②毎日更新の情報
ビタミンDの効果表を作りました
治療レベルではなく、予防レベルでは1日では2000IU~5000IU、ここを目指しましょう。
ビタミンDを摂取すると効果がある・改善される作用を表にしました。
徐脂肪体重1kg増えると基礎代謝はどれくらい増えるか?
徐脂肪体重とはおおまかに「筋肉」の事です。
筋肉1kg当たりの基礎代謝は13Kcal。
筋力トレーニングを行って徐脂肪体重が増えれば基礎代謝量はどれくらい増えるでしょう。
筋肉などの骨格筋が徐脂肪体重に占める割合は一般人で約50%程度とされています。
しかし筋肉1Kg当たりのエネルギー代謝量は1日約13Kcal。
このデータを見ると「一日13Kcalしか?」と考えてしまう方もいらっしゃると思います。
筋力トレーニングには自律神経(交感神経)や内分泌(ホルモン)系の働きを促す効果も有りエネルギー代謝を促進します。
13Kcal以上の働きをしてくれると言っても大袈裟ではありません。
筋生理学でも有名な東京大学石井直方氏の著書の中で紹介されていますが、19歳~22歳の男性の筋力トレーニングで徐脂肪体重量が2kgアップし、
基礎代謝量が100Kcalアップしたとの報告もあります。
すなわちこれは徐脂肪体重1kg増加に伴い基礎代謝量が50Kcalもアップした計算になります。
この1日の基礎代謝が一ヶ月ともなればおおよそ1500Kcalの代謝になります。
筋肉が増えなかった過去と筋肉が1500kcalも増えた現在を考えると、一ヶ月同じ生活をしていくだけで200gの体重が減っていきます。
運動の大事なところは「筋肉」にポイントを当てる事。ここです。
筋肉を増やす事はなにもマッチョマンだけがする事ではありません。
ボディメイクする人だけがするものでもありません。
代謝というのも含めエネルギーをより作れるモノという認識でいてくれると助かります。
頭に入れておきましょう③ー②コレステロールの流れ
③-➀からの続き
リンパ管も疎水性の脂質(トリグリセリドやコレステロールなど)は流れにくいですが、囲って閉じこめながらリンパ管を流していきます。
その後、肝臓に到着。
その後、血管を通り遊離脂肪酸として細胞や筋細胞、脂肪細胞に送られます。
脂肪細胞に送られた遊離脂肪酸は中性脂肪として貯蔵されます。
中性脂肪が貯蔵され残ったのはLDLコレステロールになります。
悪玉コレステロールの事ですね。
このコレステロールが過剰にある時は動脈硬化を促進するといわれています。
でまわりにまわってLDLは肝臓へ戻ってきます。
肝臓ではHDLも作られています。
善玉コレステロールです。
善玉コレステロールは肝臓から全身の余計なコレステロールを回収してくれます。
肝臓へ帰ってくるときに回収したコレステロールをまとった善玉コレステロールは成熟HDLとして肝臓へ取り込まれます。
善玉コレステロールはコレステロールを回収するので善玉と呼ばれています。
脂肪酸はエネルギー源として体に必要ですがコレステロールも体にとっては必要です。
コレステロールは細胞膜を構成する成分もあります。
ステロイドホルモンの原料となります。
先ほど記述したHDL善玉コレステロールで回収されたコレステロールは胆汁酸の原料にも利用されます。
コレステロールで作られた胆汁酸が小腸で脂肪を乳化する(疎水性の脂質を吸収させやすくする話)。
体はとてもうまくできていて色んなものを再利用しようとします。
これはダイエットにも通じるところがあります(再利用のところではない)。
最後の脂質に関しては長い話になってしまったので2回に分けました事、申し訳ございません。
頭に入れておきましょう【途中のおまけ】
全3話の「頭に入れておきましょう」シリーズにしようと思っていますが、ここでおまけの話。
アミノ酸の話です。
20種類のアミノ酸のうち、身体で合成できるものを【非必須アミノ酸】と言います。
逆に体で合成できないものを【必須アミノ酸】と言います。
その中でBCAAとも呼ばれる必須アミノ酸が3種類
「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」
聞いた方もいらっしゃるかと思います。
よくサプリメントパッケージにも大きく掲載されているかと思いますが、この必須アミノ酸が3つあっても他の種類がなければ合成反応は促進できても、筋肉の構築には非効率的となります。
要するに「BCAA」や「必須アミノ酸」と書かれていても、食事ができていないと意味がありません。
そして食事ができていればこれらのサプリメントは意味がありません。
あまり必須アミノ酸BCAAなどにとらわれず、サプリメントにとらわれず、普通に『食事』を心がけて下さい。