りない子は海馬が小さい事が判明しました。※アルツハイマー病で最初に障害されるのは海馬
眠る子供は縦に育つ、寝ない大人は横に育つ
※アメリカ合衆国の医学博士で現筑波大学の国際統合睡眠医科学研究所の柳沢正史先生の言葉を抜粋。
日本では美徳、海外では病気②ー無呼吸症候群を防ぐにはー
自分のイビキで起きてしまっている方もいらっしゃっていませんか?
以前は肥満の人の病気だと考えられてきた
睡眠時無呼吸症候群
男性に多く、閉経後の女性にも多い無呼吸症候群。
脂肪が多いと舌の奥に脂肪が多く付き、その分、気道が狭くなり、仰向けになった時に舌根が落ちてしまって無呼吸症候群になってしまいます。
いびき対策としては無呼吸症候群になる時は仰向けで寝ている時。
横向きの側臥位であれば、無呼吸症候群にはなりません。
よって、抱き枕などの手段を使うのが良いと思われます。
抱き枕を使うと、体重が分散されるため長く横向きの状態を保持できます。
横向きに寝るだけだと、肩や腰に圧力がかかり無意識に仰向けになるパターンが多く、結局無呼吸症候群に落ちていく事になってしまいます。
これは肥満者のみに限らず、骨格によって(弥生顔、縄文顔など)無呼吸になりやすい、なりにくいの違いがあると言われています。
同じ骨格であれば痩せている程、無呼吸症候群にはなりにくいと言われています。
無呼吸症候群の重症患者の場合、CPAPという風を送るマシンをで改善させる方法もあります。
劇的に改善する患者もいるとの事で、1時間2時間の睡眠不足を解消してくれるとの事。
※アメリカ合衆国の医学博士で現筑波大学の国際統合睡眠医科学研究所の柳沢正史先生の言葉を抜粋。
日本では美徳、海外では病気①ーノンレム睡眠とレム睡眠の勘違い
徹夜は美学とされてしまうのが日本。
睡眠不足が病気だという事を自覚していない人が多いのも日本。
世界で最も睡眠不足な都市は東京です。※平均睡眠時間はおおよそ5時間28分
会社の会議でも電車でも学校でも、寝てしまう人はいるのが日本。
日本人が見ると日常的な光景でも海外の人が見ると珍事件とされています。
病気だと思われている事。
実際、馬鹿にならない現実はGDPで経済負債が招く経済損失が3%。
逆の言い方をすれば、国民がしっかり睡眠をとる事ができれば3%の経済成長が約束されているという事。
睡眠と言うのは、ノンレム睡眠とレム睡眠を約1時間30分のサイクルを繰り返しています。※ノンレムが先にきます。
夜の前半は、深い睡眠のノンレム睡眠。
夜の後半はレム睡眠。
ここで間違えている情報で、レム睡眠は浅い睡眠と表記されたり発信されたりしているものがあります。
レム睡眠は外界刺激に対して脳が隔離されている状態なのでそれなりに深い睡眠という事。
要はレム睡眠は浅い睡眠という訳ではないという事。
ここで衝撃的なデータを添付します。
レム睡眠の比率が5%減るごとに総死亡率が13%増える
というデータが出てしまっているという事。
レム睡眠が少ない人は10年後には3分の2ほどになってしまうという事。
夜の前半の睡眠も大事ですが、レム睡眠も大事という事。
巷にあふれる情報で「最初の1サイクル2サイクルがきちんと寝れば大丈夫」というコトはない事。
結局は睡眠すべてが大事で深いノンレム睡眠やレム睡眠、どちらも大事です。
※アメリカ合衆国の医学博士で現筑波大学の国際統合睡眠医科学研究所の柳沢正史先生の言葉を抜粋。
冬はカロリー消費が大きくなるが、夏はカロリー消費少ないのか?
先日の健康運動講演でも発信しました。
冬より夏の方がカロリーを消費する
身体の外の外気温に温度を合わせるためにエネルギーを使い熱を作ります。
このエネルギーがカロリーであるため、自分自身の体と外との温度差があればあるほどカロリーを消費します。
人の体温はおおよそ35℃~37℃の間。
暖かい時期であれば20℃~30℃後半の外気温になります。しかし寒い時は、10℃以下0℃近くまで、もっと下がるところもあるでしょう。
その分、体は防衛本能のために熱を作り体を安定させます。
適応させようとするのです。
そのため温度差がある寒い時期などの方が、より体は熱を作るためにカロリーを消費します。
では体は温度が上がるとどうなるでしょう?
寒い場所にいる場合は身体はふるえたりなどして熱をつくろうとします。
しかし暑い場所にいると、身体は熱をカロリーで適応させる仕組みはない訳で、汗を出して体温を下げようとします。
おおよそ体温1度下げるためには100mgの汗を出して調節すると言われています。
ではそこでエネルギーが使われないか?というと全くそうではありません。
外気温と体温を調節するためにカロリーを消費はしますが、
暑い時に汗を出すと、カロリーは消費は高くなる場合もあるそうです。
それは基礎代謝次第ともいわれています。
なので普段から基礎代謝、そして水分をよく摂取しておくことが必要というコト。
そういう意味でも水分の摂取はこまめに摂るようにしましょう。