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徐脂肪体重1kg増えると基礎代謝はどれくらい増えるか?

徐脂肪体重とはおおまかに「筋肉」の事です。
筋肉1kg当たりの基礎代謝は13Kcal。
筋力トレーニングを行って徐脂肪体重が増えれば基礎代謝量はどれくらい増えるでしょう。
筋肉などの骨格筋が徐脂肪体重に占める割合は一般人で約50%程度とされています。
しかし筋肉1Kg当たりのエネルギー代謝量は1日約13Kcal。
このデータを見ると「一日13Kcalしか?」と考えてしまう方もいらっしゃると思います。
筋力トレーニングには自律神経(交感神経)や内分泌(ホルモン)系の働きを促す効果も有りエネルギー代謝を促進します。
13Kcal以上の働きをしてくれると言っても大袈裟ではありません。
筋生理学でも有名な東京大学石井直方氏の著書の中で紹介されていますが、19歳~22歳の男性の筋力トレーニングで徐脂肪体重量が2kgアップし、
基礎代謝量が100Kcalアップしたとの報告もあります。
すなわちこれは徐脂肪体重1kg増加に伴い基礎代謝量が50Kcalもアップした計算になります。
この1日の基礎代謝が一ヶ月ともなればおおよそ1500Kcalの代謝になります。
筋肉が増えなかった過去と筋肉が1500kcalも増えた現在を考えると、一ヶ月同じ生活をしていくだけで200gの体重が減っていきます。
運動の大事なところは「筋肉」にポイントを当てる事。ここです。
筋肉を増やす事はなにもマッチョマンだけがする事ではありません。
ボディメイクする人だけがするものでもありません。
代謝というのも含めエネルギーをより作れるモノという認識でいてくれると助かります。
骨盤底筋が弱いと姿勢にも影響してきます

今までも様々な場所で骨盤底筋の大切さを伝えさせていただきました。
耳にしたことがある人もいるでしょう「骨盤底筋群」。
ポッコリお腹の原因にもなり姿勢が悪くなる原因にもなります。
図にしたので参考にしてみて下さい。
骨盤の位置を三角形に表しました。
腹圧の部分を青いダ円形に表しました。
※この骨盤底筋と姿勢の関係は堺市にあるYuRuMu整体院の塩田拓久さんの話を参考にしています。
骨盤底筋の前側が強くて後ろ側が弱い人は猫背の可能性があります。
骨盤底筋の前側が弱くて後ろ側が使える人は反り腰の傾向が強くなる可能性があります。
骨盤底筋の前側も後ろ側もうまく使えている人が真っすぐした良い姿勢がとれます。
長寿の基本

1970年代に「長寿の里」として知られた山梨県棡原(ゆずりは)
1970年代、山梨県棡原(ゆずりはら)という地域が「長寿の里」として注目を集めていました。
では、なぜこの地域が長寿で有名になったのでしょうか?その秘密は、「食事」と「運動」という健康の基本が自然と実践されていたからです。
自然と発酵食品にあった「食事」
棡原は山間部の展望地にあり、水が少ないため田んぼを作る事が難しく、米を十分に食べられない環境でした。
主な食材には次のようなものが
- 味噌や酒まんじゅう
- ごまや里芋
これらの食材には、ビフィズス菌や乳酸菌が多く含まれている発酵食品が含まれており、健康維持に大きく取り組んでいると考えられます
。
坂道を歩く習慣から生まれた「運動」
さらに棡原の人々は、日常的に坂道を歩く生活を送っていました。
この習慣が、足の土を踏まずの発達に繋がり、健康な体を支える基盤となっていたと報告されています。
意識するのではなく、普段の生活の中で自然と運動が取り入れられています。
現代の便利な生活の中で、棡原が「長寿の里」として知られていたことは忘れられつつあります。
私たちも日々の生活の中で、棡原の人々のように健康の基本を意識して取り入れてみませんか?