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2025-05-02 08:48:00

刑務所に入ると糖尿病が良くなるワケ②

刑務所に入ると糖尿病が良くなるワケ②

刑務所に入ると糖尿病が改善するそんな話を聞いたことはありませんか?


実は、これには科学的な裏付けがあります。鍵となるのは、「水溶性食物繊維」と「生活習慣の安定」です。

 


◆ 刑務所での食生活の特徴

 

刑務所では、主食に「麦飯」が採用されていることが多く、これに含まれる水溶性食物繊維の摂取量が非常に多いのです。

 

  • 不溶性食物繊維:一般人と受刑者で大差なし

  • 水溶性食物繊維:一般人の約5倍

 

この水溶性食物繊維は、腸内環境を整えるだけでなく、血糖値の上昇を緩やかにし、インスリン抵抗性を改善する効果があることが複数の研究で報告されています。

◆ 医師も驚く“改善例”

 

ある受刑者の例では、入所時95.7kgあった体重が、1年9ヶ月(21ヶ月)で66kgまで自然に減少。

 

月平均約1.4kgのペースで、医師が驚くほどの「理想的な減量」が実現されたのです。

 

注目すべきは、特別なダイエットや食事制限は行われていない点。


むしろ、カロリーは1日2,500kcal前後と、一般成人男性の標準摂取量に近い数字です。

 


◆ 規則正しい生活こそが最大の薬

 

このような体重と血糖の改善の背景には、以下の「当たり前」があります。

 

  • 安定した睡眠時間

  • 減らさないバランスの良い食事

  • 適度な運動(作業や体操)

  • 毎日の決まった生活リズム

 

医師の間では、刑務所での改善を見越して、糖尿病薬をあえて投与しないケースもあるほどです。


◆ ハニーラルヴァのアプローチ

 

私たちハニーラルヴァのオンラインダイエットでは、この「生活習慣の質(QOL)を高める」という本質に着目し、次の3つを徹底してサポートしています。

  1. 減らさない食事(必要な栄養はしっかり摂る)

  2. 安定した睡眠と生活リズムの確保

  3. 無理のない運動習慣の構築

 

ただ体重を落とすだけのダイエットではなく、「身体を整える=健康を取り戻す」ことを目的としたサポートです。


◆ 関連論文

  • Chandalia M. et al., "Beneficial Effects of High Dietary Fiber Intake in Patients with Type 2 Diabetes Mellitus", New England Journal of Medicine, 2000.
     → 水溶性食物繊維がインスリン感受性を改善したという代表的研究。

  • Makki K. et al., "The impact of dietary fiber on gut microbiota in host health and disease", Cell Host & Microbe, 2018.
     → 腸内細菌と血糖コントロールの関係を明らかに。


◆ 最後に

 

少し悔しいかもしれませんが、「健康」という面では、現代人よりも刑務所の受刑者の方が生活習慣が整っているのが現実です。

 

 

だからこそ、私たちはジムやオンラインを通じて、日常の中で“健康のコントロール”を持つことの重要性を伝えていきたいと思っています。

2025-05-01 06:55:00

刑務所に入ると糖尿病が良くなるワケ➀

刑務所に入ると糖尿病が良くなるワケ➀

【なぜ刑務所で糖尿病が改善されるのか?】

 

~麦飯と規則正しい生活が生む“生活習慣病”の逆転劇~

 

「刑務所に入ると血糖値が改善し、糖尿病が良くなる」という話があります。

 

驚かれるかもしれませんが、これは実際に多くの医療関係者や矯正施設内のデータからも報告されている事実です。

 

一見すると「カロリー制限され、強制労働をさせられるから当然だろう」と思われがちですが、それは誤解です。


たとえば東北最大級の福島刑務所では、

  • 6:40起床 / 7:10朝食 / 7:50作業開始

  • 12:00昼食 / 12:30~16:30作業 / 17:00夕食・余暇

  • 21:00就寝

 

という規則正しい生活を送りながら、1日8時間以内の労働(週40時間以内)に従事しています。


食事も決して“粗末”ではなく、麦飯を中心とした主食に副菜・汁物がついたバランスの良い献立

 

平均摂取カロリーは2200~2600kcal程度で、日本人の平均と変わらないか、むしろ多いほどです。

▷ 麦飯が血糖値改善のカギ

 

ここで注目すべきは「麦飯(バクシャリ)」の存在。


麦飯とは、白米に押し麦や胚芽押麦を混ぜたもので、食物繊維が豊富かつ低GI(血糖上昇が緩やか)という特徴を持ちます。

 

実際に、大麦の摂取が血糖値やインスリン感受性の改善に有効であることは複数の研究で報告されています。

 

◉ 参考論文:
Tosh SM. (2013). “Review of human studies investigating the post-prandial blood-glucose lowering ability of oat and barley food products.” European Journal of Clinical Nutrition, 67(4), 310–317.

 

この論文では、大麦に含まれるβ-グルカンが、食後血糖上昇を有意に抑制することが示されています。

 

さらに、刑務所内では「毎日同じメニューが出ないように1ヶ月献立が被らない」ほど管理が徹底されています。これは家庭では難しいレベルの食事管理です。

 

▷ 規則正しい生活×低GI食×適度な身体活動=自然な改善

 

実際、刑務所に入ってから

 

  • インスリン投与が不要になった

  • 内服薬を減らせた

  • HbA1c(平均血糖値)が正常域に戻った

 

というケースも多く報告されています。

 

これは、「運動を強制されたから」だけでなく、生活リズムの整備・麦飯のような血糖調整作用のある食品の継続摂取が、大きな要因となっているのです。


◆ ジムでの取り組みとして

 

当ジムではこの事例に注目し、「薬に頼らず、食習慣と運動習慣で血糖を改善する方法」を皆さまに伝えています。

 

特に、麦飯を取り入れた食事指導は、私のオンラインダイエットメンバーにも推奨しており、現場での変化も実感されています。

  

「我慢ではなく、整える」


これは刑務所の例から私たちが学べる、生活習慣改善のヒントかもしれません。

2025-04-28 12:36:00

空腹で運動すると筋力が落ちる?ことなんてありません。

空腹で運動すると筋力が落ちる?ことなんてありません。

【空腹で筋トレすると筋肉が減る?】それ、誤解です。

 

「空腹で筋トレをすると筋肉が分解されてしまう」


そんな話を聞いたことはありませんか?

 

しかし、これは科学的に正確ではありません

 

■ 空腹=体内に栄養がない、は誤り

 

私たちの体は、血中・筋肉内に**グリコーゲン(糖質の貯蔵形態)**を蓄えており、エネルギー源として優先的に使います。その後、脂肪が使われ、**最後の手段としてタンパク質(筋肉)**が分解されます。

 

つまり、筋肉が分解されてしまうのは「数日間何も食べていない」「極端に体脂肪が少ない」ような極限状態だけです。

 

■ むしろ、筋肉は守られる仕組みがある

 

筋肉を構成するタンパク質には**「窒素(N)」**が含まれており、この窒素は体内の同化作用(筋肉を作る働き)に影響します。


空腹時でも、体は筋肉を維持しようとするホルモンや代謝機構を活性化させるため、むやみに筋肉を分解するようには設計されていません。

 

参考文献

  • Wolfe RR. "Regulation of muscle protein by amino acids." J Nutr. 2002

  • Cahill GF. "Fuel metabolism in starvation." Annu Rev Nutr. 2006

■ IF(断続的断食)は筋肉を減らさず脂肪を落とす?

 

2020年、アメリカで流行したインターミッテント・ファスティング(IF)。これは食事の時間を制限するダイエット法ですが、筋肉量を維持しながら体脂肪を効果的に減少できると報告されています。

 

参考文献

  • Moro T. et al. "Effects of eight weeks of time-restricted feeding (16/8) on body composition and performance..." J Transl Med. 2016

■ サプリは不要?「空腹=筋分解」を煽る業界トリック

 

空腹でのトレーニングを危険視し、BCAAやプロテインなどのサプリを過剰に勧めるケースもありますが、筋肉の損失を防ぐ目的であれば必ずしも必要ではありません。正しい知識があれば、不安に煽られることも減ります。


🔍 まとめ

  • 空腹時にすぐ筋肉が減ることはない

  • 身体は筋肉を「維持」しようとする仕組みがある

  • IFのような空腹を取り入れた方法でも筋肉は維持可能

  • 不安を煽る商業的な情報には注意

2025-04-27 11:46:00

身体に入る呼吸の量はどれくらい?それが分かれば呼吸を意識できる

身体に入る呼吸の量はどれくらい?それが分かれば呼吸を意識できる

【呼吸の質を高める】

 

─ なぜ「長くゆっくり」が身体に良いのか? ─

 

「吸って、吐く」


ただそれだけの呼吸にも、実は“効率の良い方法”があります。

 

ハニーラルヴァの朝活フィットネスや一般会員様向けの呼吸法トレーニングでもお伝えしているのは、


『長く吸って、長く吐く。吸うことも吐くことも、ゆっくりと』という呼吸の基本です。

 

なぜこの「長く・ゆっくり」が、健康に良いのでしょうか?

 


◆ 呼吸1回で肺に届く空気は、実は350mlほど

 

人は1回の呼吸で約500mlの空気を吸い込みます。


しかし実際に肺の中の「肺胞(はいほう)」に届いて酸素交換ができるのは、約350mlだけです。

 

残りの150mlは、口や気管・気管支など肺胞までの“通り道”に留まり、酸素交換に関与できません。これを**「死腔(デッドスペース)」**と呼びます。

 

この150mlという空気量は、どれだけ深く吸ってもほとんど変わりません。

 


◆ 呼吸が速いと“届かない酸素”が増えてしまう

 

例えば、10秒間でゆっくり1回呼吸をした場合:

 

  • 吸気量:500ml

  • 死腔:150ml

  • 肺胞に届く酸素:350ml

しかし、10秒間で2回の浅く速い呼吸をするとどうなるでしょう?

  • 吸気量:1回あたり250ml × 2回 = 500ml(合計同じ)

  • 死腔:150ml × 2回 = 300ml

  • 肺胞に届く酸素:たった200ml(500ml - 300ml)

つまり、呼吸回数が増えるほど、無駄になる酸素が増えるということです。

 


◆ ゆっくり呼吸は、自律神経にも効果がある

 

早く浅い呼吸は交感神経(緊張・興奮モード)を活性化させ、ストレスを強め、身体に疲労を蓄積させてしまいます。


逆に、ゆっくり深い呼吸は副交感神経(リラックスモード)を優位にし、自律神経を整え、ストレス耐性や睡眠の質にも良い影響を与えることが知られています。

 


◆ 学術的な裏付け

 

  • 『呼吸の死腔とガス交換効率』
     出典:West, J. B. (2012). Respiratory Physiology: The Essentials
     → 呼吸のデッドスペースは成人で約150mlとされており、早い呼吸では酸素効率が著しく低下すると解説されています。

  • 『ゆっくりした呼吸と副交感神経の関係』
     出典:Zaccaro et al. (2018). Slow breathing and cardiovascular variability: a systematized review. Frontiers in Human Neuroscience
     → ゆっくりとした呼吸が副交感神経を優位にし、ストレスや不安の軽減に効果があることが報告されています。


◆ 日常から、呼吸を変えていこう

 

呼吸は、誰もがいつでも行っている生命活動です。


だからこそ、「ゆっくりと、長く吸って吐く」というちょっとした意識が,健康維持・疲労回復・ストレス軽減など、多くのメリットにつながります。

 

ハニーラルヴァでは、こうした科学的に裏付けられた呼吸法を通して、皆様のクオリティ・オブ・ライフの向上をサポートしています。

 


🧠 小さな意識が、大きな変化を生む。

 

 

さあ、今日も深く、ゆっくりと呼吸してみましょう。

2025-04-24 08:30:00

発汗量に気を付けて頂きたいので表にしました

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【脱水とパフォーマンス低下】汗と水分補給の正しい知識

 

夏になると、トレーニング中や日常生活でも汗をかく量が増えてきます。


汗をかく=水分を失う、ということは体調やパフォーマンスに大きな影響を与える可能性があるのです。

 


■マラソン選手における「体重の3%」の水分損失とは?

 

イギリス・ラフバラ大学の研究(Gisolfi & Coyle, 1993)では、マラソンランナーのパフォーマンスに影響を与える水分損失の指標は「体重の3%以上」であるとされています。


体重60kgの人なら、およそ
1.8L以上の水分を失うとパフォーマンスが著しく低下
するというわけです。

 


■発汗による体温調整と必要な水分量

 

人間の体は、汗をかくことで体温を下げようとします。


体温を1℃下げるのに必要な水分は約100mLとされており、これは運動中の大量発汗では容易に超える量です。

 

しかし水分補給もやりすぎは禁物。


1時間に1リットル以上の水分を摂り続けると、血中ナトリウム濃度が異常に下がる「低ナトリウム血症(水中毒)」という危険な状態になることもあります。

 


■【表】発汗量と脱水レベルの目安

シーン例 発汗量(目安) 体重60kgの人が失う水分 脱水レベルの影響
安静時(日常生活) 0.5〜1L/日 0.8〜1.2% 軽微な影響
軽い運動(散歩など) 約1L/時間 約1.6% やや疲れやすくなる
中〜強度運動 1.5〜2L/時間 2.4〜3.2% 注意力・パフォーマンス低下
高温下での運動 2〜3L/時間 3.2〜4.8% めまい・脱水症状リスク高

■脱水を防ぐためのポイント

  • こまめな水分摂取を習慣に(1回に200〜300mLを目安に)

  • 運動前・運動中・運動後で適切な補給を分けて考える

  • ナトリウム(塩分)を含むドリンクも活用
     → 特に大量に汗をかく環境では経口補水液(OS-1など)が有効です。


🧠関連文献とエビデンス

  • Shirreffs & Maughan, 1998 – 運動時の水分補給とパフォーマンスに関するレビュー
    (出典: Journal of Sports Sciences

  • Gisolfi & Coyle, 1993 – 熱ストレス下での水分損失と持久力
    (出典: Exercise and Sport Sciences Reviews


🏁まとめ

水分は体温調整、血流維持、脳の働きにも直結しています。


ただ飲むのではなく、「タイミング」と「量」を見極めて、水分補給を戦略的に行うことが大切です。

 

 

ハニーラルヴァでは、運動指導だけでなく科学的根拠に基づく身体管理法も指導しています。


安全で効果的なトレーニングのために、ぜひ水分補給の知識も一緒に学んでいきましょう!

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